小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

祝・オービックシーガルズ連覇で日本一!

2012-01-05 22:58:45 | Weblog
2年連続アメフト日本一!!

…しかし、どうしてこうなった(・・;)

オービック連覇=最多5度目の日本一―ライスボウル(時事通信) - goo ニュース
アメリカンフットボールの日本一を決める日本選手権ライスボウルは3日、東京ドームで行われ、社会人代表のオービックが学生代表の関学大を38―28で破り、2年連続5度目の優勝を果たした。5度の日本一は史上最多。最優秀選手(MVP)には、QB菅原俊が2年連続で選ばれた。

 オービックは前半、関学大に11点のリードを許したが、後半になってリズムをつかみ、第4クオーターの8分41秒に菅原の14ヤードTDランで逆転。菅原はパスとランで計5本のTDに絡んだ。

 連続日本一は2003~04年の立命大以来5チーム目。社会人代表は3連勝で、学生代表との対戦成績を17勝12敗とした。


オービック、逆転連覇 震災乗り越えた“意志の力”後半に猛攻(産経新聞) - goo ニュース
「まず1TD、6点を取ろう。そのために一つ一つのプレーをしっかりやろう」。劣勢で前半を終えたオービックの選手たちに、大橋ヘッドコーチが呼びかけた。「基本に戻る」-。それを心に刻んだ後半は、QB菅原が45ヤードのロングパスを通すなどビッグプレーを連発。第4クオーターには4つものTDを奪取し、関学大を突き放した。

 2連覇だが「まるで初優勝のよう」。2年連続MVPの菅原は、昨季との思いの違いを表現した。

 昨年3月11日、千葉県習志野市の臨海地域にあるチームの練習場は、地震による液状化で壊滅状態になった。12日の予定だった練習開始は約1カ月延期。その間、選手たちは1人暮らしの老人宅での泥のかき出しなどボランティアに従事した。

 練習場は7月中旬の補修完了まで使えず、4月の練習開始後は市に紹介された遊休地や近隣大学の運動場を借用したが、全体練習の時間は減少。選手たちは「こんな時期にフットボールをしていていいのか」という根本的な悩みにも直面した。

 基本に立ち返って自分を見つめ直したことで、「プレーで伝えられることがあると、より強く感じた」と主将のLB古庄。「試合中にも流されず、やるべきことをやれるチームになれた。意志がなければここまでこられなかった」と話す。

 「いろんな人たちに助けてもらった恩返しをしたい」と菅原。大橋ヘッドコーチは「応援してくれる人にエネルギーがわき起こる試合をしたい」と、社会人としては初の3連覇を目指す来季を見据えた。(只木信昭)




そんなわけで3日は東京ドームに行ってまいりました。
JXB覇者のオービックに、対するは甲子園ボウルで日本大学をほぼ完璧に封じ込め、学生王者の名を手にした関西学院大学。
甲子園ボウルで見せた鉄壁のディフェンスが、社会人覇者オービックにどれほど通じるのかが見所でありました。
JXBではテレビ前アリーナ席で我慢の観戦だったのだけれど、JXB終了後にSkyAのホームページを見ていたら、ライスボウルのチケットプレゼントが行われていたので応募したらば、忘れきった頃にチケットが届いて思わず万歳。SkyA様のおかげで、大手を振って東京ドームに出掛けられますm(_ _)mありがとうございますm(_ _)m



東京ドームに着いたのは、試合開始2時間前の12時過ぎ。
ドームのグラウンドでは親子向けのアメフト体験イベントが行われていて、親子ならドームのグラウンドの人工芝に直に降りることが出来ます。
ドームに着いて腰を落ち着けた頃にはグラウンドのイベントはあらかた終わっていて、大きく膨らんだNFLの選手が無残にも突っ伏しておりましたww



