KGH美術部日記

KGH美術部の楽しいブログです

文化祭のお知らせ

2018-10-30 21:19:42 | 2018年度

 2018年度高等部文化祭が11月3日土曜日に開催されます。

美術部は1階ホールの礼拝堂前にて共同制作作品を、特別教室棟1階にて個人作品を発表します。

多くの皆様にみていただけると嬉しいです。

文化祭の詳細は学校ホームページをごらんください。

 


第7回 甲林展のお知らせ

2018-10-02 16:18:39 | 2018年度

 お知らせです。

このたび関西学院中学部美術部同窓会による第7回甲林展が開催されます。

 日時: 10月2日(火)~10月7日(日) 11時~18時(最終日は17時まで)

 所: 西宮市立北口ギャラリー第一展示室(阪急西宮北口駅、アクタ西宮 東館6階)

高等部美術部も出展しております。

是非お立ち寄りください。

 


第4回兵庫私学フェスティバル

2018-08-22 12:47:38 | 2018年度

第4回兵庫私学フェスティバルの美術展に参加し、2年生橋本が特選となりました。

また、同じく2年寺杣の作品がフェスティバル冊子の表紙に採用されました。

  

 

 

 


2018年度オープンハイスクール

2018-07-11 20:41:35 | 2018年度

  梅雨も明け、いよいよ本格的な夏を迎えました。

高等部では定期試験も終わり、部活動も再開されました。気持ちも新たに作品に取り組みたいと思っています。

さて、夏になるといよいよ本校でも学校説明会が始まります。

説明会の後に行われる部活動見学会では、ぜひ美術部にもお越しください。

地下一階の美術室で活動しています。

  ・7月21日(土) 10時半~ (終了しました)

  ・8月23日(木) 10時半~

  ・9月8日(土)  13時~

申し込みについては学校のホームページをご覧ください。

当日の受付も可能ですので見学してみたい方、話を聞いてみたい方は気軽にお越しくださいね。


「小磯良平と吉原治良」展

2018-05-03 18:52:07 | 2018年度

兵庫県立美術館にて開催中の「小磯良平と吉原治良」展に行ってきました。

ミュージアム・ボランティアの方の解説を聞いたり、常設展示場でスケッチさせて頂いたりと貴重な経験もすることができました。

5月27日まで開催されています。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

 

 部員の感想を一部紹介します。

・私が気に入ったのは小磯良平の絵で、西洋系の色使いや表現の仕方で描かれ、独特の優しい雰囲気があるものが多く見られました。吉原治良と並べて展示されており、互いの作風の違いを分かりやく比べることができて良かったです。 (2年)

・私は今まであまり美術館、博物館といった所へ行ったことがなく正直行く前までは興味がありませんでした。けれど実際に行ってみると私が考えもしなかった技法、観念をもった絵が沢山あり非常に有意義な時間でした。 (2年)

・私がこの美術館を見学し終えて、一番面白かった点は小磯良平の生涯に渡る写実的表現の一貫性と吉原治良の抽象的表現という2人の対照的な画家の歩みを同時に比べられることです。また2人の画家のみにピックアップしているので、とても鑑賞しやすかったです。 (2年)

・美術部に入部してはじめての美術館見学では、展示の新たな楽しみ方を学びました。 これまでは、展示の好きなところを重点的に見たり、展示されている美術品をなんとなく眺めたり、というような方法でしか展示を見ていなかったのですが、今回は違いました。展示の各章ごとにある説明や顧問の先生の解説から展示全体の内容を把握し、その状態で様々な絵画を見ていったのです。すると、これまでとは違った楽しさを感じることができました。この楽しみ方で、今後の美術部見学も実り多いものにしていきたいと強く思いました。 (1年) 

