3月24日(水)晴れ 19.5度 福智山(901m)
福智山の虎尾桜が満開を迎えているようすです。
「虎尾桜が満開だってよ、週末はお天気がくずれるし、きょうがチャンス
なんだけどねぇ・・・・。」とつぶやくと、
昨日ゴルフにお出かけで疲れ気味のポールさまなのに、最近、体力に自信が
ついてきた勢いか
「おお、行こうか!」と、快いお返事、やりぃ!!
ただし、頂上へは行かない、桜を見たら帰る‥と言う約束です。もちろん、OKです。今日はお花見歩きだ!
都市高を粕谷でおりて篠栗を通り、八木山バイパスに入ります。
ここの桜がとってもきれい!右も左も白く染まっています。
飯塚で降りてルート200をドンどこ行けばそこは田川郡福智町上野(あがの)、あがの焼きのまちです。
道路の左右に窯元の建物を見ながら、桜や赤白の桃や、ヤマブキなんかを
見ながら福智山登山口Pに到着。八木山バイパスの渋滞もなく1時間弱で着きました。
思ったより早かったし、運転も楽そう。これなら私一人でも来られるかもと、
次回への期待大です!
さあ、ここからスタートです。

石ゴロゴロの道を30分も歩くと、前方の樹木の間にピンクの色がボウと現れ、
樹齢600年のエドヒガン・虎尾桜に到着。

痛々しいほどの手当てがなされています。手負いの虎‥です。
こうして懸命に養生をされて、何とか花を咲かせようと尽力されている地元の方々の努力あっての美しさです。

昨年は、コロナ疎開中のマッハといっしょに来ていますが、この時は日曜日
だったので、凄い人出でした。今日は平日ということもあり、拍子抜けするくらい人は少なく、いちじは私たちと男性お二人だけになりました。
おかげで、静かに桜の前でお弁当をひろげることができました。
お腹も満たされたし、ポールは帰ろうと思っているだろうな・・と察しながらだめもとで
「源平桜へ行ってみない?」と言うと
「おう、おれも行こうと思ったところや。」ですと!ラッキー♪
分岐まで戻って、「源平桜」のほうへあがって行きます。
急坂をぐっと辛抱して25分、尾根へ出てもうひと頑張り。
頂上への道と源平桜分岐からは歩きやすい素敵な道です。
ポールは、しんどい急坂はすっかり忘れて、この気持ちのいい道ばかりを
覚えていたらしい。
「こんなはずではなかったが・・。」と後悔したけど、ぐっさんが行く気満々なのであきらめて歩いた・・と、帰りに言っていました💦
虎尾桜から50分で源氏桜。
ほかの木が邪魔をしてうまく写せません。しかも太陽が真上で光の具合が
悪い・・。

また数分歩いて平家桜。こちらはロープが張られた広い場所にでんとそびえています。

この山奥の中で、青空に向かって目いっぱい花を咲かせています。


南向きの斜面は特等席で、ふたり静かに一本の桜を見ながら
コーヒーブレイク。なかなかぜいたくです。
桜の木の前に踏みあとはありますが、果たしてどこへどう行くのかは
わかりません。ちょうど歩きなれた様子のおじさんが走るようにやってきて、
通過していくので
「すみませぇ~~ん、この道はどこへつながっているんですか?」
と尋ねると
「頂上へ行けるよ。ばってん、急やし長いし、目印はないしお薦めではないね。」と。はい、わかりました。
で、私たちはもちろんUターン。
心地よい道を下っていきます。
虎尾桜方面と、白糸の滝分岐では白糸の滝方面へ。
かなり急な坂道をズルズルと下り、白糸の滝裏側の小道へ出ました。
以前一度、こん師匠と歩いた記憶がよみがえりました。
マッハが気に入っていた不動明王と、私がペットボトルを落としたことも
思い出しました。
一年ぶりの福智山、味わい深い三本の桜と急坂、里の美しい春景色、4時間の
山籠もり、きょうもありがとう♪

虎尾桜だけでも見に行きたいですが、無理ね(^_^)
山も川も雄大で、どこそこの山、川とは言い難いのですね。
無理かなぁ・・、ゆっくり歩けばいつか到着するんだけどなぁ・・。