5月上旬には各地で水天宮の春大祭が執り行われます。今年も柳川の沖端水天宮へ行ってきました。掘割の向こうに社殿が見えます。
川下りの終点近くです。この先に堀の水を沖端川に落とす二丁井樋があります。電線地中化のため、堀端の柳並木が伐採されました。工事終了まで数年間は殺風景になります。
沖端天満宮は、掘割がカーブしている三角地にある小さな神社です。由緒によると文禄三年、初代藩主立花宗成の柳川入城の際に稲荷神社が建立され、文化年間には京都の彌剣神社の分霊、明治二年になって久留米水天宮の分霊を合祀したそうです。なぜ沖端水天宮と称するようになったかは書かれていませんでした。
水天宮の合祀と同時に祭りの時に舟舞台を作り、歌舞伎やオランダ囃子を奉納するようになったそうです。舞台は六艘の舟の上に載せられ、三神丸と呼ばれています。子供囃子を観に行ったのですが、舟舞台は御簾で覆われていました。すぐ前にある観光案内所で上演時間を尋ねました。
観光案内所にはたくさんの「さげもん」が飾られていました。係員に開演時間を聞いたら、夕方5時からという返事。歌舞伎芝居の合間に演奏します。聞きながら、昨年も昼に来て同じ質問をしたことを思い出しました。その時は中年の小父さんが資料を探しながら答えてくれました。
船舞台を過去記事から紹介します。子供囃子はこちら。夜の部はこちらです。
「御花」の裏手をどんこ舟が下ってきます。暑い日でした。
あくる日、総本宮である久留米の水天宮に参拝しました。
こちらは静かな風景です。私が子どもの頃は春大祭には露天が立ち並び、化け物小屋が小屋掛けしていたりして賑わっていました。水天宮は夏の奉納花火大会や、夏の間、首に下げていた水難除けのひょうたん守りなど、小さい頃から親しんできた神社です。
沖端水天宮は堀端にありますが、総本宮は筑後川の畔にあります。
夕刻近く、露店などの片づけが始まっていました。
おまけの写真を。4月の終わりに草野町へハンカチノキを見に行きました。木の枝からハンカチがぶら下がっているように見えます。
花のように見えるのは花弁ではなく苞。苞葉ともいいます、ここには10本ほどのハンカチノキがありました。見ていて、全く関係ないのですが「西遊記」で孫悟空が食べた、天界で栽培されているという桃が生る様をふと連想しました。
真下から見上げたところ。左右対称ではなく、片方が小さくてもう一方が大きい。
昨日は肌寒い日でした。小学2年の孫娘が風邪で学校を休み、親の仕事の関係で私が預かりました。本人はコロナじゃないよと言いながら来ましたが、幸い微熱で丸一日、我が家で安静にしていました。私もお付き合いで外出せず、ソファでうたた寝していたら風邪を引きそうになりました。まだまだ身の回りを夏の装いにしてしまうには早いようです。
「寅次郎紙風船」は何度か観ました。寅さんが商売をした辺りは、立ち木の様子などが少し変わっています。
久留米の水天宮さんは孫たちの七五三などでなじみ深い神社です。
「男はつらいよ 寅次郎紙風船」も思い出します(^^♪