どっちもどっちだよなあ…

不適切発言：紋別市の中学教諭、女生徒に「服を脱がすぞ」 - 毎日.jp

　北海道紋別市内の市立中学校で、２０歳代の男性教諭が今月１８日の授業中、携帯電話を触っていた３年の女子生徒に「服を脱がすぞ」と不適切な発言をしていたことが分かった。女子生徒はショックで、翌日学校を休んだという。

　同市教委によると、教諭は１８日午前の授業で、学校への持ち込みが禁止されている携帯電話を触っていた女子生徒を見つけ、注意した。その際、「やめないなら、服を脱がして、懲らしめるぞ」と発言したという。保護者が翌日、学校に問い合わせたため、事実が明らかになったという。

　同市教委は「常識を欠いた発言で、学校側が保護者と生徒に謝罪し、十分話し合うよう指導したい」（学務課）と説明している。道教委に報告し、男性教諭の処分も検討している。

確かに教諭側の発言は明らかに配慮を欠いていて、この年頃の女学生（←ぉ）に向かって「脱がすぞ」なんて言っちゃえば、どこへ行こうとセクハラ発言のそしりは受けることになるわけで、こうした発言をしてしまった教諭側に非があるのは間違いないところだが…。

だが、駄菓子菓子、いやさだがしかし。

一番悪いのは授業中に携帯電話を触ったことだよな。

このニュースに限らず、最近多く報道されている教師処分の話題については、どう考えても第一の原因は生徒側にあるという事例が多すぎやしませんか？
今回の事例に関しては、教師側の肩を持つ気はさらさらないけれど、最近のこうした話題の原因を突き詰めていくと、どう考えても生徒側の行動に原因があると思われる事案ばっかり。
今の親御さんというのは、そんなに学校の教師に無理難題を言いつけてがんじがらめにするのが楽しい、ドＳな方々ばかりなのだろうか。
今のご時世、教師は子供達をぶん殴ることが出来ない。
少しでも手を出せば即座に体罰扱い。これは各教育委員会でも厳しく規制されていることらしいから、例えどんな事例であろうとも、迂闊には手を出せない。出せば一発で教育委員会に通報されて即座にクビが切られる。殴り方も殴られ方も知らない子供達が量産され、結局その子供達が大きくなれば、殴り方を知らないから相手をケガさせてしまう。

まあ体罰まではどうかとも思うし、現に２０年前のいわゆる「管理教育」がいろんな社会問題に派生していったのは、おいらが中学校、高校時代（高校時代には一部を除いてほぼ終息を迎えていたが）のど真ん中だったから、どんな教育現場が理想なのかは、実は自分でもあまりよく分からない。
ただ、今の学校の現場が保護者によってがんじがらめにされている現実が、実際問題いいかと言われたら、絶対にそうではないだろう。
今の状況を平たく言ってしまえば、悪さをした子供を叱ったら親が怒鳴り込んでくる時代ですよ。
そんな教育現場のどこがまともだと言えようか。

子供のしでかした悪事は棚に上げ、ただただ学校側の「不祥事」を追求する素振りが、ともすれば「反権力」という甘そうな汁を吸って酔っ払うことになるのだろうが、酔っ払ったなら酔っ払ったで結構なんで、他人様には迷惑をかけないで頂きたいものである。