Circle of Life

COURAGE=Communication+Simplicity+Feedback
膠原病・MCTDの通院記録など

入院証明書(診断書)

2007-03-12 23:01:19 | 入院
ア・入院の原因となった傷病名:間質性肺炎 H12(2000)
イ・アの原因:全身性エリテマトーデス H10(1998)
・入院期間
 第1回入院:H19(2007)年1月11日~H19(2007)年1月19日
 第2回入院:H19(2007)年2月5日~H19(2007)年3月3日
・退院理由、退院時の状況など:要通院
・発病から初診までの経過及び初診時の所見
 H10(1998)年SLEと診断。
 H12(2000)年より当科外来フォロー中。
 H19(2007)年1月4日頃より乾性咳嗽が憎悪。
 鎮咳薬にて軽快せず、1月11日 定期外来受診し、間質性肺炎憎悪が疑われ、同日入院となった。
 徐々に呼吸状態も安定したため、1月19日退院となった。
 その後再度咳嗽、動悸が憎悪し、2月5日入院。
 皮膚潰瘍の憎悪もあった。
 酸素療法や血管拡張薬の点滴も行った。
 外来で引き続きフォローすることとし、3月3日退院となった。

これで終わりではない

2007-03-04 23:51:34 | 入院
朝、起きたときから息切れと動悸が激しい。
酸素吸入のせいで、肺がどれだけ怠けて弱っているかを痛感。
鼻づまりもあって、口で呼吸する。
これ、仕事も当分、休んだ方がいいのかもしれない。

味覚異常になっていて、味に敏感になっている。
塩分の取りすぎに注意と言われても、味が濃すぎて食べられない。
水と一緒に無理矢理口へ突っ込んで食べている。

右膝の皮膚潰瘍の状態が悪い。
膝の関節が曲がらなくなったら、階段の昇降が出来なくなる。
これは落ち着くのを待つしかない。

でも、家がいい、音楽聞けて、今日はバニラのお香を焚いている。
お風呂も、時間を気にせずにゆっくり入れる。
すきなだけ寝坊できる。
ただ、家事の存在にウンザリなだけ。
母が洗濯物をためこんでくれていたので、その片づけをするだけでも疲れ果てて、倒れそうになる。
当の母は、家事をほったらかして、買い物へ遊びに行く始末。
殺される、絶対に私を殺す気だ。
おまけに文句も山ほど言ってくる。
病気持ちで、いい気になってワガママになっていると。
もう沢山だ、勝手にしてくれ。
確かに、私の医学知識は大しこととないし、口の悪さはひどいもんだし、健康管理ときたらなおさらだ。
しかし、それがどうしたというのだ。
これらの医学知識については間違いだらけの私よりも、もっと堪能な人たちに、私たちが8年間、ふたりで背負ってきた重荷を担がせてみたい。
多くの問題を、代わりに解決してもらおうじゃないか。
母に、私たちが味わってきた辛酸を味わってもらいたい。
自分で生んだクセに、そんなに私のことが憎いのか。
家事もやらなければいいんだけど、やらないと家から追い出される。
せっかくしていただいたけど、主治医の家族への電話は、まったく効果がなかったみたい……

仕事は、体調が落ち着くまで休むことにした。
というか、家事をするだけで精一杯で、これ以上動いたら、また倒れて入院になりかねない。

親父の体調がまた悪い。
PL顆粒を飲み始め、食欲がないと夕食もとらずに寝込んだ。
母は、また風邪をひいたんだろうと能天気ぶり……
あのなぁ、3ヵ月以上も微熱が下がらないことが異常だってことに気がつけよ!
もっと病気に対して、危機感持てよ!
どこまで、馬鹿で無知で無頓着、自分本位で他罰主義な女なんだ。
本当、お気楽過ぎてうらやましいわ。
母の病状も心配だったけど、どうにでもなってしまえ。
私の知ったことか。
本人も、それでよさそうだしね。

●ワトソン先生 電話相談室
また、お世話になりました。
先生、ありがとうございます。
・利尿薬の問題。
 ラシックス10mgが望ましい。
 明日、近所の内科医院で入手予定。
・グレープフルーツの精分の入った化粧水や、お香を使っても大丈夫でしょうか。
 グレープフルーツは食べたらいけない。
 プログラフの作用が強まるので、注意が必要。
 化粧水やお香は、そんなに吸収されないので、気にすることはない。
・血栓対策
 ワーファリンはコントロールが難しい薬で、静脈にできる血栓に効果がある。
 バイアスピリンは、レイノーや動脈にできる血栓に効果がある。
 両方が心配される場合は、併用する。
 ワーファリン+バイアスピリンが効きすぎていて、鼻血など出血しやすい状態になっているのではないのか。
・不眠対策
 精神科の薬が多い。
 眠れなくてもいいから、横になって休むこと。
・プログラフの副作用
 味覚障害があった……尿量減少の作用もあり。
 間質性肺炎の治療にプログラフにこだわることはなく、エンドキサンやアザニンもある。
 ……以上。
 ご教授、ありがとうございました。

思えば、私はいい感じに物事の先生達に出会って来たと思う。
まずは師父のZombie、彼の教育で精神面を鍛えられ、諦めの悪さが身につき、生涯好奇心を絶やさないことを教えてくださったことに感謝したい。
次に発病後、患者の先生と言ってもいい人に出会った。
難病患者で、彼は医療系のネット掲示板を暴言で荒らしまわる「海賊患者」と呼ばれ、その筋では有名な人だった。
彼の病気の勉強をまったくしようとせず、逆に患者に薬の処方や調整を聞いてくる主治医を、
「勉強せんかい、ドアホが!」
と医学辞典で殴って問題となり、病院出入り禁止になった経歴がある。
幸い、彼が西洋医学の信望者だったので、他のオカルト療法や民間療法へ走ることを防げた。
彼から教わったことは、
・医者を教育することは難病患者の責務である。
 患者の視点でないと、わからないことがあるので、そこを指摘して教えること。
・ひとりの医者に全てを任せるのは自殺行為(人間は完璧ではない)なので、できれば複数受診すること。
 他の医者が別の病気を発見することもある。
 セカンド・オピニオンの重要性。
・初診の医者にかかっても大丈夫なように、病歴表は作っておくこと。
・自分の処方薬は用法と作用、副作用を把握しておくこと。
 お薬手帳は持ち歩け。
・自分の病気については、最低限の知識をもっていること。
……他にも、いろいろと教わったけど、覚えている大事なことはこのくらい。
彼は、白血病の医学生と「患者大学」を作ることを目標としていたんだけど、白血病の医学生が残念ながら亡くなられた。
彼自身の病状は今は落ち着いていて、仕事のほうが忙しいとあって、それは無理みたい。
昨年の夏に再会したものの、医療系は今は諦められたのかな。
桜坂氏の「患者学会」が潮流を引き継ぐことを願いたいです。

