さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴15年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

かけがえのないもの

2016年11月22日 19時54分43秒 | うさぎ

きららが天に召された翌日、横浜市の戸塚斎場で火葬して頂きました。
個別火葬でお願いし、朝一で電車に乗って向かいました。
どんな感じなのか検討もつきませんでしたが、人間並みの扱いをして頂き、とても大切な時間を過ごすことができました。まず、大好きだったおやつやペレット、キャベツを入れ、焼香しお別れ。
待合室で待つこと40分ほど。収骨もさせていただきました。骨は結構しっかりしていたようです。人間でも、ガンとかで悪いところがあると骨が黒くなると言いますが、そんな感じはありませんでした。最後に「抵抗がなければ、触ってあげて下さい。何よりの供養になります」と言われ、一番好きだった頭をなでなで。
とっても綺麗にして頂きました。

写真を印刷しながら、号泣。
お部屋を片付けながら、号泣。
おしっこはほぼほぼトイレにしていたのに、オシッコの痕を見つけて、号泣。
気づいてあげられなくて、ごめんね。
そして、そんな中、朝まで待っていてくれて、本当にありがとう。

両親のペットロスは心配していたものの、私は案外あっさりと受け入れるんだろうと思っていました。
なのに、自分でも戸惑うほどに連日涙が止まりません。なんの涙なのかも分かりません。

でも、はっきりと分かることがあります。
私の母はきららに最も愛情を注いでくれました。
きららは常に私を支えてくれました。

体調が万全ではない中で生きていく事を支えてくれました。
育てる苦労を与えてくれました。
育児ノイローゼになりそうな時もありました。
そんな時は家族が協力してくれました。
自らの子供を産み育てる経験に恵まれなかった私に大切な事を沢山教えてくれました。

うさぎは、自分が気に入らない事や欲求、嬉しさを表現するのは上手です。でも、犬のように主人が帰ってきて飛びつくようななつき方はしません。
でも、今は、きららの優しさ、深い愛情ばかりを感じます。
死してなお、私の背中を押してくれているような愛情を感じ、感謝するばかりで、だからそこ余計にきららの事が愛おしく、この手で触れられない切なさに胸が張り裂けそうになります。

介護になったらお世話しきれない、と余生は実家でと両親とも話していたのに、私の生活のペースに合わせたかのように、迷惑一つかけず、私の腕の中でぴょん生(兎生)を終えたきらら。

きららが天に召されてから、曇りや雨で、夜空を見上げても星は見えませんでした。
今日もまだ見えない、きっとまだお家で遊んでいる、と思っていましたが、仕事帰りに夜空を見上げると、低い位置にキラキラと輝くきららの星が見えました。
少しずつ、お空にいって見守っているから、と背中を押されているようで…
もう、泣かないから、と安心させてあげたいのに…
ダメですね〜

最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ホタル)
2016-11-23 06:42:00
おはようございます。
しっかりと火葬されたんですね、遺影とお供え物を見たら、僕も泣いてしまいました.....今職場で一人なので誰にも遠慮はいりません。短い命だったかもしれませんが、さゆりさんにとってはかけがえのない家族だったんですよね、それを思うと涙が止まりません。
きららちゃん、さゆりさんの家族になれて幸せだったーって思ってますよ、きっと!たくさんの思い出を残してくれたきららちゃん、あちらの世界からさゆりさんを見守って応援してくれると思います。きららちゃんの分までしっかりと生きなければいけませんよ。。
返信する
お久しぶりです。 (岩尾)
2016-11-24 19:04:02
お久しぶりです!

きららちゃん、さゆりさんに沢山愛してもらって、十分過ぎるほど幸せな生涯だったと思います!

何せ何億匹といるウサギの中から、さゆりさんに選ばれた奇跡の一匹(一羽?)なのですからね。

しばらく寂しくはなりますが、この世でさゆりさんと沢山の幸せを経験して、次のステージへ向かって行くはずです。

ところで、

その家系で大切に育ててもらった動物(ペット)は、縁のあったその家系の中で、

「自分達の家系に、色々な学びや潤い幸せを与えてくれた…」

ということで、その家系のご先祖様達が、死後は、次の行き先や様々な事に対して、丁重に案内など、扱ってくれるそうですよ。

今頃は、さゆりさん家の先祖の方々から、沢山
「よしよし!これまでありがとうね〜!」
とされていると思います。
返信する
ホタルさん (さゆり)
2016-11-27 18:56:30
ホタルさんはなんてお優しい方なのでしょう!
ホタルさんからのコメントにいつも心が温まります

生前は合同火葬でも良いかと思っていました。
しかし、そんな気持ちにはなれず、でした。
かといって、家のお墓に入れるのか?とかまでは考えが及びませんでしたが。
家の中にお骨があるなんて…とも思っていましたが、今は、抱いて寝たいくらいです。
返信する
岩尾さん (さゆり)
2016-11-27 19:01:52
本当にお久しぶりですね。

とても、素敵なお話し、ありがとうございます沢山のご先祖さまに迎えられたのかと思うと、嬉しくなります。安心しました。
そして、今も私の事を見守ってくれているのですね〜
返信する
Unknown (みいちゃん)
2016-12-07 21:20:00
こんばんわ、家にもマ-チというウサギがいました、10年も孫のように育ててきました、風邪を引けば動物病院につ
れていきました、爪もだっこをして切ってあげました、お散歩も連れて行ってあげました、本当にかわいいピ-タ-ラビットのシロ番でした、さいごは動物の火葬場につれて行って、御経を読んでもらい火葬してもらい、お墓に納めてもらいました、死んだときは、突然でしたので、朝大泣きをしてしまいました、どんな動物でもこちらが愛情をかけて育てると、こちらのいつていることもわかるしちゃんときめられたところおしっことウンチは必ず同じところにしました本当に孫と同じくらいかわいかったです、私も病気のことを天国からマ-チが見守ってくれていると思います、お互いに風邪をひかないように気を付けましょうね、おやすみなさい
返信する

コメントを投稿