昨日の『TRON:レガシー』、3D版を観てきたのだけどエントリ中で言及一切無し。なぜかって、言及する必要を感じなかったから(爆)
その心は2点あって、
(1)3Dだからよかった、ぜひ3Dでなければ、ということがない
(2)3Dがいちいち言及する必要がないほどには普及してきた
ということが挙げられるかな。
ちなみに私が劇場で観た3D映画は以下の2つ。『アバター』なんかは10ヶ月ほど前のエントリだけど、3Dについては初々しい記述(^^;
ただ、これは(1)にも関係するけど3Dは大きなスクリーンでなければ真価を発揮できない。
『アバター』はIMAXシアターで鑑賞し、『TRON』は普通のスクリーンで、という違いは踏まえて下さい。
【過去のエントリ】
『アバター(IMAX-3D版)』
『TRON:レガシー』
(1)に関しては現時点までの流れで言うと、3Dならではの奥行き感とか、飛び出してくる迫力、というあたりが期待されていると思う。が、『TRON』では客席に向かって物が飛んできて思わず首をすくめるシーンが1箇所だけ(もちろんスクリーンの小ささは割り引く必要があると思うが)でした。首をすくめながら観なくちゃならないようなドンパチものを期待してはいないけど、このあたり、3D映像を制作するに当たって今はアイディアを試行錯誤で盛り込んでいる段階と言えるでしょう。
また『TRON』の映像美について言えば、3Dでなくても楽しめるレベルに充分達しているとも言えるかな。むしろ3Dで観るために若干視界が暗くなり、鼻の上や耳に違和感を感じつつ3Dメガネを乗せているマイナスの方が大きいかも。
(2)に関しては今後3D映画がどんどん増えてくると「3D効果のインフレーション」が起こると予想されます。つまり、3Dだから敢えて見に行くという訴求効果が薄れてしまう。あきちゃうよね。現状でもそういう感じは見えてきてます。来たれ、3DのNew Type! (^^;
で、話は3DTVへ飛ぶんだけど(^^; はっきり言って「3DだからこのTV買う!」というユーザはごく少数でしょう。多くの人は「大画面TVに買い替えたら、値段も大差ないのに3D機能が付いてきた!」という感じだと思うんだけど。
3Dの良質なコンテンツがもっと普及しないと3DTVを買う意味はほとんどない。ま、キラーコンテンツになる可能性のあるものとしてはゲームとエロかな(爆)
エロは置いといて(^^; ゲームは3Dフィールドの中を視点ぐりぐり変えながら移動できるやつ。あんなのがきちんと遠近感もって表示されるならやる価値は充分ありかなと思う。
ということで、しばらくは生温かく見守っていきたいと思います(笑)。
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