●今回の入院の反省点
・勝利条件が曖昧だったこと。
 それぞれの考えが微妙に違っていても、合意することになり、協力することになっていて、根深い対立があったりしてそれができなくても、表面上は取り繕なわれた。
・きちんとした関係作りや説明ができていないまま、始まってしまったこと。
 精神科医からの指摘。
・恐怖感染症問題
 私の恐怖感があちこちへ伝染し、それが怒りへと変換され、問題となった。
 怒りと侮辱は伝染する。
 主治医を刺激するために、侮辱を使った。
 これはやったらいけない、申し訳ないです。
 「飴とムチ」式管理の「ムチ」をやることになったが、結果がよくなることはなかった。
 私の能力不足である。
 以後、繰り返さないこと。
・看護婦の使い分け
 彼女達を素早く評価し、どういう時には誰に頼るべきかを知っておくこと。
 への字ちゃんがいい例。
 彼女は手技はヘタだったけど、伝達することはうまかった。
 立場や、医師に対する発言力の強さ、地位も知っておくこと。
 桜坂さんが言うには、「看護士は最後まで弱い立場の患者の味方でないといけないが、最近は医者の手先に成り下がったのが多いので、注意してください」
 ワトソン先生からは、「医師に直接言えないことは、看護士に伝えてください。症状が心配ですと訴えて、医師を動かしてください」
・同室者
 今回は、同室者2名が初入院の人たちだったので、過ごしにくかった。
 消灯後のテレビの視聴とか、まったくしない患者さんたちだったので、こっちも明かりをつけづらかった。
 ……それは、私ではなく、もうひとりいた(4人部屋でした)自分達の病気の先輩患者に気を遣っていて、彼女が一時帰宅したとたん、消灯後にテレビを観たりしはじめた。
 私が消灯後の明かりの問題などで、注意されていたことも悪かったのかもしれない。
 はやく手術後のリハビリをすませて、退院されることを願います。
今、思いだせるのは、こんな感じ。
今後は入院したくもないけれど、またするハメになったときの教訓に。
いい経験と学習になりました。

功成りて万骨枯る

2007-03-03 00:04:47 | 入院
偉大なる師父、Zombieを偲んで……

なんとなく微熱がある感じだけど、いいや。
右足の潰瘍が激烈に痛いし、足もむくんでいるけど、もういい。
ばれないように注意をはらうだけ。
ここから脱出する。
……勝利条件は8割方達成、最後は奇跡の大脱出ではなく、惨めな敗走に。
いっそ、主治医と感情をむき出しにして、殴り合いの大喧嘩をしたほうがよかったのかもしれない……
まぁ、この失敗を教訓として、今後もやっていくしかないか。

・血圧
起床時 116-66
朝食後 121-83
夜 129-102
降圧剤ディオバン服用。
降圧剤の飲み忘れが多い。
以後、注意します。

・昨日の尿総量 880ml

●主治医から家族説明
・退院してもいい状態になりました。
・薬の副作用の心配はないようです。
・精神的に不安定な状態なので、注意してください。
……昨夜、わざわざ自宅へ電話してくださったそうです。
お手数おかけしました、ありがとうございます。

最後に、同室者の患者さんに挨拶したとき、手術前にこっそり泣いていた女の子に、「がんばって」としか言えなかった。
「勇気があったね、お疲れさま」と言えなかった。
彼女も近日中にリハビリを終え、退院予定。
再発しないことを願う。

とりあえず、釈放されたものの、「戻ってくるな」と言われないのが悲しいところ。
「また来い」だから、たまらない。
院内で楽な生活をしていて動き回ることがなかったので、動き回るとすぐに動悸と息切れが激しくなる。
院内のロビーでへたりこみ、地元駅の階段が地獄で、動悸が激しくなって心負荷がかかりすぎていることがわかって、プラットホームで倒れそうになった。
……プログラフの効果がでてから、退院した方がよかったのではと、後悔。
普通の日常生活で、無茶しなければいいだろう。

家へ帰れば、予想通りハウスキーピングがまったくできていなかった。
たまりこんだ洗濯物に食器、ホコリまみれの室内……
替えの下着がないと怒鳴る親父に、荒れるアル中の母……もう最悪、憂鬱になる。
別居を真剣に考えた方がいいのかもしれない。
あ、障害基礎年金のこと、すっかり忘れていた。
手続きをしないといけない。

私は幸運にも、主治医、皐月花先生、(そして他の医療スタッフ)と一緒に、病院での激しく、恐ろしい、そして挑戦的な1ヶ月をともにする素晴らしい機会を持った。
私は、先生方と一緒に、間質性肺炎をプログラフで治療する詳細を解明しようと戦いながら、ものすごく多くのことを彼らから学んだ。
私たちには技術的な問題があった。
人の問題があった。
管理の問題があった。
(そして公平を期するなら多くの支援もあった)。
今回は、すごく人材に恵まれていて、私は幸せだったと思う。
この強運も、いつまで持つのか不安になるけど。

この「航海」につきあっていただいた方々へ。
あなた達のおかげです、ありがとうございました。

まず、最初の感謝を高名な膠原病医N・M先生へ。
先生のメールで、楽しく、興奮的で、教育的な入院生活が始まりました。
先生の一押しがあったことを感謝します。

そして、私たちが脇道へそれないように、見守ってくださった師匠先生に感謝します。

私の担当医となった皐月花先生、私がした馬鹿げたことを容認してくださって、ありがとうございます。
先生の「患者の話を一字一句漏らさず真剣に聞く」というスタンスは素晴らしいです。
男社会で女医さんがやっていくのは厳しいと思いますが、そのスタンスは忘れないでください。

残念ながら、離脱してしまいますが、皮膚科医の薫先生に感謝します。
先生のさりげない一言が、大きなエネルギーになりました。
開業されたクリニックが繁栄することを願います。
お世話になりました、ありがとうございます。

いつも「担当患者が多すぎて、疲れているんです」と、やる気なさげな雰囲気を漂わせていた精神科医の堂信先生。
主治医との仲裁者になっていただいたことに感謝します。
自分の立場が悪くなるかもしれないのに、私の代弁者となっていただきました。
慎重に言葉を選びながら、主治医に抗議してくださって、ありがとうございます。
先生の果たした役割に謝辞を贈りたいです。

お見舞いに来てくださった、患者学会の桜塚さん。
話し合って、私も学んだことは多かったです。
貴方が教えてくれたことは、忘れないようにします。
遠方から、ありがとうございました。

いつも明るく、点滴は未熟でしたが、支援と理解をしてくださった看護婦さんたちに感謝します。
とても個性的な方たちで、これからも患者の味方になってください、ありがとうございました。

入院中の私にメールをくれた人たち……sidaさん、かりんさん、ごうさん、りゅあさん、すーちゃん、migalooさん、TOKOさん、うしゃこさん、なっちゃん、あと他に誰かいたっけ、抜けていたら、ごめんなさい。
心配してくれて、ありがとう。
心の支えになりました。

Zombieの格言の数々が、混乱しがちな私を冷静にさせてくれました。
先生に怒られないような人生を過ごすことが、最大の恩返しになると思います。
厳格な人だったけど、先生が師で、本当によかった。
生きているうちに言えなかった、「ありがとう」

そして、事の言いだしっぺ、私の主治医、不幸の代名詞M先生。
プログラフの奇妙な遅い跳躍を説明し、生きて帰らせてくれた、どうもありがとうございます。
仕事の倫理、粘り強さ、そして決意することを教えてださった。
最後は私が、がめつい奴になってしまったので、やりづらかったと思うけど、辛労をおかけしました。
底意地の悪い粗探しをして、申し訳ありませんでした。
嫌かもしれませんが、さらに不幸になっていただくために、先生についていくことにします。
疫病神にとりつかれた、憐れな医者……
地獄の果てまで追い続けてやるから、腹くくって覚悟しておけ。
お疲れさまでした。

