ほのぼのタッチの作風がいい。15年前の作品ということで、その頃の雰囲気がいいのか、ディズニー作品だからか(^^;
今の目で見ると、SFXがほとんどなく、逆に新鮮。
100メートル走でオリンピック出場がかかった予選。一人の選手が転倒し、両脇の選手を巻き込んでしまう。結局、3人のオリンピックへの夢はここで消えた。
巻き込まれたうちの一人は、父親もオリンピックに出場したことのある有名アスリート。とにかくオリンピックに出場したい彼は、昔の写真に父親と写っていた人物に頼みこむ。「俺たちにボブスレーを教えてくれ」と。
カルガリー冬季大会開催まであと4ヶ月という時期、しかも常夏の島ジャマイカでオリンピックを目指す彼らの前に立ちはだかる試練。想像つきますね(^^;
まずはお約束の仲間集め。そしてコーチの口説き落としに予算獲得。ボブスレーのソリはというと、カナダに着いてからの現地調達という有様。しかし、コーチの言うようにスタートダッシュが生命線のボブスレー競技にとって、スプリンターの足が生かせれば勝機はあるわけだ。ところがこのコーチも黒い過去を持ち、最後の最後でチームの決勝進出を阻みかねない事態に・・・。
段々とスキルが向上し、最初は反目しあってたチームのメンバーも気持ちがひとつになっていくというのは青春映画の常道。でも面白いんだよなあ。
お笑いあり、ラストは軽くジーンとくる。メダルより大切なものがあることを信じさせてくれる佳作。みんなでわいわい言いながら見たい。
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