・小磯良平さんの作品に触れる機会は幾度となくあったのですが、今まで見たものとはまた違う雰囲気の作品に出会え、そして本物の迫力を再確認しました。人物がとても上手でつい顔を近づけて見入ってしまう作品ばかりでした。しっかりと塗りこんだ絵画が大半でしたが、私はクロッキーのように無駄のない少ない線で描かれた人物画もいいなと思いました。小磯良平記念美術館にも行ってみたいと思います。  一方、吉原治良さんについてはあまり知識がなかったのですが、独学で学びもがく彼の姿が作品からうかがえ、勝手に彼の心情が少しわかるようでした。芦屋の風景などなじみのある風景も見られ、楽しみながら鑑賞することができました。関西学院大学出身ということで、大学内でも作品が見られるそうです。 この美術館鑑賞で新しい発見があり、これからの制作に活かしていきたいと思います。  (2年)                        


70期生

2018-04-01 20:13:53 | 2018年度

2018年3月卒業 70期生

 

今津由美子

 

北村風香 

 

若宮有美


2018年1月私学連合美術展

2018-02-01 20:04:05 | 2018年度

優秀賞 今津由美子


2017年11月文化祭

2017-12-01 20:33:11 | 2017年度

教室に穴をあけてしまいました…


2016年11月文化祭

2017-12-01 20:24:37 | 2016年度

美術部で共同制作 最優秀賞をいただきました。


安藤忠雄講演&藤田嗣治展

2016-07-25 08:10:16 | 2016年度

2016年7月23日(土) 美術部で

安藤忠雄さんの講演と藤田嗣治展に出かけました

 

 わたしたち美術部もよく利用させてもらっている兵庫県立美術館が入館者数1000万人を突破したらしく、それを記念して開かれた安藤忠雄さんの講演会に行ってきました。恥ずかしいことに、わたしは安藤忠雄という日本を代表するとも言われる人物について今まで知ることがなく、イメージで厳格な方だとどうしようと、今から考えると全く杞憂な心配をしていました…実際にはとてもユーモアのある方で、「頭大仏」でお話しされていたウソ?と一瞬疑ってしまうような斬新なアイデアにはとても興味をそそられましたし、一方で自分の創ったものは責任を持って育てていかなければならないという言葉に仕事への熱心な姿勢を感じました。また良いと思ったものにも悪いと思ったものにも自分の思いに嘘をつかない部分は、何かにつけて本音を言えないわたしにとって見習うべきところであると思いました。
講演後、藤田嗣治展を観賞しました。テレビで1度彼の作品を見たことがあって、それは少女でしたが今回色々な人物の絵を拝見し、目元などやはり独特の表情をしているなあと思います。私が好きだなと感じたのは、「猫」といって14匹の猫たちが飛び掛かって喧嘩をしているような様子を描いた作品です。私は動物の中でものんびり自由気ままな猫が好きなのですが、ここでは身体を翻し顔を歪ませた迫力ある猫たちがいました。私自身猫をモチーフにしたことがありますが動きが難しくうまく描けなかったので、この作品のようにまるで飛び出してきそうな生き生きした姿がとても素晴らしいと感じました。藤田は猫好きだったようなので、猫たちを表現するのに優れていたのでしょうか。(IY)

 

安藤忠雄さんは今まで然程知らない人だったんですが、講義を受けて、とってもユーモラスで理知的な方だな~と思いました。高卒であるのに東大の名誉教授なだけあり、人にはないセンスの持ち主で、その面白い発想を現実に持ってこれるだけのお力もあるとのことで、これが天職か~という気持ちでいました(笑)海外にもよく行かれるみたいで、本人は英語ができないと言ってましたが、もしそれが本当なら余計凄いです。言語ももちろん重要ですけど、行動力はもっと重要なんだと思いました。結局のところ自分の本当にしたい事をしていれば、物事うまく行くっていう考えがあったんですが、後押しされた感じです(笑)海外行きたいな、っていう気持ちもついでに後押しされて、とっても良い講演会でした。
藤田嗣治展は、ちょっと絵の成長が見られた感じがします。はじめの方の絵は The 油絵 という印象でしたが、徐々に藤田さんらしい絵に変わっていってました。説明文的なところに日本の油絵の技術は古いから海外のものを学びにでた、と書かれていたので、それで変わったのかなと勝手に思ってます(笑)やっぱり行動力すごいと思います。 猫まみれの絵は躍動感がありましたし、女性の絵は背景と同じような肌の色なのに浮かび上がっていて綺麗だな~と思いました。あと、先生に若干似てると言われた 「小さな主婦」の少女みたいに、その子の雰囲気とかが滲み出ていて表現うまいなぁと思いました。これからの絵にもぜひぜひ参考にしていきたいです。(KA)

