4/17日(日曜日)美術部は京都市立美術館で開催中の「モネ展」「ルノアール展」に行ってきました。
生憎の雨だと思われていた日曜日ですが、嬉しいことに京都のほうは、途中で少し降られましたが良い天気だったので、気分も軽やかに美術館を訪れることができました。
モネとルノワール、2つの作品展を鑑賞して私が今回選んだ一作は、モネの『テュイルリー公園』です。
モネはどこか丘の上から描いていたのでしょうか、見下ろすように公園の風景が描かれています。霞がかった海の遠く、街がうっすら見えています。そして、その全てを優しく包むような柔らかな陽射し。この陽光の絶妙さは他の作品にはない強い魅力を放ち、私の意識はそこに吸い込まれるようでした。
どうしてこれほどまで表情豊かな光が描けるのか、本当に不思議です。モネは船や睡蓮も数多く遺していますが、共通して、私が魅了されるのは水面の美しさです。太陽の光が、波立つ水面にきらきらと反射する様子に心惹かれます。
『テュイルリー公園』は、展示されていた全ての作品の中で他のどれとも雰囲気が異なっていて、自然と惹き付けられる絵でした。やさしい陽射しは木々や人々のおおらかさ、さらには画面の外にまで広がりを予感させ、初めて、この絵の前に立って何時間でも見つめていたいと感じました。(IY)
今回はルノワール展とモネ展という訳で、とても有名な画家さんの絵を同時に見れました!
ルノワールは私が初めて油絵をしたときの模写に選んだ画家さんだったので、なんだかすごく感動しました!ずっと写真でしか見たことがなかったので...。滑らかなタッチで優しい色合い、とても良かったです。「ルノワール 陽だまりの裸婦」っていう映画で、絵の全体像を決めるのは描線じゃなくて色だ、と言ってたんですがほんとだなぁと思いました。
モネは写真で見たときはあんまり興味ないかもと思ってたんですが、生で見ると綺麗だと感じました(やっぱり写真じゃだめですね!)。特に、霧のヴェトュイユとトュイルリー公園はすごく綺麗でした!ファンタジーな感じで心踊りました(笑)どちらも行きたくなる感じで、霧のヴェトュイユは儚げな、トュイルリー公園は色鮮やかで絵に吸い込まれそうでした!
二人とも参考にできそうな絵ばっかりでしたが、実際やろうとなると難しいです、やっぱり。でも、頑張って絵にひきこまれるような作品を作れたらなぁ...と思わされる作品展でした!精進します!(笑)(KI)
今日は京都の美術館へ、モネとルノワール両方の展示を見に行きました。どちらの作品も好きなのでとても楽しみにしていた美術展です。
まず最初はモネ展へ行きました。モネの絵は模写をしたこともあり、理想としているのでどの絵もとても良かったです。特に今日気に入った絵は、「ヨット、夕暮れの効果」という絵です。海の真ん中に1艇のヨットが浮かんでいる、シンプルな絵です。初めは少し寂しい感じかと思ったけれど、水平線の夕暮れのほのかな赤がとても暖かい色で、すごく穏やかにも感じます。静かな海と空の色もとてもきれいでした。
次に行ったルノワール展は、モネの絵とはまた違った美しさがありました。人の絵しかなく、どれも柔らかな色でいて、とても生き生きしているようです。ここでは「うちわを持つ女」という絵が気に入りました。後ろに緑の縞模様の壁と花がある中、違和感なくうちわがあって和と洋が混ざっている感じがとても良いと思いました。うちわの質感も紙の乾いた感じが出ていて、柔らかく描かれた人物との対比もきれいでした。
どちらの作品も写真では見ていたけれど、本物を見るとやはり感じる事が多く、ぜひこれから絵を描くときに思い出したいです。(WY)
モネの絵もルノワールの絵も好きなので、両方見ることが出来てとても嬉しいです。二人とも印象派の画家ですが、それぞれに特徴があって、見応えがありました。
モネの方は、時代によって描くモチーフが違いました。特に印象的だったのは、1957~63年あたりの絵です。人々は皆頭が大きかったり、一部分が強調されていたりして風刺画のようだと思いました。このような絵を描いていたとは知らなかったので意外でした。どの絵も色彩豊かで好きですが、その中でも「霧のヴェトイユ」が心に残っています。輪郭はあまりはっきりと描かれていませんが、タッチや明暗で表現されていました。淡い色調で幻想的な作品です。また、「テュイルリー公園」が最初に目に入ったとき、とても大きな衝撃を受けました。暗い壁に掛けられたその絵は、やわらかな光で輝いていました。公園の穏やかな空気が伝わってくるようでした。
ルノワールが描く人々は皆、美しく自然な表情でとても綺麗でした。今にも動き出しそうな感じがしました。どの絵も魅力がありますが、特に「猫を抱く女」が好きです。女の優しそうな顔と、猫の毛並みが特に気に入っています。私も前、猫を油彩で描きましたが、顔が全然上手く描けなかったので本当に凄いと思います。
今回は風景画も多く、今描いている絵に使う空気遠近法の参考にしたいです。充実した1日でした。(KF)