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廃棄物彩生処

主にジムニーの廃品利用による改造、メンテ、及び4×4トライアル競技などを掲載する場として・・・・!

燃圧計購入

2013年03月31日 | 工具
 EGIエンジンの燃料ポンプ機能診断用として、ガソリン用燃圧計(燃料圧力計)を購入した。



 測定範囲 0~10bar(黒目盛り)、0~140psi (0~10kg/㎠)

輸入品でメーカー不明の高級品。説明書など書類は一切なし。
でも、これだけのアダプターが付属して、何と ¥2,280 なり。 このアダプターは他に転用できそうだ!

ところで、この計器の表示単位は”bar”だぁ~! 古い人間には馴染みがなく敬遠するのだが、幸いなことに、
 
  1bar=1.01972 kg/㎠ (=100 kPa )

おおよそ 1bar=1 kg/㎠ であり、年寄りでも、目盛りさえ読めれば問題ない



点火タイミングライト用アダプター

2013年03月23日 | 工具
 従来型ガソリンエンジン用点火タイミングライトは、点火プラグ高圧コードから得る誘導信号でストロボ発光する方式のため、最近のプラグコードの無いダイレクトイグニッションコイル式エンジンに使えない。

 インターネットで検索したが、ダイレクトイグニッションコイル式での従来型の使い方が見つからなかったので、やむなく以下のアダプターを自作することにした。

 自作したアダプター

作り方は、
・点火プラグ端子の径と同じ内径の金属パイプを20cmほどに切断する。
・片端に点火プラグの磁器部を砕いて切断した端子を取り付ける。
           溶接、ハンダ付け、圧着などなんでもOK・・・!
使い方は、説明するまでもないが、
・点火プラグとダイレクトイグニッションコイルの間に、このアダプターを入れる。
・アダプター(金属パイプ)にタイミングライトのクランプをくわぐ。



 実際の使用状態

〔今回自作品について〕
・パイプはジムニー用燃料パイプ(鉄製)を利用。 内径が点火プラグ端子にピッタリ!
・パイプ表面絶縁せず。 点火プラグに差し込むとガタ無く垂直自立するので絶縁不要だ!
 最初は絶縁性を考慮して、高圧コード利用を考えたが端子加工が厄介なので断念したが、今回の金属パイプ式は、これ以上のシンプルは無い優れものであり、自慢の一品である。

〔市販品について〕
その後に下記のような市販品があることが判明したので、紹介する。 金持ちの方々は是非どうぞ!

タイミングコード ラグナ JTC4805  \5000ほど


ダイヤルゲージ購入

2013年03月11日 | 工具
 過日のSR20DETエンジン・オーバーホールに際して、ダイヤルゲージが必要となったことから、これの安価品を購入した。



〔ダイヤルゲージ〕  MITSUTOYO製 標準型:目盛り0.01mm
・測定範囲 : 0~10 mm
・目盛仕様 : ±0~100
・目 盛 り : 0.01 mm
・長針1回転: 1 mm
・表示部  : Ф52

〔マグネットホルダー〕   外国製、マグネットベース付(吸着on/offレバー付)、微調整機能付き  

 ゲージホルダーには、瞬時姿勢ロック式、フレキシブル移動式など色々なものがあるが、ベース部を改造する必要があったことなどから、最もシンプルで激安なものとした。
 瞬時姿勢ロック式でも激安なものがあったのだが・・・・!

クラッチセンターりング工具

2012年10月30日 | 工具
 クラッチディスク交換時のディスク・センター出し工具について、新発見!

 下図のとおり、トランスミッションのインプットシャフトを使えばバッチリだぁ・・・! 

 コンパクトにするためカットしたが、カットしなくてもよい。

 このシャフト先端はフライホイールのパイロットベアリングにピッタリ勘合するので、フライホィールに垂直で、ガタがほとんど無い。
 また、スプラインがディスクと勘合するので、この点でもびったしである。

 しかし、これにも難点が
・ディスクのスプライン径に合うものを用意しなければならない。・・・ SJ10、SJ30、JA71、JA11前期は共通だが
・肝心のこのインプットシャフトが、一般には手元にない。・・・JA71用なら利用価値が低いので入手しやすい。また、SJ30ミッションの5速化をすると、SJ30用が不要となるのでこれが使える!

