先週の月曜日、梅林寺外苑の梅は満開でした。昨年より半月以上おそい。
この日は暖かく穏やかで春らしい一日でした。薄雲も優しい。
外苑を出ました。山門へ続く太鼓橋があります。
白梅と薄紅梅の向こうに経堂。
梅と本堂。
ここを左に行くと旧藩主有馬家の墓所があります。有馬家は江戸の人には「なさけありまの水天宮」という地口で、戦後派には推理作家の有馬頼義、競馬ファンにはGⅠレースの有馬記念で知られています。
禅道場と椿。
同じ場所から。
漆喰の壁に花頭窓。椿の花を添えると意外に西洋風な雰囲気です。
椿を撮っていたら若い家族が通りかかりました。母親が禅道場の屋根を指さして、あそこに鬼さんがいるよと幼子に言っています。女の子は上を見上げてぐずり始めました。軒瓦の紋は有馬家の家紋の一つである「有馬巴紋」です。
外苑に戻ってきました。
普段は閉まっているお休み処が営業していました。この建物は「梅林寺ティーハウス」 昭和33年の建築で地元出身の建築家、菊竹清訓の設計。彼の初期の作品で登録有形文化財です。平屋ですが鉄筋コンクリート造りで、構造に特徴があるらしい。
気がつけば河川敷や草むらに菜の花の黄色が目立つようになりました。本格的な春の訪れはもうすぐ。少し車で遠出して歩き回りたい気分です。
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