読書ノート  

主に都市、地域、交通、経済、地理、防災などに関する本を読んでいます。

『壊れゆく景観 消えてゆく日本の名所』川村晃生・浅見和彦

2011年04月06日 | 地理、観光(国土地理院、観光庁)
 日本文学を専門とする2人の大学教授が、万葉集や古今集などに謳われた歴史的景観を訪れ、在りし日を偲び、現代のコンクリート文明による惨憺たる乱開発を厳しく叱責する。  1.海浜、2.山野、3.湖沼と川、4.都市と生活からなるが、とりわけ無残なのは海浜のようだ。土砂や砂利の採取、ダムや砂防工事による砂の供給減、利用度の低い港湾開発、コンクリート護岸と防潮堤。考えてみると「白砂青松」という言葉は今やほ . . . 本文を読む