KGH美術部日記

KGH美術部の楽しいブログです

「小磯良平と吉原治良」展

2018-05-03 18:52:07 | 2018年度

兵庫県立美術館にて開催中の「小磯良平と吉原治良」展に行ってきました。

ミュージアム・ボランティアの方の解説を聞いたり、常設展示場でスケッチさせて頂いたりと貴重な経験もすることができました。

5月27日まで開催されています。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

 

 部員の感想を一部紹介します。

・私が気に入ったのは小磯良平の絵で、西洋系の色使いや表現の仕方で描かれ、独特の優しい雰囲気があるものが多く見られました。吉原治良と並べて展示されており、互いの作風の違いを分かりやく比べることができて良かったです。 (2年)

・私は今まであまり美術館、博物館といった所へ行ったことがなく正直行く前までは興味がありませんでした。けれど実際に行ってみると私が考えもしなかった技法、観念をもった絵が沢山あり非常に有意義な時間でした。 (2年)

・私がこの美術館を見学し終えて、一番面白かった点は小磯良平の生涯に渡る写実的表現の一貫性と吉原治良の抽象的表現という2人の対照的な画家の歩みを同時に比べられることです。また2人の画家のみにピックアップしているので、とても鑑賞しやすかったです。 (2年)

・美術部に入部してはじめての美術館見学では、展示の新たな楽しみ方を学びました。 これまでは、展示の好きなところを重点的に見たり、展示されている美術品をなんとなく眺めたり、というような方法でしか展示を見ていなかったのですが、今回は違いました。展示の各章ごとにある説明や顧問の先生の解説から展示全体の内容を把握し、その状態で様々な絵画を見ていったのです。すると、これまでとは違った楽しさを感じることができました。この楽しみ方で、今後の美術部見学も実り多いものにしていきたいと強く思いました。 (1年) 

・小磯良平さんの作品に触れる機会は幾度となくあったのですが、今まで見たものとはまた違う雰囲気の作品に出会え、そして本物の迫力を再確認しました。人物がとても上手でつい顔を近づけて見入ってしまう作品ばかりでした。しっかりと塗りこんだ絵画が大半でしたが、私はクロッキーのように無駄のない少ない線で描かれた人物画もいいなと思いました。小磯良平記念美術館にも行ってみたいと思います。  一方、吉原治良さんについてはあまり知識がなかったのですが、独学で学びもがく彼の姿が作品からうかがえ、勝手に彼の心情が少しわかるようでした。芦屋の風景などなじみのある風景も見られ、楽しみながら鑑賞することができました。関西学院大学出身ということで、大学内でも作品が見られるそうです。 この美術館鑑賞で新しい発見があり、これからの制作に活かしていきたいと思います。  (2年)