続：センター入試

センター入試はまたリスニングで多少の不具合を出したものの無事終了し受験生の皆様は、ほっと一息ってとこでしょうか。今朝の新聞には問題が載ってましたね。僕の家は昔商売をやっていたんで家に親父がほとんどいました。そんな親父はよく共通一次試験の頃にも翌日載っていた問題を解いていたものです。解いていたのか眺めていたのかは定かでないんですが...そんな今朝の新聞で問題を見つつちょっくら一問解いてみるかと選んだのが専攻していた化学。どれどれ？

問4　9.2gのグリセリンC2H8O3を100gの水に溶解させた水溶液は、25℃で密度が1.0g/cm3であった。この溶液中のグリセリンのモル濃度は何mol/lか。

①　0.00092
②　0.0010
③　0.0011
④　0.92
⑤　1.0
⑥　1.1

ふむふむ...モル濃度？はぁ～＠まちゃまちゃ、ってなくらい忘却の彼方だな。あったなぁ～mol/l、すっかり忘れてる化学専攻の私は悔しくて調べてみました。

「モル」
現在の1モルの定義は以下の通りである。
モルは、0.012キログラム（12グラム）の炭素12の中に存在する原子の数と等しい構成要素を含む系の物質量である。（炭素スケールとよび、過去の酸素基準と分けて呼ぶこともある）


「モル濃度」
「溶液１リットル中に含まれている物質の量を物質量（mol）で表した濃度」のことで、単位は「mol／l(リットル)」を用いている。即ち、溶液v(l)中にn(mol)の溶質が含まれている「モル濃度(c)」は・・・c(mol/l)＝ｎ(mol)／V(l)（または、ｎ＝cv）・・・

＜例＞ 1.0(mol/l)のNacl 水溶液100(ml)に含まれるNacl の「物質量」と「質量」を求めよ（「モル」「物質量」「質量」などの関係が理解できる）。
「含まれるNacl の物質量」＝1.0（mol/l）×100／1000(l)＝0.10(mol)
「Nacl の１(mol)当たりの質量」＝58.5(g/mol)
「Nacl の0.1(mol)の質量」＝0.1(mol)×58.5(g/mol)＝5.85(g)

＜補足＞「質量」とは？：
「原子１mol の質量」＝原子量＋ｇ(グラム)
「分子１mol の質量」＝分子量＋ｇ(グラム)
例 原子量、分子量 1molの質量
Ｈ 1.0 1.0g
Ｏ 16.0 16.0g
Ｈ２Ｏ 1.0×2+16.0=18.0 18.0g
Ｎａｃｌ 23.0+35.5=58.5 58.5g

はい、頭が、ちゅどーんして参りましたね（笑）キーンコーンカーンコーン、あ、鐘が鳴ったので今日の授業はココまで。


おい！待て逃げるのかぁ～～っ！（爆）


ちなみに正解は④の0.92（回答勘違いしてたので訂正しました。）だそうです。もうちょいじっくり調べてみよっと。