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六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

読書記録('18年2月) 

2018-02-28 21:55:00 | Book
'18.2月読書記録
初読(1)+再読(3):4冊

読書メーターより

2/20:【タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫)/飛鳥井 千砂】
大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー」で働く人たち、主人公が変わる連作短編。 夫婦、恋人、友人、同僚等、さまざまな関係性がリアルに感じる。
無神経だと思っていた人物が正義感強くて裏表がなかったり、嫌な言動をする人物もその人なりの理由があったり、人にはいろんな側面があると描かれているところが好き。
登場人物それぞれ肯定しにくい部分もあるけれど気持ちはわかるな、と感じ、みんなを応援したくなる。

2/12:【猫弁と魔女裁判 (講談社文庫)/大山 淳子】
(再読)「光二郎分解日記 西郷さんの犬」にまこと先生登場きっかけで読み返していた猫弁シリーズ完結編。
前4作まではドキドキ部分も少しあるけどほんわかゆったり読んでいたけど今作は緊張感がある。再読だから大丈夫とわかっていても、百瀬を心配する亜子や野呂や七重たちに感情移入してハラハラ。
裁判は成功、ラストは百瀬と亜子の幸せを確信できてシリーズ完結に納得するけど、猫弁事務所復活や延期された結婚式シーンも読みたくなる。
百瀬留守中の案件生まれ変わり猫ちゃんのことや、犬猫殺処分ゼロについても興味深かった。

2/9:【猫弁と少女探偵 (講談社文庫)/大山 淳子】
(再読)「光二郎分解日記 西郷さんの犬」にまこと先生登場きっかけで読み返している猫弁シリーズ4作目。
上安里先生も両作に登場だったと思い出す、正円のことは覚えていたけど名前忘れてた。(^^;
京子は1作目エレベーターの少女、他にも再登場人物が多く猫弁シリーズは繋がってる感が強くて好き。あの美里さんも今回大活躍。達筆の少年完太も救われて良かった。
透明人間さんの言葉「先生といる人が幸せになる」本当にその通りと思う。その百瀬が初めて自分の幸せのために行動したことも嬉しい。

2/6:【透明カメレオン (角川文庫)/道尾 秀介】
文庫化購入で再読。
初読時には、ストーリー途中で入る“「1UPライフ」より。”の内容がいいな、と思いながら楽しく読み進んでいたけど、再読だから、恵の問題解決後に明かされるifのみんなと恭太郎の本当の話がわかっていて切ない。
誰かが飼ってる透明カメレオンを信じることは自分も救われることになるのかもしれないけれど、哀しさも感じる。

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<義母介護メモ>
病院:2/7(K)、2/13(K:発熱、吐き気、下痢:インフルエンザB診断)
2/13~21(O入院)ショートスティ(2/21~23)、2/21(Y処方)
*4週1飲:リカルボン
ケアマネさん来訪:2/26
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読書記録('18年1月)

2018-02-02 00:07:00 | Book
'18.1月読書記録
初読(1)+再読(5):6冊

「光二郎分解日記」の続編「西郷さんの犬」にまこと先生が登場したから猫弁シリーズを読み返したくなり現時点で3作目まで再読。
1作毎の面白さに加えてシリーズでの繋がりもワクワク感大きくて大好き!
初読時には1作目だけTwitterメモで感想を記しただけ、読書メーター利用で感想を全作記す機会にもなった。

読書メーターより

1/31【猫弁と指輪物語 (講談社文庫)/大山 淳子】
(再読)「光二郎分解日記 西郷さんの犬」にまこと先生登場きっかけで読み返している猫弁シリーズ3作目。
今作は特にまこと先生の魅力満載。獣医師としてのカッコ良さ、再会シーンにおいおい泣く意外性。前作で亜子に言った「わたしはめんくいだ」に笑ったけど案外本心だったかな。
前回さりげなく予告された「密室猫妊娠事件」探偵への依頼のようなこの案件が見事解決。色々な手がかりがある中にんじんのヒントが特に好き。
野呂の過去、べべの誤飲、七重の余計なお世話、亜子の涙、ラスト女優のキス、指輪に関するさまざまなエピが沁みる。

