私の町 吉備津

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宮内遊廓で遊ぼうと思えば???

2013-07-23 10:48:29 | 吉備津神社の神領「宮内」
 一見華やかそうに見えるな遊廓ですが、その蔭では数々のもの言わぬ哀話を生んだ遊女たちの物語があったのは言わずと知れたことです。門左衛門の道いゆきなども、当然、生まれていたのには違いありません。そなん話の一つが小雪物語なのです。
 
 さてこんな宮内の遊郭で遊ぼうと思えば云ったどのくらいのお金が入用だったのでしょうか。その資料は、現在、残っています。それによると、文化文政の頃です。
花代は、線香1本が当時1匁5分で、その線香はひと夜に4本必要であり、その他を一緒にして全部で7匁あればよかったのです。
 なお、1匁という数字は大体400文ぐらいになり、3000文ぐらいで、1両=4000文ですから、一晩遊女を買うと、大体、現在の金額にすると7~8000円ぐらい必要ではなかったかと言われます。なお、12匁あれが1日中遊女を買い占めることが出来、その上、制限なしの飲み放題で、その上、刺身や丼ものなどもついて、1日中楽しく廓あそびが出来たのだそうです。それでも京や大阪などの色街とは格段の安さで男の遊びが楽しめてのだと云われています。
 「ねえちょいと上がって行って」と、街角で、粋な???お姐さんに声掛けられて、ついその気になって、遊ぶには、「4~5000円もあれば十分だったよ」と、その昔を楽しむように地域の古老は、さも、自慢そうに嘯いておられます。

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