これまでは、下図のような自作品で代用していたのだが、使い勝手がいまいちだった。

 これまで利用した自作品

 上図の自作品は、M10ボルトにビニールテープを巻き付けたものだが、フライホィールとの垂直度を判定すことが難しく、その判定用として上図のディスクを切断した円盤を組合せて利用していた。
 今回、垂直度が出ない理由がわかった。それはパイロットベアリングに差し込む先端がねじ山部分であり、その外径がφ9.8mmほどと細く、パイロットベアリング内径φ10mmと大きな寸法差があったためである。
 ねじ山部分をカットすれば良かったのだが・・・・!

 この方法を使う場合は、ロッド径がφ9.95mm程度のものを使うとよい。 φ9.90mmでもガタつきが少々あるが、実用になるのでは・・・!

 なお、M10ボルトのねじ切り以外のロッド部分の外径は、手持ち2種類について確認した結果では、9.90mmであった。

 M10ボルトのねじ山をカットしたもの+パイロットベアリング




  

エンジンコンプレッションゲージ

2012年08月05日 | 工具
 この度、以前から欲しいと思っていたエンジンコンプレッションゲージ(圧力計)をようやく購入し、早速、試用してみた。



 このゲージはガソリンエンジン用で、地元のアストロプロダクツで購入した¥4,000弱の低価格品。アマチュア用としてはこれで充分である。 なお、メーターとホースの接続部がフリー回転しないタイプは、更に易い。
 ピーク圧力値ホールド式のため、メーターとにらめっこしないで済むので、一人で計測できる。

〔測定手順は〕
 
①シリンダー機密性を確保するため、暖気運転してエンジン(シリンダー、ピストン)を暖める。
②爆発に対する安全対策として、燃料ポンプを停止する。・・・ヒューズ取り外し
 更にキャブ式は、フロート室燃料を使い切る。
③火花による爆発防止として、デスビー高圧コード外す。
点火プラグを全数取り外し、ゲージをセットする。
⑤吸気量を充分にし、また吸入抵抗を減らすため、スロットルを全開にする。
⑥回転抵抗を減らすためクラッチを切る。
⑥セルモーターで、ゲージ指針が最大値に落ち着くまでエンジンを回す。

〔ジムニーJA11での測定〕

 ゲージのセット状態(インタークーラーは外しているので、作業性よし)

 ところで、このJA11の燃料ポンプ電源回路にはヒューズが入っていないので、下図のようにポンプリレーを取り外すこととした。

 リレーが2個並んでいるが、白ソケット:ポンプリレー、緑ソケット:メーンリレー

測定結果は (単位:kg/c㎡ 外気温度:32℃)

シリンダー#1 10.0  11.2  11.3
       #2 10.0  10.9  11.3
       #3 10.0  11.2  11.3
 【注】左値は、アクセルとクラッチ踏まず
    中値は、アクセル踏み、クラッチ踏まず
    右値は、アクセルとクラッチを踏んで

このエンジン:F6Aターボの基準圧縮圧力は、(回転数400rpmにおける値で、単位:kg/c㎡)
      基準値   12.0
      使用限度   9.0
      気筒間差   1.0 

〔測定して分かったこと〕
・スロットル開度の影響が極めて大きいこと。
・測定時の気温が32℃と高温であったためか、ミッション回転抵抗の影響が少なかったこと。
・ピーク圧力に達するまで時間がかかるため、メーターを観ながらセルモーターを操作する必要があること。
  ・・・・最大指針までに圧縮行程が10回程度必要であった。
・エンジン温度の影響が解らなかったこと。

不可解なことが・・・・!
・エンジン暖気後、即測定準備して#1シリンダーから測定したら、11.9kg/c㎡を指したのだが、次のシリンダーは上記の値であった。再度、#1を測定したら上記値に下がった。
・エンジン温度の影響なのかとの想定で、再度エンジン暖気をして#3シリンダーを測ったら11.3で変わらず。引き続き#1を測ったら11.8であった。
・バッテリー電圧の影響を少なくするため、充電器を接続した状態で計測したりしたが、電源の影響は確認できなかった。
・測定器の温度による影響なのか、とゲージを冷却して測定してみたが、これの影響も確認できなっかった。