今日は千葉県からチーバくんも遠路はるばる応援にやってきました。



スタンド前に掲げられた横断幕。
そう。シーガルズの客は「観戦」ではなく「参戦」です。



「鴎の中の鴎」シーガルくんとチアと一緒に、グラウンドからスタンドを盛り上げます。




↑※クリックで拡大しちゃいます。

そういえば、ハマスタではチアに「鴎の中の鴎」と紹介されていたシーガルくん。その言葉は、幕張に住んでいるとされるあいつが黙っちゃいないと思うぞ。誰とは敢えて言わんけどww

子供達も憧れのチアを身を乗り出してみています。


↑※クリックで拡大しちゃいます。

選手入場。


↑※クリックで拡大しちゃいます。

関西学院大学ファイターズの雄叫びが、東京ドームにこだまします。
写真の奥の青いジャンバーを着ているのが、関西学院大学の鳥内秀晃監督。


↑※クリックで拡大しちゃいます。

コイントスで前半オービックレシーブが決定。
関西学院大学のキックオフで試合が始まり、普通にことが運べば、オービックがボールを戻した地点からオービックのオフェンスが始まることになります。

試合前には始球式。
キックオフを務めるのは、この方です。



下々の皆s(ry



キックはこれ以上ないオンサイドキックのお手本のように、麻生さんから見て左方向に10ヤードほどぼとぼとと転がって思わず苦笑い。
しかし、この始球式がまさしく、関西学院大学の奇襲作戦を呼び込むことになろうとは、客席のどれほどが予想しただろうか。いや、ある程度予想はしてましたが。

そして試合。
関西学院大学のキックオフ。

…やってきましたよ。
麻生さんと同じ形のオンサイドキックが。

これを関学がカバーして、ものの見事に関学が攻撃権を獲得。
キックオフでのオンサイドキックは、Xリーグファイナルのアサヒ飲料戦で食らっているので、奇襲攻撃とはいえ泡を食うということはないのだろうけれど、この奇襲がまんまと成功した関学が、一気に試合の波を握ろうとしていた。
関学→オービックと渡った攻撃権、オービックのファーストシリーズ、2ndダウンでQB菅原のパスを関学がいきなりインターセプト。いきなりのビッグプレーが飛び出し、関学が試合を掌握する流れ。
直後の関学のシリーズでロングパスが通り、エンドゾーン前8ヤードからの2回のランプレーで、関学が先制のタッチダウン。TFPも決めて0-7。
何とか掴み損ねた流れを取り戻したいオービックは、1Q終了間際にエンドゾーン10ヤード近くまで前進して1Q終了。
2Q開始。ゴール前インチまで前進するも、日大のランオフェンスを全く機能させなかった関学ディフェンスの分厚い守りに阻まれてあと少しが前進できず、結局FGを選択し3-7。
それにもまして関学オフェンスが分厚かったか、或いはオービックディフェンスが硬くなっているのか、オービックのディフェンスを次々と突破していく関学オフェンス。
次々とファーストダウンを獲得し、変幻自在の攻めでオービックディフェンスを幻惑する関学。フォースダウンギャンブルが成功してQB畑がそのまま持ち込んでタッチダウンラン。3-14。
個人的には、関学はオービックの対策をじっくり練りに練った節があちこちに見え、キックオフにしてもパントを蹴るにしても、本来なら敵陣の奥深くまで蹴りこんで陣地を回復するのが常套手段なのだが、リターナーに#18木下典明や#83シミケンを擁するオービックにあっては、奥深く蹴ってリターナーにボールが渡り、リターンランで陣地を挽回されるよりは、距離は出なくても高く蹴ってボールを取りづらくして、ランに持ち込まれるリスクを回避する作戦が功を奏していた感。

結局前半を終了して3-14。

…関学強え(・・;)

普段からしてスロースターターのオービックにあっても、さすがに関学に完全にペースを握られた感がありあり。事実オービック側のスタンドはほとんど盛り上がる場面なし。
ハーフタイムにどう修正してくるのか。
或いは関学がこのままペースを握り続けるのか。