最後に、隠れて私を支援してくださったワトソン先生に感謝します。
先生と話すたびに、自分の未熟さを痛感します。
辛抱強く教えていただいて、ありがとうございました。

今回の「航海」は終わった。
でも、私の船旅はまだ続く、私が倒れるまで。
……航路図をしっかり書きとめておくこと>主治医。

今回の教訓:お互いに話し合って、書き留めること。

心が劣化して、折れた

2007-03-02 22:20:19 | 入院
いろいろとあった。
残念ながら、まだ残っている問題もあるが、それは外来で解決できること。
邪魔者はいなくなる。
ほら、気分爽快、すっきりしたことでしょう。

まだ皮膚潰瘍が痛くて歩きづらいけど、呼吸も苦しいけど、なにもしてくれない、なにを言っても無駄だということはよくわかったので、退院する。
家にいても変わりはしない。

胸の苦しさは、パニック障害なのかもしれない。
いつも、精神的に不安なときに発作が起きる。
精神科で相談してみよう。

最後に主治医と会うのか、一戦することになるのかは、わからない。
ただ、無視しよう。

薫先生へのお礼の手紙を、皮膚科へ持って行った。
息苦しくなったけど、もういい。

早朝の回診に来た看護婦さんに、退院の意思を伝えた。
とれるデータは、とったのだから、もういいだろうと。
看護婦さんが眉をひそめて
「誰がそんなことを言ったの」
と言いたそうだった。

・血圧
夕方 137-88

昨日の尿の総量 1060ml

朝微熱 37.2℃
夕方 36.2℃

だるくて寝ていたら、なんで寝ているのか聞かれた。
……入院患者が寝ていて悪いか。
起きていたら起きていたで、パソコン使うなとか、安静にしていろと注意するクセに。

・リプル点滴
もう、退院するから言ってやる!
この、ど・ヘタクソ!
自分の手技不足を、
「血管が細いから」
と、患者の身体のせいにするな。
開き直るな、少しは恥じろ!
上手い人がやったら、痛みを感じないことぐらい知っているんだよ。

看護婦さんが去りぎわに
「大丈夫?」
と言ったけど、何を言っても無駄なので、
「大丈夫です」
と答えた。
本当は、足がむくんで、潰瘍の痛みもあって、すごく痛い。
でも、どうにもならない。
無駄なことは言わない。

主治医が来た。
狸寝入りをして、無視した。
酷いことを言いそうで、怖い。
主治医が怖かった。
どうせ、退院同意書も書類だけでいいのだから、そうしてよ。
私には、失意と絶望しかない。
ただの道具だ。
私の苦しみをわかってくれとは言わないが、わからないだろう。
もう、一緒に戦っていく自信はない。

やっぱり逃げ切れずに、呼び出しをくらった。
カンファレンス室へ看護婦さん同伴で連行された。
……いたのは、主治医はともかくとして、精神科医の堂信先生もいた。
まずは、堂信先生と二人で面談することになった。
「何の用?」
と不機嫌そうに言ってやった。
「いや、退院されると聞いて、あれからどうされたかと思って」
と、あいもかわらず、しらじらしい。
どうせ、また主治医への不満調査だろ。
「治療が終わったから、退院することになった。
 それだけですよ」
と、そっけなく答えた。
だが、堂信先生から意外なことを提案された。
それは、主治医を変えること。
人によって、合う合わないがあるし、私と相性のいい医師に診てもらったほうがいいだろう、紹介状を書いていただけるよう、交渉してみると。
……プログラフ使われた難物患者を引き取る医者はいるのか?
それから、今まで外来で私を診ていて、とても頑張っている人だという印象を受けていると、私の努力を認めていただいたことが嬉しかった。
堂信先生に、
・主治医との過去のトラウマ
 →関係作りができていない不安定な状態のまま、治療に突入してしまったと指摘。
・家庭環境が悪いこと。
 病気への理解がなく、死ねばいいと思われている。
 在宅酸素療法をすることになったら、家から追い出される。
 親の老後の面倒もみれないような娘はいらない。
 病気で、働きたくても働けない。
 家族への負担を減らすためにも、早く死んで処分を。
「ずっと我慢してきたんだね」と仰った。
堂信先生が、主治医との仲裁役をすると仰った。
自分がいれば、主治医は手酷いことはできないだろう、二人っきりにせず、私をかばうと仰った。
お互いを誤解しているかもしれないから、ちゃんと話しあうこと。
とにかく、怖いから主治医と会うことを拒否したんだけど、
「僕がいるから」
と、堂信先生の仲裁のもと、会うことになった。

まず、主治医に私のことを解説。
・とてもデリケートな人。
 →いえ、神経図太いです。
  こうしてネタにしています、ネタまみれの嫌な人生。
・症状があっても、言えば迷惑になると、なかなか言えなかったこと。
・主治医に頼りたくても、頼れず、辛かったこと。
・主治医はデータで私の体調を管理し把握されているが、私自身の体調はわかっているのかという不安。
・薬を飲み続けることに、疲れてしまったようだ。

それから、堂信先生が
「自分の担当患者のことを心配しない医者はいない」
と仰ったので、
「他人事だから、どうなったってかまわないんでしょう。
 なんだってできる」
と言ってやった。
……体面の問題だろ。
「他医への紹介はできますか」
と、堂信先生。
「できますよ、本人が望めば」
と、主治医。
……やり逃げかい、責任持てよ。
「厄介払いしたいのね」
と言ったら、主治医は少し怒った表情をされた。
最後に、それを貴方が言ったら終しまいだ、な発言。
……もう、我慢も限界、せっかくの機会なので、言ってやった。
「もう、殺してほしい、死なせてほしい、殺せるんでしょうが!」
と、訴えた。
堂信先生が静かに仰った。
「医者に人は殺せません」
……大嘘つき。
人を合法的に殺せる商売をやっているクセに。
不快に思われた医療関係者の方がいたら、ごめんなさい。
堂信先生が、
「退院は可能ですか」
と尋ねると、
「プログラフの副作用がわかったし、外来で診ていいでしょう」
と、主治医。
……勝手に再診日の予定を決め始める二人。
再診日は、二週間後の3月15日となった。

正直言って、まだ若くて立場も弱い堂信先生が、ここまで主治医に意見を言ってくださるとは思わなかった。
普通は、今後の保身のことを考えるもの。
私が、どんな暴言を吐いても、私の味方になって守りきってくださった。
先生が担当医で、本当に良かったです。
堂信先生の勇気に感謝します。
ありがとうございます。

その後、主治医が退院療養計画書を持って現れた。
昼頃、採血をするので、トラフの関係もあり、プログラフは夜に服用してもかまわないと仰った。
暴言を謝罪したら、気分の問題だからいいと仰った。
……体面を潰されたことを、本当に許してくれたかはわからないけど、ありがとうございます。
別に嫌われてもかまわないから、私は自衛のために極悪人になったんだけどね。