 

 今日は安藤忠雄の講演会と藤田嗣治の展覧会に行きました。まず講演会に行きましたが、このように世界で活躍している人の話を直接聞くというのは初めてで、いい経験ができたなと思います。
 講演会では安藤さんが色々な話をしてくれましたが、中でも北海道の頭大仏の話の時に言っていた、長々と考えてもアイデアが出てくる訳ではないからその時思い浮かんだことを言った、というのが印象に残っています。他の話の時に、本を読んだり絵を見たりするのが大切とか、いいと思った物は真似をするとも言っていて、それと繋がっているんだと思ったからです。色んなものから自分がいいと思うものをたくさん見つけておくことで、必要な時にそれを上手く組み合わせたりしてアイデアが浮かぶんだと思います。だから、私ももっと色々なものを見たりして自分の中にいいと思った物を残していきたいです。
 藤田嗣治の展覧会は、やはり乳白色の背景や肌の感じが印象的でした。それに動物や女の人の髪など、油絵なのにまるで日本画のような線の描き方も面白いと思いました。特に気に入ったのは「座る女」という絵です。背景に金箔が貼られていて、そこに雉の番が描かれているのが、屏風に描いてあるようで和風な感じです。しかし女の人は完全に洋風で、普通はあまり馴染まないんじゃないかと思います。しかも金箔や日本画のような雉の毛の感じ、女の人の座る木や服など、色々な質感がありますが、それが綺麗に一枚の絵に収まっています。鮮やかな色合いではではないけれど、女の人の乳白色が背景に映えていて、とても存在感がある絵でした。こんな風に独自の描き方が認められていて凄いと思います。私も、何か人の目を引くような要素がある絵を描けるようになりたいです。(WY)

 

 安藤忠雄さんの講演は、とてもユーモアで溢れていて参考になるお話も多く、充実した1時間でした。安藤さんのことは、名前は耳にしたことがありましたが詳しいことは知らなかったので、兵庫県立美術館を設計した方と知って驚きました。最初は難しい話をされるのかと思っていましたが、実際はそんなこと無くて面白く親しみやすそうな方でした。
 特に興味深かったのが、北海道の“頭大仏”です。元々大仏だけだったところにトンネルをつけて、外から見ると大仏の頭しか見えないようにしたものだそうです。確かに、私の場合は大仏だけだとわざわざ足を運ぼうとはならないので、普通とは違う見せ方をした“頭大仏”は有難みも増しているし、とてもユニークで良いと思いました。そういう発想力を身につけるためにも、安藤さんが仰っていたように、本をたくさん読んだり絵をたくさんみて、良いものを吸収していこうと思います。
 その後みた藤田嗣治展では、色々な描き方、モチーフの絵があって楽しめました。中でも「静物(夏の果物)」が印象に残っています。机の上に置かれた様々な果物と背景の果物がうまくマッチしていて目を引きました。どの果物もみずみずしくておいしそうでした。また、ほとんどの作品は紙か布に描かれていましたが、宗教画の内3点は羊皮紙に描かれていたので、聖書に使われていた紙だからだろうかと思いました。
 講演会も美術鑑賞もあって、とても有意義な1日でした。(KF)