この疑問点に対しては、今後以下のようなことで確認してみたいと思っている。
・できれば回転計を準備する。
・メーターの姿勢(傾き角度)がまちまちであったので、これの影響有無の確認。
・エンジン温度影響についての再確認。
・メーター指針を観ずに計測操作していたので、2人での計測。

〔失敗談〕
・点火プラグ穴との連結は、ねじ込み式ホースと付属品に押さえ付け式ロッドがあるが、一人操作ではねじ込み式を使うことになる。
 今回、加熱した穴にこれをねじ込んだら、真鍮製ネジ部が膨張して取り外せなくなってしまった。対処としてパーツクリーナーを吹き付けて冷却し、何とか取り外すことができたのだが、以下のような配慮が必要である。

 ホースねじ込み部が低温時(最初に付けるとき)は軽くねじ込み、少し待ってネジ部が加熱した状態で締め付ける。
なお、ネジ部にはパッキンとしてのゴム製Oリングが付いているので、軽く締め付ければ圧縮漏れはない。


 

電動工具用充電器の修理

2012年03月23日 | 工具
 充電式インパクトドライバー充電器修理を友達から依頼され、確たる自信はないのだが、ダメもとで興味本位で引き受けた。

この仕様は: HITACHI ニカド電池用30分急速充電器 12V 1.2Ah UC12SE型
故障症状は: 100V電源側ヒューズ溶断(ヒューズ電流:6.3A)
 インパクトドライバーとその充電器
 充電器内部の基板

〔故障診断〕
 ・試充電 : ヒューズを取替て試充電したが、ヒューズは溶断せず。しかし充電もしない。
 ・各部の電圧測定 : ACトランスの2次側電圧 OK・・・・・・・・・トランスOK
            全波整流後のDC電圧 OK ・・・・・・・・・整流ダイオードOK
            充電端子電圧 DC5Vに低下 ・・・・・・・・DC充電制御回路の異常

 ・パーツ診断 : 基板組込状態での各パーツの抵抗測定したが、異常検出できず!

〔故障箇所の推定〕
 ・先ず、なぜにヒューズが飛んだのか? ・・・各パーツの短絡点や加熱・変色がないかを外観観察したが、異常なく過電流が流れた原因特定できず。
 ・整流後の回路内で大きな電流が通過するパーツは : 3端子レギュレータがあり、これに狙いをつけることにした。

〔3端子レギュレータCR6PMの交換〕
 ・手元にあったDC→ACインバーターのAC側パーツであるサイリスタ?”505K”に交換した結果、充電端子電圧が5V→6Vに。
 ・市内の電子パーツ店にあった類似形状のパーツ”5P4”に交換した結果、充電端子電圧が16Vに改善した。
  しかし、16Vは電圧が高過ぎではないかと思われたので、通販で正規パーツ”CR6PM”を購入し、交換した結果、やはり16Vであった。
  どうやら、充電端子電圧は16Vのようである。

 試験したパーツ
 左 : 5050K パワーMOSFET
 中 : 正規品と類似形状の5P4
 右 : 正規品のCR6PM-12A

 以上のとおり、故障原因は解らなかったが、試行錯誤的療法でもって充電機能が回復し、一応修理目的は達成したようである。
 何ともスッキリしないが、めでたし、めでたしである。

〔故障原因の追求〕
 この付属バッテリーは、2個のうち1個が不良だとのこと。これを試しに充電してみたところ、充電器内部から煙が出てきた。

 どうやら、故障の原因はこの不良バッテリーにあり、これを充電すると過電流が流れるのではないかと推測される。
 しかし、悲しいかなニカド充電電池が不良となる状態についての知識を持ち合わせていない。

 電池パックを解体して、各セルの電気抵抗を診断した結果、全セルとも抵抗値0Ωの短絡状態であった。

 ニカド電池パックの内部状況

 このニカド(ニッカドともいう)は、他の電池に代替わりして現在国内では生産されていないそうであり、興味も薄ので以上で本件の原因追及は打ち切りとした。

  
 ニカド電池やニッケル水素電池は、鉛電池とは充電特性が異なり、充電には次のような特性があり厄介なもののようである。
・過充電すると性能劣化が著しい。
・充電末期に温度上昇するが、高温は性能劣化する。
・残充電状態での継ぎ足し充電をすると、その充電開始点まで放電した際に急激に電圧低下するメモリー効果という現象が生じる。