明日で、航海は終わる。

航海の終わり

2007-03-01 21:25:45 | 入院
何も言わない事にした。
どうせ、何を言ったって信じてもらえないし、何もしてもらえない。
言うだけ無駄。
言っても、生意気扱いされるだけ。
どんなに辛くて苦しくても、私はその症状を一切言わない。
自分でオカルトでもいいから、療法をさがす。
気力はつき、諦めた。
ヤボ用のほうは、長い目でみていくということで、いいや。
もう、今週末には、邪魔者は去るから、ご安心を。
薬さえ飲んでいれば、いいんだろ。
……3日前から薬を処方するように訴えているのに、処方されないってことは、死ねと言いたいのね。
病院で死なれるのが面倒なら、自宅で死ぬさ。
それまでだ。
薬が処方された。
への字ちゃんが、うまくやってくれたみたい。
ありがとう。

・血圧
起床時 100-68
朝食後 116-70
夕食後 140-80
降圧剤ディオバン服用。

・昨日の尿の総量 840ml

右脚の痛みが増してきた。
まだ歩けるから、大丈夫。
背筋が痛い。
セキのしすぎかな。

・リプル点滴
ナンバー2の看護婦さん、彼女も点滴が“ヘ”なのよね。
朝食を食べ終わるのが遅いことや、22時以降に寝ているか注意された。
小言ばっかり。
血圧管理が大変なのは、理解してもらえたけどね。
ありがとうございます。
もう退院したいと、退院の意思を伝えた。
課題は達成されたと思うし、あいつらにこれ以上、つきあってられるか。
用は終わった。
私は帰る。

●皐月花先生回診
……いちごミルクを飲んでいるのを発見された。
水分補給です、先生! 間食ではありません。
・鼻血が止まったことを報告。
・セキなどの症状は変わらず。
・皮膚処置をしているときに来られたので、傷の状態を診ていただいた。
 薫先生に指摘された、壊死して取れかかっている潰瘍を見せた。
……こっちは、これだけ身体をはって、我が身を犠牲にして教えていることに気がついてください。
・利尿剤については、ふれず……
・プログラフの量の調整
 ワトソン先生と相談されて、量を調整する。
 結果、プログラフを2mgに減量することになった。
・退院
 血液検査の結果から、外来で診てもいいデータなので、退院の許可がでた。
 明日、土曜日に退院することを伝える。
「なにかあったら、呼んでくださいね」
と、去って行った。
ありがとうございます。

そろそろ、この航海も終わりそうだ。
でも、長い船旅は、まだ続く……

続いて何が起きるのか

2007-02-28 20:38:30 | 入院
昨晩、エラー発生。
右鼻から鼻血が大量に出て、1時間以上、出血が止まらない。
ナースコールしたら、主治医に連絡して指示を待つと言われた。
夜遅くだったので、やめてほしいと言ったけど、通報されてしまったらしい……
叩き起こして、ごめんなさい。
当直医の処置を受けることになった。
右鼻に、麻酔薬のついたタンポンをつめていただいた。
薬の苦味がノドに落ちて、気持ち悪い。
翌朝、耳鼻科を受診し、再処置をうけることになった。
そして、血液凝固の血液検査もすることになった。
夜中に、お騒がせしました。
ありがとうございます。
……この調子だと、入院期間が長引きそう。

その後、胸の動悸が激しくなって、苦しくて眠れなかった。
朝は、しんどかった。

・血圧
起床後 103-67。
朝食後 105-65。
夕方 144-92。
降圧剤ディオバン服用。
夕食後 112-68。

夕方に血圧上昇する傾向があるので、予防のために夕方に降圧剤を飲みたいと、看護婦さんに伝えた。
主治医に伝えてくださるそうだ。
ありがとうございます。
神経内科の診察室で、看護メモを発見。
降圧剤の服用が中止になっているのに、私が自己判断で降圧剤を飲んでいることが問題だそうだ。
降圧剤を没収して看護側で管理するか、再指示を願いますと書かれていた。
……あのさ、血圧管理を放置されているから、自分で自己管理するしかないじゃない。
そうやって、自分の身を守ることも許されないの?
やっぱり、他人事だから、どうでもいいのね。
と、失望していたら、今日の担当看護婦、への字ちゃんが吉報を伝えに来てくれた。
主治医に意見を言った結果、降圧剤服用条件が、上が120以上、下が90以上のときが認められた。
夕方、念のため、血圧測定して、服用することになった。
これで効果がなければ、ノルバスクを飲むこと。
よくやった、点滴ヘタでも、伝令は上手い、への字ちゃん。
ありがとう。
ご意見してくださった、ワトソン先生も、ありがとうございました。

朝の体重測定は、看護婦さん監視のもと、行うことになった。
……そんなに私のデータが信じられないの。
不正行為をやっていると言いたいのね。
自分で首を絞めるような展開になってきた。

足が強くつる。
こむらがえり、ばかり。

・昨日の尿総量 1219ml。
・セキの発作があって、息切れと動悸があり。

・部屋で心電図
 昨夜は、鼻処置の後、胸の動悸が激しく、眠れなかったと話したら、心電図を測定することになった。
……症状起こしているときでないと、意味ないとも思えるんだけど。

・検査室で心電図
 意外と早く終わった。
 結果は、入院時と比べて問題なし。

・リプル点滴
またですか、への字ちゃん……
血管をさがすのに、あまりにも時間がかかる。
温タオルで腕を温めることを、勧めた。
温めている間に、耳鼻科から呼び出しがあったので、点滴は中止して耳鼻科へ。
耳鼻科診察後、別の看護婦さんに点滴をしていただいた。
うまい人だった。
ありがとうございます。

●耳鼻科
・タンポンをとっていただいた。
「誰がやったんだよ、研修医か?」
と、患者の前で発言しないこと。
・鼻の粘膜が弱り、出血しやすく、キズがついている。
・コットンの挿入。
 二週間ぐらいで排出される。
 酸素吸入しているので、邪魔になるかもしれないと言ったら、軽いので、その心配はないとのこと。
・鼻をあまりいじらないこと。
ありがとうございます。

●皐月花先生回診
・昨夜は、胸の動悸、ドキドキ感が強くて眠れなかったことを話した。
・検査室で、本格的な心電図を測定することになった。
 結果は、入院時と比べて問題なし、心配はない。
ワガママばかり言って、ごめんなさい。
ありがとうございました。

●神経内科
手足の力比べテスト。
神経内科医の力に逆らう。
自分の非力さがよくわかった。
それから、トントン叩いたり、皮膚刺激のテスト。
・左足の力が弱い。
・左脚の座骨神経にダメージがある。
 それが、左足の爪先や甲に影響があるのだろうとのことだった。
・シビレは、プログラフではなく、血管炎の影響が強い?
(私の聞き間違いかもしれない)

親父の検査日がわかった。
心エコーと胃カメラをするそうだ。
何ごともないことを願う

頭のヒラメキ、音のキラメキ

2007-02-27 21:50:05 | 入院
胸苦しさを感じながら、起床。
今日は平和でありますように。

・血圧
起床時 142-88。
寝惚けていて、降圧剤飲まず……
夕方 127-97。
降圧剤ディオバンを飲んだ。
就寝前 119-75。

・採血
うまくいった。
ありがとうございます。
エラーが発生しないことを願う。
結果は、前回と変わらずだった。
トラフ、減っちゃった。

足が強くつった。
よくつる。
今日は寒いからかな。

昨日の尿総量は、1560ml。
今日から利尿剤を飲むので、脱水に注意。
こまめに水分摂取をすること。

脚が痛むのは、潰瘍がえぐられる痛みだとわかった。
壊死した部分が、とれそうなのだろう。

・リプル点滴
もう手が青アザだらけ……
私は難敵らしい。
今日の担当はナンバー2の看護婦さんで、気候が不安定だから私の入院期間をのばしてほしいと、主治医に週末に訴えてくださった。
それが今週末退院の予定になっていて、驚いたそうだ。
皐月花先生が、今日の血液検査の結果次第で退院が決まると仰っていたと話したら、
「それは基本的には、先生の指示でも……」
と不服そうだった。
ご心配、ありがとうございます。
精彩な彼女の声で、暗い病棟が明るくなる、いい薬。

