映画のヒトコマ

思い出に残る映画のヒトコマ
映画を観た人なら思い出すかも..。

ブレイブハート BRAVEHEART

2005-10-23 | 懐かしの名画
13世紀末、悪政に苦しむスコットランドの独立と開放を目指して戦った実在の英雄、ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史スペクタクル。
音楽は「アポロ13」のジェームズ・ホーナー
第68回アカデミー賞で、作品、監督、撮影、音楽(ドラマ部門)、メイクアップ、音響効果の6部門を受賞。

とあるBARの映画好きの若いバ-テンダ-が、今まで見た映画の中で一番良かった映画として推奨してくれた。その時にビデオで見たのが、最初の出会い。
ウィスキ-の世界では、スコットランドを知らずして..という雰囲気がある。
ケルト文化もその一つ。民族衣装のキルト、あのスカ-ト見たいな下は、パンツを履いてないが、映画ではその場面も出てくる。
当面スコットランドに行く予定のないウィスキ-ファンにはお奨めの映画。
先日、ウィスキ-の神様的な土屋守さんの講演会でもこの映画が出て来た。
土屋さんもお奨めの映画です。

「スコットランドには、スコットランド人が多すぎる」この映画の悪役、エドワード一世の言葉、この勝手気ままな考えが、すべての圧政の源である。

この映画の小道具の一つが、スコットランドの国花 野アザミです。

ウィリアム・ウォレスは幼少の頃、イングランドとの戦いで父と兄を失う。二人が埋葬された場所で呆然とたたずむ少年に、可愛い少女が野アザミを手折ってそっと手渡す。何やら運命を予感させるシ-ン。

おじに引き取られ村を離れた彼は、成長して村に戻ってくる。
村の娘ミューロンを誘い出したウォレスは彼女にプロポーズする。別れ際、差し出した布には、あのときの野アザミが挟まれていた。ここで「あ、あの女の子が彼女なわけね」と確認できる
こうして野アザミはミューロンの手に戻ってくるが、今度は二人が秘密の結婚式を挙げたあと、彼女は野アザミを刺繍したハンカチをウォレスに与える。
しかし幸せもつかの間、ミューロンは村にやってきたイングランドの兵士にレイプされかけ、激しく抵抗した,そのために国王への反逆罪として処刑されてしまう。
このとき彼女の血を吸ったハンカチが、ウォレスの手に握られる。
スコットランドの民衆が最初にイングランドに抵抗した証しとも言える。
ミューロンの魂は、この野あざみに象徴される。

そして最後、残虐な刑死で命を絶たれるウォレスの手から滑り落ちる布きれには
野アザミの刺繍が....。

ラストに「Freedom!」と叫ぶ。涙が止まりません。

監督 : Mel Gibson メル・ギブソン
脚本 : Randall Wallace ランダル・ウォレス
撮影 : John Toll ジョン・トール
音楽 : James Horner ジェームズ・ホーナー
美術 : Tom Sanders トム・サンダース

Mel Gibson メル・ギブソン(William Wallace)
Sophie Marceau ソフィー・マルソー(Princess Isabelle)
Patrick McGoohan パトリック・マクグーハン(Longshanks-King Edward the 1st)
Catherine McCormack キャサリン・マッコーマック(Murron)
Brendan Gleeson ブレンダン・グリーソン(Hamish)

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