 このため、これらを防ぐため、充電器はきめ細かな充電制御を行っている。
下図は、この電池パック内にセットされていた、センサー。


 これらのパーツをライター炎で加熱しつつ電気抵抗を観察した結果、
 ・上:温度検出用のサーミスタ・・・・温度上昇すると抵抗が小さくなる。
 ・下:温度SW・・・・ある温度に達すると内部スイッチが切れる。
  
 電池パックの端子は4端子で、メーンの+-端子以外の2端子に上記2つのセンサーが接続さてれおり、充電器はこれを使って受電完了・温度保護などをIC制御している。



ジムニーミッション5速化用偏芯ピン製作治具

2012年01月25日 | 工具
 ジムニーSJ10、30のトランスミッション5速化改造用パーツである偏芯ピン製作について、ブログアップしたところ早速、友人から注文が殺到(1個だけど:笑)したため、高精度製作を目的として治具を製作してみた。

 先日製作した偏芯ピンは、ミッションケース現物合わせで製作したが、その偏芯量、偏芯方向が数値的に把握していないため、今回、治具製作に際しては、以下により精度向上を目指した。
・SJ30とJA11のケースのシャフト配置寸法を計測し、偏芯量とその方向を割り出した。
・治具は現物合わせと、上記の偏芯量・方向を比較確認しながら、製作した。
・SJ30用ケースにセットして使うのだが、治具と中間ケースが同時にセットできる構造として、治具の据付精度確認をすることができるようにした。

 製作した治具(アイドラーシャフトを差し込んである)

 SJ30ケースにセットした状態。 この状態でピンを抜けば中間ケースがセットでき、ピンを差し込んで精度確認することもできる。

 この治具は、カウンターシャフトベアリングとシフトロッド穴に差し込んでセットするが、2本のセット用ロッド据付寸法をミクロン精度で溶接完了できたのだが、上面への補強板を溶接したところ、大きな熱歪みが生じて、その修正に苦慮することとなった。
 溶接歪みを考慮した溶接法をすべきであった。

 修正後の治具精度は、充分に確保されているが、まだ、ピン製作はしていないので、改良点があるかも知れない。


バッテリー再生器

2011年06月06日 | 工具
鉛バッテリーは、充放電の繰り返しや経年により極板に発生する硫酸鉛が結晶化(サルフェーション)して、電池容量が減少するが、この劣化バッテリーを再生する機器が販売されているため、これを購入してみた。

 この再生原理は、鉛バッテリー電極に10~30kHzの高周波パルス電流を流して、サルフェーションを鉛イオンと硫酸イオンに分解して、蓄電能力を回復させるのだそうである。

 この原理は特許も認められて実用化されているもので、決してまがい製品ではない。 今年のビッグサイトで開催の”国際二次電池展”ではNTTグループ会社であるテルウェル西日本(株)という会社が、これを用いたバッテリー再生事業について広いブースで出展していたことからも、信頼できると思われる。

 自分は1年ほど前に購入品したもので、以下の軽量・小型でおもちゃみたいなものであるが当時¥30,000程の高価なものだった。(電流容量が比較的大きい製品を購入した)



この仕様は
・品名:ウルトラパルスPRC-16F
・12V(6セル)鉛バッテリー用で劣化バッテリー再生・劣化防止・充電装置
・電源電圧:AC-100V
・最大充電電圧:DC13.7V±5% 
・最大充電電流:1600mA
・対応バッテリー電流容量:5~300Ah

 肝心の効果だが、70~80%に劣化した状態で再生するのが効果的のようであり、再生時間は数十時間を要する。

 完全に劣化し数ヶ月経過したバッテリーを、1ヶ月ほど繋いで試験した結果では、全く再生しなかった。

 現在、キャンタートラックのバッテリー:15年間使用しバッテリー液をほとんど無くなるほど酷使して、比重計のレッドゾーンの中間まで性能低下したものを再生中だが、1ヶ月ほどで比重計イエローゾーンまで回復してきている。
 今後、どこまで回復するものかを、興味深く見守るつもりである。 

 試験中のキャンターバッテリー

 バッテリー液がなくなって大量の補充液を注入した記録写真。


ところでこのキャンターのバッテリーだが、15年経過して今も使っており不思議なバッテリーである。 流石にこの冬にはセルが回らなくなり、充電したが回復せず。 液を確認した結果、液不足。
 蒸留水を補充して充電しても、比重計レッドゾーン中間までしか充電できなかったが、4,600CCディゼルエンジンのセルモーターが回るのである。 24Vはそれ程強いのか?、それともバッテリー性能がいいのか?

