先日の立花に続いて、みやま市の道の駅「がまだしもん」へ行きました。がまだすとは、方言で精を出す、頑張るという意味です。
いまでは全国に1,200もあるという道の駅。私の住む地方にも1時間圏内に10か所近くの道の駅があり、以前は家内とよく道の駅巡りをしたものです。
品物の値札には出荷者の名前が記されています。道の駅が出来はじめたころ、生産農家へ出荷を依頼する口上に、市場に出荷できないものでも廃棄せずに道の駅に出せば、主婦の副収入になるという話を聞きました。いまでは規格品の立派な野菜ばかりが並んでいます。
陳列棚には地元食材を使った加工食品や総菜も並んでいます。豆腐屋がつくったコンニャクや、高菜の漬物などなど。どれも地元の農家や業者による地産地消の一品です。スーパーの総菜はおしなべて甘く口に合わないので、道の駅で求めたりしています。家庭の味のような気がするのです。
この日は、きざみニンニクのオリーブオイル漬けを買いました。生産者を見ると、この地域によくある名前です。パスタやパンにどうぞとありました。私は納豆に醤油だれを使わず黒酢をかけていますが、これをちょっぴり加えると格好の酒のつまみになりました。こういうのも道の駅の楽しみです。
道の駅から東を見た景色です。立花の道の駅はあの山の向こうです。
帰りは久し振りに田園地帯をドライブしました。薩摩街道の宿場だった町を通り抜け、点在する集落を縫うようにして緑の中を走りました。都会は歩き回るには適していますが、車を走らせるのは視野の広がる田んぼや海沿いが好いですね。ハンドルを握りながら、何度も行ったことがある阿蘇の高原風景を思い浮かべていました。
がまだしもん この方言良くばぁちゃん達が使っていました
道の駅 「がまだしもん」最高のネーミングです
生産者も がまだしもん 買い求めるお客様も
がまだしもんですね (*'▽')
祖父母が身近にいた昔は、独特の方言を耳にしたものです。
道の駅では、陳列棚に野菜を補充する農家の人をよく目にします。
私も家でぶらぶらしているよりも、何かにがまだしたいと思う時があります。