体重が気になるので、食事量を減らしてほしいと言ったら、すでに主治医が指示を出したカロリー制限食に変わっていた。
ありがとうございます。
同室の患者さんたち、ご飯をあまり食べない。
他の患者さんも、食べない自慢みたいなことを言っている。
女子寮にいたころは、見栄はって寮食を残して、お菓子を隠れて食べている女の子がよくいた。
それとは、違うのかな……
体調が悪くて食べられないのか、太るのが嫌だから食べないのか。
前の隣人は、一般食堂でカレーやラーメン食べて、それで病食を食べられないと訴えていた。
外食していることは、秘密……

デマルコ曰く、大物になるには、2つの手段がある。
・自らがそうなること。
・他人の尻馬に乗ること。
後者の例のほうが楽なので、多いそうだ。

●主治医回診
颯爽と登場。
・血液検査結果
 腎機能は問題なし。
 トラフ低下。
・血圧も問題なし……
・手足のシビレ
 ひどいようなら、神経内科を紹介する。
 →そんなに気にしていないと、断った。
「どうせ、ワトソン先生に相談するんだろ」
と言いたげな雰囲気だった……
するけどさ。
嫌われたって、かまやしないんだから。
また、投げ槍選手が一名発生。
選手登録をよろしくお願いします。
とりあえず、地区予選は軽く突破してください。
日本投げ槍医師大会、絶賛開催中!
参加希望者が少なすぎて、勝手に閉会しそうだけど。
がんばってね、ありがとうね、先生。

●皐月花先生回診
・血液検査結果
 結果は前回と変わりなく問題なし。
・神経内科の受診を希望。
 心配なので、受診することにした。
 左足の甲がしびれる。
 レイノーのシビレとは違う。
・セキがひどいので、困っていますと訴えた。
ありがとうございます。

課題の「ひとかけら」が終了したら、その瞬間を誉めたたえよう。
先生方は先に進むために、絶えず激励を必要とされている。
だから、
「いい先生、いい先生、本当にいい先生」
と言うこと。
私の大好物、チェルシーの抹茶味を差し上げた。
ひとつの課題を成し遂げた、お礼。
しばらくは、達成感に浸って休憩。
さぁ、私たちが好調だということを、皆にしめそう。
これも私の仕事のひとつ。
ところで、親父はどうなったのだろうか。

ルプラックについて訂正

2007-02-27 07:33:58 | 入院
ワトソン先生より、ご指摘がありました。

◎ルプラック
 プログラフと併用してはよくない薬だそうです。
 でも、決して併用してはいけない薬ではないそうです。

 ×「カリウムが減るので」
 〇「低カリウム血症を発症させにくい薬剤」

 ルプラックは、低カリウム血症が起こりにくい薬ですが、副作用としては、低カリウム血症になる場合と高カリウム血症になる場合とあります。
どちらになるかわかりません。
何も影響がないかもしてれません。

誤情報を流して、申し訳ありませんでした。
ワトソン先生には、感謝しております。
勉強になりました。
ありがとうございます。

さいわい、ワクチンがあった

2007-02-26 22:36:55 | 入院
ぐったりと起床。
ノドが乾いてセキがでる。

毎朝、体重測定して、入浴の予約をとるのが朝の日課。
でも、体重計が2つあって、電子体重計と昔ながらの体重計がある。
その測定誤差、3kg。
これは大きい。
……どっちが正しいのだろうか。
普段は電子体重計で測定している。
体重は、むくみが始まってから、増加傾向。
入院してからの体重経過を見せたけど、今日の体重しかメモしてくれなかった。
……意味がない。
10日前から、急増しているじゃない!
そのことを、強く訴えた。
看護婦さんに、几帳面すぎると言われた。
数値にこだわりすぎだと。
それだけ私が自己管理に真剣だと、わかってくれない。

・血圧
起床時 117-76。
朝食後 141-73。
降圧剤ディオバンを服用。
昼食後 127-88。
夕方の血圧は、機械の故障と私のショック状態で測定不能。
機械だと、140-109とでた。
私は本当にストレスに弱い弱虫だ。
身体がすぐに反応する。
夕食後 122-86。
これは機械ではなく、手動……聴診器使って測るやつで測定した。

昨日の尿量は、1100mlだった。
水分摂取はしっかりと。
頻尿気味で、1時間に1回はトイレに行っている。

動き回るのは、ゆっくりすれば、楽になってきた。

手足のしびれはある。

興奮すると、セキがでる。

●皐月花先生回診
・まだ、セキの発作があると話した。
・前回の入院では、足のむくみはなかった。
 むくみが10日以上、続いている。
 むくみ状態のチェック。
 尿量の報告をした。
 尿は、出るときには出るが、出ないときには出ない。
 体重の増加傾向があると話した。
 利尿剤を使うかは、主治医と相談。
 明日、血液検査をし、腎機能の結果と、尿量で決める。
 ……ことになっていたんだけど、脱水状態が気になるものの、利尿剤の処方が決まった。
 処方薬は、ルプラック。
 体重とむくみのほうは、毎日、経過をみることになった。
 看護カルテの体重記録と、私の記録の体重が違うと言われ、
「毎朝、測っています!」
と、噛みついてしまった……
ごめんなさい。
これで、むくみの問題は、解決した。
……やれやれだぜ、まったく。
あ、でも、
「急げ、急げ、と言うほど、焦って遅くなる。
 その結果、品質は落ち、雑な仕事をする」
(ゆとりの法則)
のせいだったかも。
焦りは禁物、ゆっくり仕事をすること。
……どこも、急げの大合唱の現実。
・プログラフ副作用のチェックのための入院なので、明日の検査結果次第では、退院できるかもしれない。
 自宅でも酸素が吸えるように対策。
 酸素をできるだけ吸うこと。
 →在宅酸素療法ね。
  ……そろそろ厄介払いをしたいのだろう。
 家に帰っても家事で疲れそうと言った。
 退院の答えは、曖昧にした。
患者の話をよく聞くというスタンスの先生が好き。
いつも丁寧に話を聞いてくださって、ありがとうございます。

●皮膚科
「どう、元気になった?」
と、気を遣ってくださる薫先生。
励ましてくださるいい先生だ。
・入院して、安静にしているので、潰瘍の状態は良くなっている。
「こんなもんですよ」
 右足膝裏右の潰瘍の壊死部分が取れそう。
・処置はゲーベン。
・今週、退院なら、薬をとりに来ること。
 来週もいるようなら、再診。
本当にありがとうございます。
別れが惜しい。