 

バッテリー式直流アーク溶接機

2011年05月18日 | 工具
 我がガレージの電源は単相100Vなので、3相200Vが必要な半自動溶接機は使えない。単相100V/200V用溶接機は所有しているが、電流が少ないのか、それとも腕が悪いのか、いずれにしてもうまく溶接ができない。

 そこで登場したのが直流溶接機である。交流単相100Vで充電しながら溶接するもので、大小2台所有し条件によって使い分けしている。

 メーンは軽自動車用クラスバッテリー3台直列のもので、溶接棒3.2mm程度まで使えるもの。

 3個の差し込み端子差し替えにより、溶接棒2mm、2.6mm、3.2mmに対応

 もう1台は、バッテリー2台のもので2分割(充電部、バッテリー)の可搬タイプである。電源から離れて場所での溶接時に便利であり、またエンジン発電機と組み合わせてAC電源の無いところでの溶接に使っている。





 この小型可搬タイプの仕様は
・電  源:AC100V
・2次電圧:DC36V
・溶接電流:30~50A・・・・強弱2段切替

 小型ながら結構強力で、厚さ4mmの溶接も可能。うまく操作しないと2mm溶接棒/強レンジでは厚さ3mm鉄材を溶かし切ってしまうほど強力である。

 なお、この充電部の整流器はシリコンブリッジ式で、元々は容量30A素子が付いていたが、使い方を誤ってこれが破損したことから自前補修して、現在は50A仕様品が付いている。しかし、これが溶接性能に影響しているかどうかは不明である。

 このバッテリー式直流溶接機は旧式なものであり、現在の直流溶接機の主流はインバータ式のようである。使ったことはないがこれは軽量・安価・メンテ容易など優れものと思われる。

 
 ところで、バッテリーだけでも溶接ができるという話しをよく聞くが、試したことがないので、今後、この溶接機のAC電源を切った状態で試してみたいと思っている。




作業別専用ドリルスタンドの作成

2011年02月25日 | 工具
 樹脂板でのボール盤工作物製作中であるが、使用するドリル等の種類が多いので、専用の簡易ドリルスタンドを作ってみた。

1つの作業でドリル径が同じようなφ2.6、φ2.8、φ2.9、φ3.0を使うことから、差し替えの度にノギスでドリルサイズを確認したければならないため、木製の簡易ドリルスタンドを作ってみた。



 ドリル用として作ったのだが、後列にホールソーと面取り具を追加した。
 
 手間が大幅に省け、コンパクト、木片で安価、製作が簡単など我ながら最近の傑作なり・・・!
また、不要になれば捨てればいい。廃棄する際にも木製だから環境にも優しい・・・!
 

卓上ボール盤にフットスイッチ取付

2011年02月23日 | 工具
必要に迫られて卓上ボール盤に足踏みSWを取付てみたところ、抜群の効果あり・・・

 左手で加工材を持ち、右手でハンドルを持つため、停止状態で位置決めをする際には、右手ハンドルを一旦離してスイッチONとしなければならず、また、この動作時に左手が動いて精密な作業ができないことがある。

 これを付けてからは、右手はハンドルを握ったままで連続的に作業ができるので、ボール盤を使うのが楽しくなるほどである。

 廃品活用などによる自作フットスイッチセット。

 このスイッチは2口のテーブルタップ組込方式とし、2台のボール盤に共通して使えるようにした。フットSWはホームセンターで購入し、それ以外は例によって廃品活用である。

画像のとおり何とも無様なつくりで、他人にお見せするものではないのだが、参考に公表することとした。余分なテーブルタップがないので、埋め込みコンセントを裸のまま使うことにしたが、これの電線接続は棒線差し込み式のため、より線接続ができない。 そのため、スイッチボックスをジョイントボックス変わりに利用した。 ので、このボックスにはスイッチ機能はない。

 フットスイッチ仕様は、踏んでON、離してOFFであるが、購入した際には踏んでON、再度踏んでOFFの積もりであったのだが、持ち帰って確認したら違っていた。
 この箱には品番表示のみで、仕様の記載無し。不親切なメーカーである。