後半3Q。
これまで全く音なしだったオービックが、徐々に関学に牙を剥く。

これまで関学ディフェンスは、オービックのロングパスを警戒し、事実ディフェンスはほぼ完璧だった感があったのだけれど、徐々にQB菅原からのパスが通り始めると共に、眠れる鴎が目覚めてきた。
相手エンドゾーンまで攻め込み、ランがダメならショートレンジのパス。#10森健太郎へのタッチダウンパスが成功。9-14。このままだと1FGでも同点には届かないので2ポイントコンバージョン。パスプレーが成功し11-14。
関学もすかさず反撃し、タッチダウンに足りないとあればしっかりFGを決め11-17。追いつけそうでなかなか追いつけないオービックも、徐々に試合に対する手ごたえは感じるようになったと思う。
3Q終了間際。
自陣44ヤードからのシミケンへのロングパスが成功、一気に11ヤードまでゲイン。
このロングパスが成功したことで、客席も、オービックの選手たちも一瞬にして空気が変わった。

そして最終4Q。
ゴール前3ヤードから、レシーバーに穴がないと見るや(?)自ら持ち込んでQBドローでタッチダウン。TFPも決まってついに逆転!
しかしまだ試合時間はたっぷり残されているから、試合はどう動いていくか分からない。1点差なのでタッチダウン、フィールドゴールはもちろん、セーフティでも逆転(・・;)
関学は直後のシリーズで次々にゲインを重ねるも、対応してきたディフェンス陣に阻まれ、ここはフィールドゴールで再逆転。18-20。
一度目覚めたらそう簡単には寝ないオービック。パスプレーが決まりだし、最後は菅原が14ヤード走ってのタッチダウン。再度の2ポイントコンバージョンは失敗し24-20。まだまだ分からない流れ。
中盤にはオービック#14藤本のインターセプトがあり攻守交替。
この流れで得点したのが決定的だったか。
インターセプトで得た好機を逃さず、#26阿南へのタッチダウンパス成功、TFPも決まり31-20。関学は1FGにタッチダウンは2ポイントが必要な状況に追い込まれた。
直後の関学のシリーズも、主将#2古庄がインターセプトして大きくリターン。一度掴んだ流れは逃さない。
そして最後はフォースダウンギャンブルから#18木下典明へのタッチダウンパス成功!…オーバーセレブリティのおまけつき(・・;)(注・バク転したのを「喜びすぎ」と反則を取られたんです。過剰に喜んだりすると、大学フットボールNCAAのルールに準拠している日本のルールでは割と厳しく反則を取られます。)
さらにTFP成功の後、#92紀平がなにやら審判団に食って掛かり、これがノリに次いで2度目のアンスポーツマンライクコンダクトを取られ、直後のキックオフは自陣7.5ヤードまで下げられることに。これで38-20。
前回JXBはドツボだったキッカー#1金親、今日は随所でキックが冴え渡り、このキックも敵陣41ヤードまで押し戻す。
しかし関学もこのままで終われるわけがない。
最後はもはやノーガードの打ち合いの印象。
残り1分30秒を切っている厳しい状況の中、ノーハドルで次々とファーストダウンを獲得。最後はしっかりエンドゾーンまで持ち込み、2ポイントコンバージョンも決め38-28。これでもあと1TD1FG差。残り49秒。
相手のキッカー大西がやや転がすキックを見せるもしっかりオービックがリカバー。これで攻撃権がオービックに移って、あとは時間を消費するだけ。

祝・オービックシーガルズ2年連続日本一!!



前半はどうなることかと思ったけれど、後半よくぞ盛り返してくれました。
前半を完璧な試合運びでオービックをほぼ完封していた関学も強かった!
最後は離されたけれども、最後のチャンスにかける意地、熱く感じることが出来ました。まさに日本一決定戦にふさわしい、手に汗を握る白熱したゲームでした。
チームは今週土曜日7日、JR津田沼駅前モリシア1階で午後3時から優勝報告会が行われるのだそうです。
そこのあなた、なんでパルコじゃなくてモリシアなんだとか言っちゃいけませんぜ。あそこは船橋市、南口は習志野市になるんで。