・リプル点滴
またもや、への字ちゃん。
泣いてもいいですか?
腕が青アザだらけで、アブナイ人と見られても、しょうがない状態になっている。
警察に見られて、粉薬持っているの見付かったら、絶対にヤバイって。
なんとかやってくれた。
ありがとうございます。

退院の予定は、基本的には主治医の指示に従う。
でも、土日のほうが家族が迎えに来やすくて、退院しやすいと言った。
……残り一週間、そのワザ、まるごとガッツリいただきます!
盗めるだけ盗め!
……というわけで、今まで隠れて様子を診ていただいていたワクチン投与、熟練の膠原病医ワトソン先生の出番になった。
皆の者、拍手じゃ、拍手ー
主治医に電話講義していただきました。
先生、ご指導、ありがとうございました。

主治医に、
・拡張期の血圧上昇のこと
・手足のむくみ
・皮膚潰瘍
について説明していただきました。
あとは、プログラフの慎重投与について。
主治医の回答は、
・高血圧脳症の心配はない
・肺の具合は、2月ぐらい様子を診ないとわからない。
だそうだったそうだ。
レッスンは、週1回のペースで。
お互い、仲良く協調してやってください。
よろしくお願いします。

●主治医回診
ちと放心状態。
ワクチンの刺激が強すぎたか?
・利尿薬の名前は、ルプラック4mg。
 カリウム排出はできないが、良くなること。
 朝、1錠、服用。
……なぜ、薬の名前を言わない、利尿薬だしましたですませる。
・手足の麻痺感について、心配されていた。
 シビレがひどいようなら、神経内科へ紹介。
・ワトソン先生から連絡があったこと
 プログラフ使用患者の容態について説明があった。
 手足のシビレを理由に、やめられた患者さんがいることを、気にされていた。
・拡張期の血圧の話は、スルー……
・明日、血液検査がある。お互い、ワクチンでショック状態……大丈夫かよ、おい。
手短に終わった。
ありがとうございます。

ワトソン先生に報告の電話。
夜に、ありがとうございます。
それで、衝撃的なことに、ルプラックはプログラフに併用禁忌の薬だって……
知らずに飲んでいたら、大変なことになるじゃない。
カリウムが減るので、サプリで補充しないといけないかも。
ステロイドの作用のことを心配されて処方されたのだろうと仰った。
明日、また主治医に連絡をとってくださることになった。
本当に、いてくださってよかった。
あとは、むくみが治まれば、やめればいいとのこと。
安心しました。
ありがとうございます。

夜間に明かりをつけないでくださいと、注意された。
それよりも、同室や洗面所でのオシャベリが、やかましいことを注意してほしい。
騒音公害に比べれば、マシでしょう。
看護婦さんに、洗面所のオシャベリのことを報告しておいた。
事件が発生すれば、ナースコールで通報すること。
現場を押さえる。
……なんか、看護婦さんの監視が厳しくなって、疲れる。
規則を守らない、不服従な問題迷惑非常識患者と思われているみたいだ。
……これまた事実、私が悪い。
規則は破るためにあると、反省の色もない、傲慢で独善的な私。
他人を見下して思い上がっている。
それがどうした。
……他の患者だってやっているじゃない。
私は嫌な奴になると決めたのだから。
死んでも、私のことを覚えていてくれるように。

衝撃・失望・落胆

2007-02-25 22:10:44 | 入院
感情に流されるな、冷静になれ、焦るな。
私は鬼になる、悪魔の正体をあかして極悪人になるのだ。
もう嫌われているんだ、これ以上嫌われたって、かまうものか。
好かれようとも思わない。
押し付けがましいかもしれないけど、余計なお世話かもしれないけど、やるしかない。
今しか機会はないのだから。

寝つくのに時間がかかるものの、睡眠はとれている。

今朝の血圧は122-76。
夕方は128-85。
看護婦さんに、血圧のことを気にしすぎだと言われた。
私の態度が、先生方に対して失礼だと。
そうでしたか、それは失敬でした。
小賢い生意気な患者で、申し訳ありませんでした。
以後の態度に気をつけますよ、私をいくらでも嫌ってくださって結構です。

昨日の尿の総量は、660mlだった。
今後も様子をみる。
尿が出やすくなったように思える。
水分摂取したほうがいいみたい。
足のむくみは変わらないけど、靴をはけた!
これで院外に出られる。
自宅へ帰省は無理でも、ラフィネでマッサージしたい。

・リプル点滴
昨日は失敗されたけど、腕を温タオルで温めてから針を刺していただいたら、うまくいった。
今日もうまくいった。
いつも、ありがとうございます。

興奮すると、セキの発作がある。
これは回復に時間がかかる。

父の容態を知りたくて、母にメールしても、あの女、返事をよこさない。
私が退院しないと、父は検査は受けても入院治療を拒否するだろう。
先月から体調を崩していたから、大きい病気の可能性がある。
Zombieは、膵臓癌で1年ももたなかった。
享年53歳だったと思う。
父がいなくなれば、弟が家の力仕事をやることになるんだけど、あのバカはやらないだろうし、母もそれを容認することだろう。
力仕事を私がやろうにも、腕力不足でできない。
病身で、なにもできない我が身が、恨めしい。

病院近所に住んでいる伯母が、お見舞いに来てくださった。
保健婦の仕事をしていて、看護婦の資格も持つ従妹から、私が酷く重篤な状態と聞いて来たそうだ。
ご心配、ありがとうございます。
まだ、悪態ついたり、悪事を考えたり、医者と喧嘩する元気と余裕はあって、ピンピンしています。
……これも今のうちー
伯母から、我が家では禁忌となっているSLEの祖母の話を聞けた。
娘を4人出産した後、発病。
指は切断していないそうだ。
元から、胸の弱い人だった。
脳溢血で倒れること、3回。
2回目のときは、医者に
「無理です」
と言われるも、半身の麻痺が残ったが立ち直った。
腎臓が悪く、尿の具合が悪かったそうだ。
最後は心臓と腎臓が悪くなり入院、そのまま帰らぬ人となった。
今から30年前の話。
祖母が発病して何年で逝ったのか、どんな治療を受けていたのかまでは、聞けなかった。
伯母から、父が私のことを酷く心配していて、ストレスになっていると聞いた。
ちょっとショックを受けた。
父は先月から体調が悪く、冷たくしたことを後悔した。
伯母が帰った後、自宅へ電話。
父と話した。
父は検査を受けることに不安そうだった。
紹介先の病院で、検査予約をとらないといけないので、検査はいつになるのかわからないと言われた。
母に代わってもらったら、開き直っていて、ことの危機感のなさに呆れた。
「先月から、微熱と食欲不振があり、だるさを訴えていて、体重減少している人間に、なんともないわけないじゃない!」
と、怒鳴った。
それでも母は脳天気そうだった……
この性格が悪いと、伯母が言っていた。
検査したら、結果をすぐに連絡するように母に言った。
何事もないことを願うしかない。

看護婦さんに父のことを相談したら、今は自分の身体のことを大事にするように言われた。
……十分、利己的で腹黒い人間です、私は。
悪魔の正体がばれないように、おとなしくしているだけ。
本物の悪魔らしい悪魔ほど、正体がばれないように、礼儀正しく紳士・淑女を装うんだよ。
私は、ばれているけど……
看護婦さんに、今は治療に専念し、退院は主治医の指示に従うように言われた。
……ヤボ用もできたので、しばらく病院にいることにする。
迷惑かけますが、お世話になります。
まだ、入院は続く……

