[観戦記]鉄人４５０号も見事なる空砲＠神宮球場

そんなわけで、昨日日曜日の神宮球場、燕対虎戦を観に行ってしまいましたので、せっかくなので観戦記をば書き付けておこうかと存じます。

ホワイトセルポテンＶ三塁打ヤ６月首位(日刊スポーツ) - goo ニュース

＜ヤクルト８－４阪神＞◇２７日◇神宮

　ヤクルトの新外国人ジョシュ・ホワイトセル外野手（２８＝ナショナルズ３Ａ傘下シラキュース）が来日２試合連続でお立ち台をゲットした。同点の５回にラッキーな２点適時三塁打を放ち、阪神に連勝。借金はまだ１５だが、６月に限れば阪神を抜いて再び首位に立った。

　２日連続のお立ち台に、新外国人選手のホワイトセルが上がった。来日２試合で、お立ち台率は１００％。「すごく興奮している。スワローズの一員になったと実感している」とありきたりな感想だが、初々しくコメントした。まだまだ実力のほどは分からないが、新天地での“ツキの太さ”は、本物だった。

　決勝打となった三塁打は、ファウルかアウトかの打球だった。同点で迎えた５回２死一、三塁、カウント１－０から直球を打ち、打球は左翼線の前方に舞い上がった。極端に後ろに守っていた左翼手林が懸命に走ったが間に合わず、フェアゾーンにポトリ。「走りながら落ちてくれと願った」という願いはかなっただけでなく、ダッシュした林は勢い余って転倒。三塁打になり、一塁走者も生還した。

　２６日のデビュー戦では１本塁打を含む４打数１安打１打点。今試合では決勝適時三塁打を含む１打数１安打２四球で、打率４割。しかし小川監督代行は「まだ２試合だからこれからだよ。初球をブリッと振りにいかない。選球眼はいいようだけど、まだ（球を）見ているのか狙い球を絞っているのかも分からない」と慎重なコメント。１回の外野フライを危なっかしい動きでキャッチしたように、守備はプロのレベルには達していないようだが、打撃のパワーは満点。チームも１軍合流してから２戦２勝、６月は１２勝８敗で単独首位に返り咲いた。ツキの太さでチームの勝利に貢献しているのは確かなようだ。【小島信行】

阪神金本最年長450号「皆に感謝したい」(日刊スポーツ) - goo ニュース

[ニッカン式スコア]

○　由規（４勝５敗）、押本、増渕、松岡、林＝相川
●　フォッサム（２勝４敗）、上園、渡辺、西村、筒井、横山＝城島
ＨＲ　デントナ１１号、金本８号、相川６号


日頃から、「阪神戦だけは絶対に行かない」と公言し、それは対マリーンズ戦であっても２００７年以来ずっと実行し続けていたのだけれど、とうとうその禁を破って、神宮球場のヤクルト対阪神戦を観に行くことになっちまいました。

きっかけは、阪神ファンのオヤジの朝の一言。
「今日は、神宮のチケットはあるのか？」
本当は、西武第２球場のマリーンズの２軍戦を観に行きがてら、未だ未踏破の西武第２球場を制覇してこようかと考えていたところだったのだけれど、オヤジの指令とあってはこりゃもう仕方がない。
調べてみたら、「安くはない指定席」だったら１塁、３塁側とも残っているようなので、あとは実際に球場のチケットボックスに行って場所を相談してみよう。
オヤジは阪神ファンながら、もとよりおいらと違って物静かなのはもちろん、一人家に残っている息子に向かって「外出しよう」などと声をかけてくる人物ではないから、たまには親孝行でいいよね…とは、↓下のエントリでケータイで既に書いた通り。

んなわけで、神宮球場着。
試合開始は１４時なのだが、阪神戦ということもあって、チケットはなるべく早めに押さえた方がいいだろうと、家をそれなりに早く出てきたので、神宮には１２時半前に到着。まだライト、レフト共に自由席の入場待機列が捌き切れていない段階だった。



…で、選んだ場所は、１塁側Ａ指定席の上の方。
階段の上り下りはきついけれど、グラウンド全体が見渡せて、蒸し蒸しした中でも時折風が吹いてくる席でもある。
見やすいのも道理、カメラ席のほぼお隣だったりする。



今日は球場外で先着２００００名に、ヤクルトの５本パックが振る舞われるという、「大盤振る舞い」と表現しても差し支えないほどのファンサービスが用意されていて、いたるところで「ヤクルトのご利用はよろしいですか～」なんて声をかけられるものだから、いつのまにかこんなにたまっちゃった(^^;)



え～と、これはやっぱり、その場で全部飲み干さないとダメだったですかね（笑泣）？
最近当ブログにお越しになった方に説明しますけれど、２年前の２００８年５月の千葉マリンの交流戦対ヤクルト戦で、「ヤクルトを飲み干せば勝てるっぺ」とばかり、調子こいてヤクルトをつごう３０本ばかり買い込んで、結局２６本空けて結果がようやっとの今江ライトフライでの剛タッチアップでサヨナラ…という試合で、ごく一部の方々には多大なインパクトを与えたらしく、ヤクルト戦になると、今でも「小馬さん、今年は当然３０本飲みますよね？」とか言われるネタを打ったことがあったんですorz
あれ、腹の具合がマジでおかしくなるから、翌日お休みしてもいい人じゃないと、チャレンジしてはいけないネタだと思います。

