健康生活

今、健康は自分で守る時代です。
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東西医学の統合とは

2024-01-13 13:53:58 | 健康・病気
西洋医学は身体の一部に生じた故障をあたかも機械を修理するかの如くに直す、いわば〝治し〟の方法です。
 一方、東洋医学は低下した内なる生命場のエネルギーを回復させる〝癒し〟の方法です。
生命場のエネルギーが「生命」です。
何らかの理由で生命場のエネルギーが低下したとき、これを回復すべく生命場に本来的に備わっている能力が「自然治癒力」です。
生命と自然治癒力とを合わせたものが「生命力」と考えられています。
だから癒すとは「生命」「自然治癒力」「生命力」のすべてを高める方法なのです。
片や身体、片や生命場を対象としているのです。
哲学的用語でいえば、身体のように形があって、このもの、あのものという一回的性格をもつものが〝個物(こぶつ)〟ということになるので、片や個物を対象とし、片や場を対象とすることになります。
対象とするものが異なるのであるから、東西医学を統合することは大いに意味があることなのです。
さらに西洋医学は身体の故障を物理学的あるいは化学的に評価し、これまた物理学的、化学的方法によって修理するのに対して、東洋医学は場の歪みをとらえて、これを是正していくのです。
場の歪みは単にエネルギーの量だけで表されるものではなく、方向をも伴ったベクトルとして表されます。
つまり東洋医学でいうところの「証(しょう)」(病気のある進行段階における病理状態と総合体質状態をまとめたもの)は生命場の歪みのベクトルなのである。
このように対象が異なるのであるから、それらを支える科学的根拠、いわゆるエビデンスにも差が出てくることは仕方のないことなのです。

 

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