自信喪失の危機

2007-02-24 20:19:14 | 入院
2時ごろに眠れたけど、睡眠の質はいい。

昨晩は、セキの発作が激しくて、同室者に迷惑かけた。

昨日の尿の総量は、890ml。
尿の出が悪いことを看護婦さんに相談したら、水分をよくとるように言われた。
毎食、200ml、1日1lぐらいが目安。
足がむくんでいるので、余計な水分摂取はしたくないんだけど……
水分摂取しても、大丈夫なのだろうか。
水分摂取の量が少ないと指摘された。
あまり、気にしすぎないように言われた。

起床時の血圧は、128-83。
昼間は、124-78。
夕方に血圧上昇の傾向あり。
もし、ディオバンだけで抑えきれないようなら、主治医に連絡し、ノルバスク服用の許可を得ることにした。

精神状態は、被害妄想と加害妄想が強くなり、人間不信になっている。
誰の言葉も嘘と感じて、信じられない。
私に消えてほしいんだ。
死亡診断書を書いて、遺体は献体して。
私の最後の責務。

また父が来るという、面倒なことになった。
さらに悪化しそう。
金だけもらって、帰ってもらおう。
「私を病気にした張本人に、会いたくない」
と母に言ったら、
「事故で死んだりしたら、後悔することになるよ」
と言われた。
父は、かかりつけ医に、胃と腸の検査をしろと言われたそうだ。
貧血があるみたいだ。
前から、調子悪そうだったものな。
結局、来なくてもいいと、言い切った。

そういえば、主治医は大学病院に勤務されていたころ、男の研修医には、
「辞書、読め!」
と、えらく乱暴な態度だったけど、女の研修医には、
「このMCTDの患者さんの特徴は……」
と、べったりと馬鹿丁寧に教えられていた。
公然と男女差別される温度差に、呆れたっけ……
Zombieのごとく、男だろうが、女だろうが、情け容赦のない教育をすべきだと思いますです。
たぶん、皐月花先生は、可愛いがられていることだろう。
女でよかったねー

主治医が同じ患者さんに出会った。
彼女も膠原病で、珍しい症例の患者さんだった。
主治医の回診ペースを聞いてみたら、週1回だって……
毎日、皐月花先生が来られるそうだ。
「先生は、お忙しいのでしょうね」
と言っていた。
私は子供だ……
彼女ともっと話したかったけど、場所が洗面所で他の患者さんの迷惑になるから、やめた。
……部屋番号と名前を聞けばよかった。

看護婦さんに、主治医に迷惑がられていると思うと言った。
仕事が増えて大変だろうし、これ以上、迷惑をかけられないから、来週土曜日に退院すると言った。
「医者も看護婦も、患者さんのことは、大事に思っていますよ」
と言われ、
「嘘つけ」
と言いたくなったのを抑えた。
それなら、なぜドクハラという言葉が存在するのだろう?
なぜ、看護婦が患者を虐待したという報道があとをたたないのだろう?
愚かな私に、誰か説明してくれない?
白衣の天使なんて幻想は消えた。
主治医の仕事が減って、喜ぶだろうから、退院すると、さらに強く主張。
「先生に言いますよ」
と言われたけど、かまやしない。
高血圧を放置されたことを怒っていること、忙しいのなら回診に来るな、顔も見たくないと言った。
私の状態を放置して、治療をする気もない奴のところへ長居するほど、私の人生は長くはない。
プログラフの問題は解決したと思うし、もういいや。
主治医とは、距離をおいたほうが安全だと思う。
私がいなくなれば、厄介な患者が消えたと、気分も晴れ晴れとされることだろう。
とりあえず、病態はどうあれ、来週土曜日に退院する。
ここは、危険だから。
権力が常識に勝る、恐怖の文化ある病院。
真実を語る者は、罵倒され、貶められる。
悲しいことに、この恐怖の文化はなくなることはない。
むしろ強化されるだけだ。
私には変えられない、勝ち目がない。
私の逃走本能に火がついた。
逃げた者勝ちだ!
さようならー

こんなのうまく行きっこない!

2007-02-23 22:30:56 | 入院
セロクエルを減らして、眠れるか心配だったけど、よく眠れた。
気だるく起床。

起床時の血圧125-90。
ディオバンを服用。
夕方は126-85。

また、院内図書館へ行ったけど、動悸と息切れが激しい。
フリーメールを利用するなと、注意された。

主治医はプログラフには、勝算がみこめたらしく、退院も間近な雰囲気……なのだろうか?

ただ、皮膚潰瘍はともかくとして、足のむくみは、なんとかしていただかないといけない。

看護婦さんに尿の出が悪いことを話したら、尿量を測定することを提案された。
主治医は、その必要はないと考えていると言ったけど、測定するだけならいいじゃないと言われた。
尿の時間と量を記録する。ギルブの法則、再び。
尿カップの準備をしてくださった。
ありがとうございます。
主治医には、事後報告……

・リプル点滴
2回も失敗されたー

処方薬の整理をしないといけない。
何日分なのか、把握しなければ、わけがわからない。。

●皐月花先生回診
また皮膚処置をしているときに来られたので、傷の状態と足のむくみ具合を診ていただいた。
・セキは変わらず。
 風呂上りなので、胸の動悸が激しい。
 酸素はできるだけ吸ってほしいとのこと。
・尿量測定を始めたことを報告。
 経過を伝えること。
 尿意があって、尿が出るのに2,3分かかる。
 回数多めで、量は少ない。
・血圧はディオバンのみで安定している。
・足のむくみ
 ステロイドの水をためる副作用だろう。
 血圧が下がって、むくみも解消される薬は、利尿剤がある。
 が、脱水状態になる危険性があり。
 来週の血液検査の腎機能と尿量の状態から、総合的に考えて処方する。
・来週、採血予定
 →……まだ、入院ですか?
丁寧で、ありがたい清廉な雰囲気の女医さん。
機嫌は良さそうだった。
のんびり屋さんなのが困り者だけど、意欲を持って勉学に励んでいただきたい。

今日の担当看護婦さんは、婦長に次ぐナンバー2だ。
私のことを、いろいろと気遣ってくださる。
皐月花先生のことを、
「のんびりしすぎ」
と言ったら、
「長い目で診ないといけない病気なんだから、そんなに焦らないの」
となだめられた。
……こっちは、はやく解決してほしいんだよ。
悠長に入院生活をenjoyしろってか?
ちなみに今日の夜勤の看護婦さんは、私の点滴を漏らして失敗した子だ。
それ以来、私に苦手意識を抱いていたみたいだけど、立ち直ったみたいで、よかった。
おとなしい性格で、気弱そうな子だから、心配。
気難しい患者で、ごめんね。

●主治医回診
昨日の興奮はどこへやら、今日は、もの静かな感じだった。
・尿は出にくい、夜中によく出ると報告。
・血圧は130程度なら心配しなくてもいい。
 ストレスになるから、気にしないこと。
 ……下の件を言ってやろうかと思ったが、上手い表現が思いうかばなかったので、やめた。
 ああ、私って、バカ。
・足がむくんで、痛いと話した。
 下肢を使わない生活が原因と考えられる。
 できる範囲で歩き回ること、運動する。
 →言ってることが、矛盾していない?
  安静にしてろ、運動しろと忙しいな。
来てくださって、ありがとうございました。