 電動ミシンのスイッチが活用できるのだが、流石にこれの在庫は無かったので、やむなく新品購入となった。

 なお、現在製作中の樹脂板加工品は、300mm×50mm、厚さ4mmの小さい板材に穴数70本、その穴を下穴としてホールソー10本、拡大穴10本、皿さらい10本、仕上がり穴の面取り裏表で140本、合計240本の作業であり、この足踏みSWが大活躍中である。


卓上ボール盤購入

2011年02月20日 | 工具
 ボール盤を購入増設した。これまで愛用してきたものは、テーブルの上げ下げが不便なため、ハンドルで上下できるタイプとしたのだが、これは非常に便利である。価格もそれなりに上昇するが、ホビー的作業であってもこれにすべきである。

 旧型はお蔵入りする予定であったが、引き続き並べて使うことに・・・!
ボール盤加工する物によっては、ドリルサイズを頻繁に取替するものがあり、そんな作業には2台を使い分ければドリル交換手間が省けて、時間短縮となる。

 当彩生処では”作業時間短縮によるコストダウン”なんてことには関係ないのだが、作業員が老い先短しなため、少しでも時間節約が必要である・・・

 左:新型、右:旧型(東芝製)大きさは違うが、性能は同じで 鉄工ドリル最大φ13mm仕様。 モーターサイズが随分違うが??  

 新型は国産リョウビ製 TB-2131型

 ところがこのモーターのスタート時に、ガリガリ~ンという耳障りな金属音がして、停止時にはカチ~ンという音がする。
 ちょうど電磁クラッチの作動音に似ているが、壊れそうな嫌な音なので、メーカー本社へこの音は異常なのか正常なのかを問い合わせしたところ、電磁クラッチは付いていない、コンデンサが付いている。地元の営業所へ問い合わせしてほしい、との返答のためそこへ連絡したところ、展示品を分解確認の結果、冷却ファンの断続音で異常ではない、とのこと。

 なぜ、小容量モーター(190W)の冷却ファンを断続させるのか理解できないし、それにしても、異常な作動音である。
 いずれにせよ壊れたら取り換えてもらうから結構です、といって電話を切った。

 すっきりしないので、インターネットで調べてたところ、最近の交流単相モーターには始動用回路を断続する遠心力スイッチ(ガバナスイッチ)が付いており、今回の異音は遠心力スイッチの作動音のようである。

 これまでのボール盤は始動音がしないし、遠心力スイッチなるのもを知らなかった。自分は自称”電気屋”と云ってきたのだが、電気屋にも色々あってどうやら自分はペンチ持ち電気屋だったようである。

 単相モーターとは交流単相誘導電動機のことで、これは回転していればトルクが生じるが、3相誘導電動機と異なり回転磁界ができないので、始動できない。
 その昔には、手動で回して始動するモーターが使われていたが、今時はそんなモーターはない。

以下に、単相モーターの始動方式について記載する。(インターネット抜粋)

1.分相始動形
  主巻線Mと、これと空間的に90℃位置をずらした始動巻線Sからなり、始動後は始動巻線を遠心力スイッチ(SW)などで切り離すもの。


2.コンデンサ始動形
  始動巻線に直列に始動用電解コンデンサCsが接続されており、始動後は遠心力スイッチなど で、始動巻線、コンデンサをともに切り離すもの。


3.コンデンサ運転形
  常時接続される補助巻線AとコンデンサCRを有するもの。


4.コンデンサ始動・コンデンサ運転形
  2、3を組合せたもの。


 〔以上の図面の記号説明〕 M:主巻線 S:始動巻線 A:補助巻線 R:回転子 Cs:始動用コンデンサ CR:運転用コンデンサ

 なお、始動回路の切り離しに遠心力スイッチではなく、ポジスタ(正特性サーミスタ)を用いて、時間の経過で発熱→抵抗値の増加により切り離されたようにする方式が使われているようである。

 上記以外に、つぎのような始動方式がある。

5.反発始動形
  交流整流子電動機として起動し、回転数上昇後に整流子短絡装置で短絡し運転する。始動トルクは大きいが、複雑で高価、整流子メンテが大変、などから現在は余り使われない。

6.くま取り巻線形
 固定子の一部にくま取り巻線を巻いた凸極を設け、その部分の磁界の遅れを利用して始動トルクを得る。


 ところで、卓上ボール盤は運転時間に比して起動・停止が多いため、異音を発する機械的な遠心力スイッチ付きは、メンテ上からも不適切と思われるが・・・。
 素人だが壊れそうな異音は、兎に角耳障りである。 故障しているのかも知れないのだが・・!
 

