あと一週間！

あと一週間で、シアターガッツ公演本番です。

企画を聞いてから、ほんとにあっというまに本番です。やることや、確認したいこと、やらなきゃいけないこと満載ですが。ちょっとついていけなくなるときもあります。

でも、どうしてたって本番はくる。

単純に、お客さまにリラックスして楽しんでほしいだけ。難しいことや、毎日の心配事や、そういうこととは関係なく、のんびりだらっと見てほしいです。

舞台はお蕎麦や。超地味です。このお蕎麦やでの何日間かが芝居になっています。
脱サラしてお蕎麦やをはじめようとひとり奮闘していたお父さんが、あるひぽっくり死んでしまった。残された家族で無理矢理開店させたけど…。お父さんが死んで12年経ったいま、家族は、お蕎麦やはどうなっているのか、どうなっていくのか。

この作品であたしは、ドラマはかっこいいとこで終わるけど、実際には続きがあるということ。そして、若い頃ついおもいがちな「今のあたしの悩みが世界最悪」という気持ちも、まさかそんな訳はなく、年を重ねて、経験をして、それからの悩みのほうがでっかいんじゃないかなってこと。を、書きたかった。

でも、作品の中身はけっして暗くはありません。結末も暗くはありません。

結局お芝居だから、みんなを暗く、悩ませたり、辛くさせたくはないのです。現実は、もっとしんどくもっとドラマでもっと心おどるはずです。

だから今度のお芝居は、みなさんの日常の、ちょっとしたスパイスであればいいと思うのです。

でも、みなさんにお会いする以上、できるだけがんばります。できるだけ、しあわせになってもらいたいのです。

あたしができることは、あとは舞台からみなさんに話しかけ続けるだけです。脚本は代表品川との共作なので、あたしのアイデアじゃないとこ、あたしの言葉でないとこ、いろいろミックスされています。
でも、それもまとめてあたしの作品です。

出番はほとんどないですが、作品全部があたしからのことば、作品全部があたしのこころ、です。

よかったら、お待ちしています。