私が師匠先生や薫先生が好きな理由は、先生方が共感してくださる医師だからだ。
先生方なりの表現で、
「貴方が病気に痛めつけられて、苦しい思いをされていることはわかっています」
と仰ってくださることだ。
薫先生に初診でかかったとき、皮膚潰瘍を診られて
「これは辛かったね、苦しかったね」
と仰ったので、私の痛みをわかってくださると泣きたくなった。
内心、思っていても、言わないと相手には伝わらないし、わからない。
黙っていても、わかるはずがないのだ。
だから、私は言葉にして伝えたい。
こんなのうまく行きっこない!
最後は、キチガイ女の叫びで終わりました。

これこそ管理だ

2007-02-22 23:00:58 | 入院
寝坊しても、看護婦さんは起こしてくれない。

起床時の血圧102-79。
昼食後は118-72。
夕方は90-67。
薬が効いてきた。
ディオバンだけでも大丈夫そうだ。

足がむくむ。
足ツボマッサージへ行きたいけど、皮膚潰瘍があるから、無理だろうな。

また、尿の出が悪くなってきた。
尿がでるのに時間がかかる。
……むくみが原因かな。

・リプル点滴
 皐月花先生のオーダーが遅くなって、午後からすることになった。

●皐月花先生回診
・労作時のセキ(疸なし)、息切れ、動悸などを報告。
・精神科で、薬の確認をすること。
 →私の精神面は、どうでもいいのね。
・血圧のことは、ふれられなかった。

今日は精神科の受診日。
主治医の問題を相談する。
堂信先生に、仲裁者になっていただこう。
頼りない精神科医だけど、ちゃんと主治医に伝えていただきたい。

●精神科
私へのプライバシーの配慮ということで、診察は病室ではせずに、診察室ですることになった。
……他の患者のいる大部屋で、話せるわけないでしょうが。
こんな配慮がなっていないのよ。
精神科医の堂信先生は、夕方まで外来患者を診つづけて、疲れきっていないか心配していたけど、疲労を感じさせず、お元気そうだった。
まだ若いからかな。
さすがは精神科医で、話しやすい雰囲気にしてくださった。
・病室の環境が悪かったので、不眠になっていたこと。
 今は問題患者が退院し、環境がよくなったので、眠れる。
 23時に薬を服用、就寝。
 7時半、起床。
 睡眠状態は、3日ごとにチェックし、眠れなければ受診すること。
・薬の管理は、看護婦さんがしている。
 私が、なにかする可能性があるから。
 ……大量服薬なんて面倒なことをやるよりかは、ステロイド断薬のほうがてっとり早いんだけどね。
・処方薬の見直しと再検討
 尿の出がオカシクなったのは、セロクエルの増減があってからなので、セロクエルが一番怪しい。
 セロクエルの効果は、眠気をつけることと寝惚け防止。
 蓄尿はしていないのか、聞かれたが、腎機能は血液検査で調べていると答えた。
 セロクエルの就寝前の服用を、100mgから50mgに減量し、これで尿の出と睡眠の改善を期待する。
興奮気味の私を、なだめるような診察だった。
主治医への不信感を訴えた。
嫌われている気がする、情報が流れてこないので不安だと、泣きながら言った。
降圧剤を勝手に飲んだことを怒ったのは、それでなにかあったらいけないからだと、仰った。
私のことを嫌っていても、ちゃんと診てくれる、回診に来なくても、情報は把握されているだろうと仰った。
私を嫌っているのなら、診たくないと、はっきり言ってほしい、退院したら転院を考えていると、話した。
主治医に直接言うと、告げ口になるので、皐月花先生に伝えることになった。
ありがとうございます。
やるときには、やってくれる、やる気なさげな精神科医・堂信先生に拍手。

●主治医回診
精神科からの通報で、ヤバイと感じたのか、やって来た。
院内外で、バタバタしていて来れなかったと仰った。
……他の患者の回診はしていたことは知っているんだぞ。
ちょうど皮膚処置をしているときに、来たので、傷の状態と足を見せた。
・尿の出が悪い、セロクエルの減量で改善されることにに期待。
・皮膚潰瘍
 CRP1.0は、皮膚潰瘍が原因。
 リプル点滴によって、熱感は消えたと報告。
 女医先生の診療所でリプル点滴は難しいと話した。
 退院後に、女医先生に相談してみよう。
 プレタールは、動悸がつくので、使えない。
 薫先生の退職が痛いことを、主治医も感じておられた。
・プログラフ
 動き回ると、セキと息切れで苦しいと話した。
 遅効性の薬であること、今のところ腎障害は出ていないと説明された。
 トラフも充分ある。
 今後もプログラフを使い続けることへの同意を求められたので、同意した。
・その他
 入院生活のストレスは大丈夫かと仰ったので、女子寮に比べればマシだと答えた。
 家の家庭環境が悪いと話した。
 家でも酸素があったほうがいいと仰った。
 血圧の話はスルー……
 長期的視野で、診ていかないといけない病気だと仰った。
 忙しいので、なにかあれば、看護婦さんに報告すること。
主治医の話の雰囲気からして、退院してもよさそうな感じだった。
……ツメはしっかりね、先生。
お忙しい中、ご高説、ありがとうございました。

心が折れる、とは、通すべき筋を通しきれないで屈服した結果だ。
人としての、プロとしての尊厳を手放すしかなくなった状態だ。
私は、心ない一言と行動で主治医たちの心を折った。
患者が心ない一言を言ったぐらいで、頓挫して迷走するような計画なら、やらないほうがいい。
私は最初にプログラフの危険性が高いことを訴えた。
そんなリスクがわかっているのに、「なんとなく」で上手くいく「だろう」と考えられる理由はなんだろう?
私には、プログラフがよく効く「かもしれない」という予測と、一言で言うと「他人事」だからだろう。
私の腎臓、肝臓が破壊されようが、発狂しようが、すべてが「他人事」。
プログラフの使用に同意した私の自己責任。
だから、私にいくらでも寄りかかってくる。
黙っていても、わかるだろう、楽させてほしいという甘え。
それも限界。
こうなったら、私は一番性質の悪い人間になるしかない。
余計な気苦労はしたくないからね。
恩師、Zombieのように、偽悪ぶった極悪人になり、嫌われ者を演じよう。
嫌な奴ほど、よく覚えている。
私はストレスがたまるけど、自己防衛のため。
Zombieは嫌われてはいた。
でも、あれやこれはと文句を言いながらも、学生たちの味方になってくれる教授だった。
他の教官との間にトラブルが発生したら、Zombieの見えざる手が動いて、学生たちを助けてくれた。
Zombieは、彼がやっている良いことを公言せず、黙っていた。
私たちを、我が子のように思ってくださっていた。
そんなZombieの隠された気遣いや愛情に気が付いたのは、私は遅かった。
ただ、ただ、怖くて逃げ回っていた。
……今、Zombieに苦笑されながら、
「なにをやっとるんだ、お前は、馬鹿者!」
と、怒号がとびそう。
先生、助けて、お願い。

さて、終盤戦に突入したことを確認。
生還する自信はあるが、気は抜けない。
ほいでは、おやすみなさい。