連覇達成、大橋誠ヘッドコーチ。



この試合のMVP、ボール・ラッシュ杯は2年連続でQB菅原俊選手が受賞。



写真がぶれているので小さくしてごまかしますが、オービック代表取締役会長、2年連続の歓喜の胴上げ。



続いて大橋ヘッドコーチ。



キャプテン#2古庄選手。重たそう(・・;)



2008年10月19日、まさに「20周年の10・19」の日に、川崎球場で「鴎」(オービックシーガルズ)対「ライオンズ」(オール三菱ライオンズ)の試合があるから観に行ってみないか…と雷庵さんに誘われてオービックシーガルズと初対面を果たして3年。
当時は川崎球場に行くまで、オービックシーガルズがお隣の習志野市に本拠地を構えるクラブチームだということすら知らなかった自分。
正直最初は「ああ、アメフトってあーやってこーするスポーツなのね」というくらいの認識でしかなかったのですが、正直ここまでアメフトが好きになるとは思いませんでした。
その認識が劇的に変わったのが、一昨年2010年のXリーグファイナルの鹿島ディアーズ戦。残り1秒からの同点、サヨナラ劇。
あの試合で僕は一気にアメフトの魅力に取り付かれてしまったのです。

まだまだファンとしては駆け出しですし、ルールもうろ覚えならアメフトのシステムを覚えるのもうろ覚え。至らないところばかりで、どなたかのブログのタイトルをパクった口調でいうなれば、それこそ「にわかアメフトファン」、いや「にわかシーガルズファンのブログ」だと思っております。(ルパート・ジョーンズ様ごめんなさいm(_ _)m)
これからもっと勉強して、もっと観戦力を上げたいと思います。

私をアメフトに出会わせてくれて、ありがとう。
スタンドで、ブログで、いろいろ教えてくれて、ありがとう。
素敵なチームを、熱い試合を、ありがとう。
出会った皆さんに、ありがとう。

関西学院ファイターズの皆さん、ありがとう。

オービックシーガルズの皆さん、おめでとう。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
参戦お疲れ様でした。 (ron)
2012-01-05 23:28:04
いやぁ ... ここまで書ければ十分でしょう。

KG (関西学院大学)強かった。
というかオービックをよく研究して、その特徴をうまく殺していましたね。
それに対してオーソドックスな守備・攻撃で、That's the American football !! というスタイルを貫いたのもすばらしかった。
最終的にはスピードの差、体格の差が出てしまった感がありますが、関学のQB #18 畑 クンは3年ですから来年も彼を中心としたチームを組んできますよ、きっと。

ともあれこれで日本のアメフトシーズンは終了。
残すは NFL スーパーボウルへの道、ですね。
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訂正 (ron)
2012-01-05 23:29:38
... というスタイルを貫いたオービックも ...
でした。
汚しちゃってすみません。
返信する
こちらこそ (小馬太郎兵衛)
2012-01-06 23:55:34
お世話になりましたm(_ _)m

評価いただいて誠に恐縮ですm(_ _)m
文中にも触れましたが、関学の前半のオービック対策は完璧でしたね。それをインターバルで崩しにかかるオービックもさすがだと思いました。
QB畑君の号泣は、胸に来るものがありました。
来年は更に手ごわいQBとなって、フィールドに立っているのでしょうね。

…さて、NFLはレギュラーシーズンが終わって、どこがスーパーボウルに出場するんでしょうか…。
そちらも楽しみにしたいと思います。
返信する
Tシャツが当たった(カミさんに) (jamjamjanken)
2012-01-07 19:28:37
カミさんが今日モリシアに行ったらなんと抽選でTシャツが当たっちまいました。
#11ケビンジャクソン、#6菅原などにサインを貰ってきました。
シーガルズのサイトを見て今日優勝報告会があるのを知り、出かけたとのこと。
こいつは春から~ なのか、今年の運を使い果たしたのか…
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あれまあ (小馬太郎兵衛)
2012-01-08 23:44:53
おめでとうございます。
あれはけっこう競争率が高かったんで、貴重なTシャツだと思います。
私も会場にいたのですが、200人以上は集まってましたねえ…。

今年一年の運を使い果たすにはまだまだはやいですよ(^^;)
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