試合の前はまずは腹ごしらえ。
今日は球場内で売っている、「神宮球場弁当」を選んでみた。



…ボリュームありすぎ（泣）。

いや、これは球場内で売っている１０００円の弁当か…と思うほどボリュームがある。チキンライスとそぼろ飯で、都合２膳入っているようなものだから、これはかなりのお値打ち品。学生さんにはちょうどいい量だろうが、女性の皆さんは絶対もてあましそう。よっぽどお腹が空いていたら別だろうが。

そんなわけで、これが本日のスタメン。
誰ですか、ホワイトセルって。新外国人？あっそう。



やはり週末の神宮、それも阪神戦といえども、雨が多い６月は、やはり集客には苦労するのか。
ときおり雨がぱらつく蒸し蒸しした天気と相まって、この時期はおしなべてどこの球場もなかなか入らないのだが、「阪神戦＝うぎゃ～」という図式が出来上がっているおいらの中にあって、今日の入りはちょいと予想外だったりして。
試合開始直前のスタンドの入りを、３塁側スタンドから順にご覧頂きます。









今日は、阪神はフォッサムと、



ヤクルトは由規の対決。



ところがこの二人、揃ってこの蒸し暑さが影響したか、共に初回は３者凡退で切り抜けたものの、２回から揃いでgdgd対決の様相。
２回にはいきなり由規のストレートが入らなくなり球数が多くなると、フォッサムも２回裏の先頭デントナに出会い頭の一発をレフトスタンドにブチ込まれると途端にナーバスになったか、制球が定まらず１安打１四球も、なんとか後続を封じる。
とにかくお互いがお互いにテンポが悪く、ヒット数こそそこそこだが、５回までにフォッサム３四死球、由規６四球では、テンポが悪いのも道理で、５回裏終了までにゆうに２時間１５分を要する、よく言えば我慢比べ、悪く言えば見ている側がお互いにフラストレーションが溜まりまくる展開に。

おいらがふと疑問に感じたのは、４回表の阪神攻撃中のスタンド。
２点ビハインドの阪神、簡単に２アウトを取られたものの、続く城島、林、桜井がそれぞれ四球、ライト前、四球であれよあれよという間に２死満塁。
ここでバッターはピッチャーのフォッサム。

…スタンドは、「代打出さんかい！！」と殺気立ってます…。

２点ビハインド、確かにフォッサムはgdgdとはいえまだ４回表、ここで先発を引っ込めて代打勝負をかけるのは、文字通り「賭け」でしかないと思うんだけどねえ…。
ここで代打を起用して、仮に成功したとしても、４回表の段階で中継ぎをフル稼働させなければならないわけで、この展開で、ロングリリーフを任せられる投手がいるというのであれば話は別だろうけれど、ここで代打というのは、由規の出来を考えても早計に過ぎると思う。俺が監督でもそのままフォッサムを打席に送ったろう。
他チームファン、ましてや他リーグファンの身で、他チームの采配をとやかく言う身分ではないのは承知だけれど、４回表２死満塁の、あのスタンドの雰囲気には、大きな疑問を抱かざるを得ない。
事実、チャンスは直後５回表にしっかりやってきて、鳥谷フォア、平野三振の間に鳥谷が盗塁、ショート鬼崎が送球を取れず鳥谷三進、マートンフォアの後、新井、ブラゼルの連続安打で同点に追いついている。

この試合のキモは、４回表で勝負を仕掛けなかったのではなく、５回表の反撃が同点で止まったからだとおいらは思う。

その裏、やっぱりフォッサムが捕まって、１死後に浩康と飯原に連打を食らったところで降板、上園にスイッチ。
デントナを抑えるも、ホワイトセルの当たりはふらふらっとレフト線に上がった打球だが、ホワイトセルが左打者ということもあって打球にドライブがかかっており、林が突っ込むも取れず林はもんどり打って転倒。

ここで勝負あったかな。

あ、あと、金本選手４５０号、おめでとうございます。
代打で出てきた金本、まさしく「打った瞬間」の完璧な当たりでした。

檻の中に閉じ込めの刑に遭っていたつば九郎が（笑）、



花束を持って出てきたから、「ああ、何かの記録かな」と思って、さっとカメラを取り出すことができました（笑）。



日頃、いかにてめえのチームの選手の記録リーチにも疎いかがよく分かるってーもんで。とほほ。

試合は、あとはもう野となれ山となれ。
後はもう心ゆくまで「東京音頭」で「アレ」を歌えば満足かな？



試合中、某所のケータイ実況で、札幌のマリーンズ戦を追っていったら、ものの見事に今日もまた「日ハム１」出現…orz
こうなりゃもう阪神、お願いだ！
今日だけは負けてくれ！！
その代わり、その代わり、セリーグ優勝はやるから！！

…そうでなきゃ、あたしの僅かに残された腹の虫が治まらんだすよ…＿|￣|○

ちなみに、「今日だけは負けてくれ！！」の元ネタは、これです。

YouTube - 2009-9-20 柏レイソルvsサンフレッチェ広島～みゃ長挨拶～柏バカ一代

その願いが通じたかどうかは神のみぞ知るところだが、４点差になってもヤクルトはイムチャンヨンが登場。



ヽ(゜∀゜)ノヒムネラ！ヒムネラ！イムチャンヨン！！

しっかり４人で試合終了。



そんなわけでスコア！



ところで、今日は神宮球場の１塁側で観戦したのは初めての経験。
久々に神宮球場の内野席通路を歩いてみた。



…なんだか、この古めかしい通路、狭い通路に、在りし日の西宮球場の１塁側通路がいきなり脳裏によぎってきて、なんだか少し目から汗が出た（泣）。
こんなところで西宮を思い出すとはね…。


↓最後までおつきあい下さいましてありがとうございました。どうせだったらガツンと一発押していって下さいましよちくしょうめ。↓