読書ノート  

主に都市、地域、交通、経済、地理、防災などに関する本を読んでいます。

プラハ巡覧記 前川健一 2020

2023年02月24日 | 地理、観光(国土地理院、観光庁)

2018年秋にひと月、60代後半の旅行ライターが、チェコの首都プラハに腰を落ち着けて毎日散策した。
最初は日本で予約したホテルにチェックイン、と思ったら8人相部屋のドミトリーだった。ドイツ人、ウクライナ人、ポルトガル人らと毎日雑談会を楽しんだ。その後、郊外の一戸建ての宿の個室を利用した。

チェコには社会主義時代のパネル工法の集合住宅が多く残る。郊外の戸建て住宅は敷地も家も大きいが二軒長屋も多い。

プラハは町全体が建築博物館になっている。古い時代からの建造物がそのまま残っている。

プラハには地下鉄が3路線ある。切符はバス、トラム、地下鉄共通で、最初に自分で刻印する。30分券、1日券、3日券などがある。

著者はフードコートでよく食事した。安いうえに既に並んでいる料理を指させばいい。煮込み料理、揚げ物。ベトナム人が多くベトナム料理店も多い。

チェコあるいはプラハは、フランスやアメリカよりは犯罪が少ないらしい。殺人は日本の2.5倍、路上強盗は8倍。問題点は悪徳タクシーと悪徳両替屋だ。

この本を書くために、著者は段ボール2箱のチェコ関連資料を買い集めた。


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