テーブルディスクベルトサンダー購入

2011年02月18日 | 工具
 工作用工具のテーブルディスクベルトサンダーを購入した。

これは今、手がけている樹脂材の加工用として購入したのだが、木工、金属の仕上げに極めて重宝なもの。
 切断面の直線修正、面取り、バリ取り、表面研磨など、これまでディスクサンダーやヤスリ掛けしていたものが、一瞬でしかもきれいな仕上がりであり、手放せない一品である・・・!

 これは最近の購入品では珍しく国産品だぁ~!

 上部がベルトサンダー、正面にディスクサンダーがある。

コンパクトながら、重量が可成り重く、持ち運びが大変・・・・!
躯体が鋳物なのか?、モーターが大きいのか?、回転伝達機構が複雑で重量が嵩むのか?



テーブルソー購入

2011年02月10日 | 工具
 車に直接関係しないプラスチック等の工作切断用として、テーブルソーを奮発購入した。
作業台はアルミダイキャスト製で結構しっかりしているんだが、価格は中国製のため激安。

 早速、試し切りしてみたが、切れ味抜群で心配された切断巾精度も正確である。傾斜切りは未だ未確認だが・・・!
ノコ歯は日本製とのこと。

この画像は本体のみで、実物は鉄製簡易スタンドが付く。
画像右サイドにあるのが平行定規で、テーブル上にセットする。

【機能・特徴】
・強力1430Wモーター採用。
・軽量・丈夫なアルミダイカストテーブル採用(41cmX66cm)。
・縦方向切断に便利な平行定規と角度切断に使うマイターゲージ(角度定規)がセット。
・日本メーカー製チップソー採用で美しい切断面が得られます(内径25.4mmの市販の鋸刃も使用可)。
・スタンド標準付属。
・鋸刃傾斜角度微調整機能付(左側傾斜45度)。
・サーキットブレーカー付き(モーター焼損防止)。
・吸塵機接続排気口付き(本体後方部)。
・防塵マグネットスイッチ採用。
・刃を中心にテーブル前面両側に目盛り付き。

【仕様】
・電源:AC100V 電流:15A 消費電力:1430W。
・鋸刃サイズ:外径255mmX内径25.4mmX60P(修正リング15.88-25.4mm併用) 切り込み深さ:76mm/90度 63mm/45度。
・無負荷回転数:4200回転/分 コード長:2.0m。
・本体寸法:580X660X410mm(除くスタンド)、580X660X980mm(含むスタンド)
・本体質量:14kg、 スタンド含めて21kg

エア式フロアジャッキ修理

2010年12月10日 | 工具
 知人からの依頼によるエア式フロアジャッキの修理に挑戦。

ジャッキ仕様は :(株)バンザイ製 AUTMTIC EARA JACK 2ton

故障の症状は : エア、手動(ハンドル)ともに不動作
        オイル漏れはないが、オイル量不足。

 全景

 エアと油圧シリンダーの構成で、連係パイプがあちらこちらに引き回されているが、マニュアルがなく動作機構が全く判らず。

分解すれば判るのだが、分解には補修パッキン等の破損が生じるため、やりたくない。

 シリンダー上部

 シリンダー下部

ワンウエイ・ボールバルブを2ヶ所分解してみたが、スプリングが少し変形しているものの機能的には問題なさそうである。

 不良原因が判らないんで、取り敢えずオイルを補充したが、オイル注入ヶ所や注入方法が油圧ジャッキと異なるようであり、自己流で注入した。
 手動レバーに連結するシリンダーのワンウエイバルブを外して、その穴から注入したのだが、穴が小さいことからエア抜きをしながら注入するため、可成りの時間を費やした。本来の方法は、これではない筈だが・・・・!

 結果は、エアでは動作するようになったが、手動では不動作のままだぁ・・・!

 このジャッキはエアを基本としており、これで使えれば実用上は不都合はないこと、および無償修理であることから、依頼者に断って返納した。

 少しプライドが傷付いたが、まあ~仕方ないかぁ・・・