1/24【猫弁と透明人間 (講談社文庫)/大山 淳子】
(再読)「光二郎分解日記 西郷さんの犬」にまこと先生登場きっかけで読み返している猫弁シリーズ2作目。
百瀬が弁護士になるまでや世田谷猫屋敷事件の詳細等過去のこともわかり興味深い。あーちゃんのぬいぐるみに涙。
百瀬と亜子はもちろん、野呂、七重、春美、梅園、レギュラー登場人物のキャラ立ちが進みますます好きになる。
今作のメイン透明人間に関する話もとてもいい、杉山含め周りの人たちみんなの着地にほっこり。”最初のひまわり”ラストの一文が素敵。

1/18【物語のおわり (朝日文庫)/湊 かなえ】
文庫化購入で再読。
未完小説が旅先で出会う人に次々とバトンのように手渡されていく、初めて会う人に小説を渡すことが不自然に感じないし、最後は未完小説の続きがわかる見事な構成。
小説の結末を考えることで自分自身と向き合う人たちみんなに好感持つ、それぞれが考える物語のおわりになるほどと思う。
小説要約が読む人毎に出てくるけど、その人らしい感じの文章になっていてさすが。 小説の主人公絵美とハムさんのおわり方がやっぱり一番素敵に感じた。
北海道の旅が効果的と思う。爽やかな読後感。

1/17【諦めない女/桂 望実】
6歳で行方不明になった娘が帰って来ると信じてずっと諦めない京子。冒頭は彼女が取材を受けるシーン、この時点での京子はどんな状況でいるのか?と気になっていたので、ラストでそれがわかったとき具体的に推測できたことではなかったけれど、やっぱり・・と思った。
関係者への取材で過去が明かされていく形へのなるほど感。沙恵登場は予想してたけど終盤だろうと思っていたのが第二章からの予想外の展開に驚きつつ、子供たちの健気さに胸を打たれた。
自己中心で諦めないのではなく人を思いやる気持ちを持つ“諦めない女”の希望が叶いますように。

1/12 【猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)/大山 淳子】
(再読)「光二郎分解日記 西郷さんの犬」にまこと先生が登場したから猫弁シリーズ読み返したくなった。
ハートフルで好き!バラバラのエピが繋がっていくワクワク感、ハッピーエンドが気持ちいい。
本筋事件の結末に満足感大きいし、百瀬の経歴として紹介されてるだけかと思っていた世田谷猫屋敷事件がとても大切なエピだったことに感動。
ラストも印象的、七重の過去、黄色いドアの意味に感涙。
シリーズ完結まで既読後の再読は、1作目でちょこっと登場の人物が続編で主要人物になったり等、色々な繋がりがわかってて感慨深い。

1/10【風が強く吹いている (新潮文庫)/三浦 しをん】
(再読)毎年箱根駅伝に合わせて読み返している、今年は遅れてしまったけど。
何回読んでも薄れることのない爽快感と感動。 素人が箱根駅伝を目指す、実際には無理かもしれないけど、ハイジの指導の確かさは説得力あると感じる。
アオタケ住人の個性が楽しくワクワク感や笑える部分も多いけど、やっぱりウルウル感強い。予選会で葉菜子が走る姿のうつくしさを知るシーンは自分もその場にいる感覚で胸を打たれ、箱根本番それぞれの心情に涙。 予選会と本番の結果アナウンスを読む快感が毎年恒例の楽しみ。
エピローグもとても素敵。


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<メモ>
病院:1/10(K)、1/24(Y)
*4週1飲:リカルボン
ケアマネさん来訪:1/15
Tさん:1/2、26
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