朝がまた来る

旧ブログ名「母のようになりたくないのに」です。
毒親、ママ友、育児、病気のこと…40代パート主婦が呟いています。

うちの子の問題行動(前編)

2020-12-11 17:08:00 | 子育てのこと

始めてうちの子の問題行動に気づいたのは夏休み前でした。(ブログと時系列のズレがあってすみません

その日、私はPTA室にある資料を取りに行くためお迎えの時間より少し早めに幼稚園に行きました。

PTA室には年長組の部屋の前を通っていくのですが、帰り支度をしているはずのうちの子がなぜか園長先生と廊下にいました。

園長先生がうちの子の腕を掴んで教室に戻そうとしています。

しかし、うちの子は教室に戻ろうとしません。今まで見たことのない表情をしていました。

今でもあの時の表情が脳裏にこびりついています。無表情、完全に心を閉ざした表情でした。

私はうちの子の表情を見てドキリとしました。我が子なのに少し怖いとさえ思いました。私のことも視界に入ってるのに、うちの子は「ママ」とも「助けて」ともいわず、泣くわけでも、「嫌だ」と怒り出すわけでもなく、ただただ教室に戻るよう腕を引っ張られているだけでした。

私に気づいた園長先生は「大丈夫ですから。(お迎えを)お待ちになっていてください」と言いました。

「園長先生に任せるべきか、子どもに声をかけるべきか」私はどうするべきなのか瞬時に判断できませんでした。

そのうちにうちの子は教室に戻され、教室の端っこで園長先生と体育座りをして帰りの会のお話を聞いていました。

お迎えの後、うちの子に「どうしたの?大丈夫?」と尋ねてみましたが、何も答えません。

担任の先生からなにかお話があるのかな?と待っていたら、園長先生が「最近〇〇(うちの子)の行動が気になる」と。

その後も度々クラスの輪から外れ、自分の世界に没頭するうちの子の姿を見かけるようになりました。

音楽会の練習にも参加せず、ホールでクラスの子どもたちが楽器の練習をしているのにうちの子は園庭の砂場で一人遊んでいました。

どんなに寒くても裸足で園庭に出て一人で遊んでるうちの子…

基本的に区立幼稚園は「自由遊び」の時間が多く、その中でルールを守ることを学んだり、仲間と協力し合うことを学んだり、個性を磨いていくのだと思います。

うちの子は「糸の切れた凧」のようにフラッと仲間から外れ、一人の世界に入ってしまう。一人の世界に入ってしまったら梃子でも動かぬ…そういう所が園長先生は「気になる」と思っていたのだと思います。

「思っていたのだと思います。」この答えにたどり着いたにはつい最近です

当時「うちの子は発達的に問題があるのですか?」と尋ねても誰もYESともNOとも答えてくれませんでした。

園長先生に聞いても

スクールカウンセラーさんに相談しても

子育て支援センターに相談しても

保健所に相談しても

ネットの子育て相談にに相談しても

児童相談所に相談しても

答えはいつも「もう少し様子を見ましょう。」「頑張ったことは褒めてあげましょう。」「認めてあげましょう。」

いつまで様子を見ればいいの!?言われなくても褒めてるし認めてるし!私の育て方が悪いっていうの!?

私の中の「母のようになりたくないのに」という強い思いが崩れ始めます。

「ママは幼稚園でPTAの仕事を頑張っているのに、なんでお前はちゃんとしてくれないの!?」

「幼稚園で荒れるのやめてよ!!恥ずかしいじゃん!!」

「Qくんの方がトラブルメーカーなのに、なんでお前ばかり注意されるの!?」

こんな言葉で私は下の子をたくさん傷つけてしまいました。

もう私の母そのものです。絶対に絶対に母のようになりたくなかったのに。

 

ある日。PちゃんからLINEが来ました。(Pちゃんがまだ引っ越す前)

「けめちゃん。わたしいまPTA室で仕事をしてるんだけど、〇〇(うちの子)がさっきからずっと泣いてる。“ママ!ママ!”って言って泣いてる。」

私は家を飛び出して幼稚園に向かいました。

うちの子は広いホールの隅っこで立ったまま泣きじゃくっていました。先生が近づこうとすると悲鳴をあげます。

私は子どもに駆け寄り抱きしめました。「大丈夫だよ。大丈夫だよ。」涙が溢れ、親子で泣きました。

どうしてこんなことになっちゃったの?本当に私の育て方が悪いの?それとも発達的なものなの?

答えが見つからない日々が続きます。

 

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「幼稚園のママ」編を一旦置いといて…「うちの子の問題行動」について書いていきたいと思います。

3000グラム代で生まれてきた下の子。おっぱいをたくさん飲んで、たくさん寝て、はいはいもたっちもあんよも上手だった下の子。イヤイヤ期も乗り越え、幼稚園に行くのを楽しみにしていた下の子。年少までは特に問題がなかったのに、年長~小学1年生の半分くらいは「問題行動」の連発でした。愛情をたくさん注いで育ててきたのに…どうしちゃったの?と辛い毎日でした。

唯一の救いはうちの子の「問題行動」が自爆型?といいますか、誰かを傷つけることがなかったことです。なので、クラスのお友達とも仲良く遊んでいました。また、年少さんに優しく接することができたらしく、「〇〇(うちの子)が年少さんの壊れた工作を直してくれました」と年少の保護者さんから聞いた時は「あぁ…よかった。性根までは悪くなってないんだな…きっと」と希望を持つことができました。


幼稚園ママの話⑥

2020-12-08 16:05:29 | ママ友付き合いのこと

Pちゃん一家が引っ越しをして間もなく、卒対の写真係を引き継いだお母さんが慌てた様子で私に話しかけてきました。

「ねぇけめちゃん、写真のバックアップ用フォルダを見たんだけど、夏休み前に撮った写真が見当たらないんだけど

え?

私も確認してみましたが見当たりません。

SDカードの中にも保存されていません。

どういうこと!?

以前Pちゃんには、撮影を記録したSDカードは園長先生に預けること、万が一の為にバックアップを取っておくことをお願いしていました。

その場ですぐPちゃんに連絡しましたがいつものように繋がりません。

私はPちゃんに「夏休み前の行事の写真がないよ~」とLINEを送りました。

その日の夜。PちゃんからLINEが来ました。

Pちゃん「けめちゃんごめん。写真を紛失しちゃったんだ。」

私はPちゃんからのLINEを読んでもすぐに状況が理解できませんでした。

え?写真を紛失したってどういうこと?消去じゃなくて?え?え?え?

頭が混乱している中、次のLINEが来ました。

Pちゃん「卒対用のSDカードではなく、個人のSDカードで撮影してた。家の本棚の上にSDカードを置きっぱなしにしてたら無くなっちゃってて、子どもたちにも手伝わせて一生懸命探したんだけど見つからなかった…ごめん。」

「バックアップも取ってなかった。ごめん。」

 

嘘でしょ…

クラスの子ども達が力を合わせて共同制作した工作の写真も

お料理教室で真剣に野菜を切ってる写真も

スポーツ教室で一生懸命ボールを追いかけてる写真も

色とりどりの飾り付けと、願いをこめた短冊の前で撮った写真も

水しぶきのなか楽しそうにはしゃぐプールの写真も

なくなっちゃたの?ううん…なくなってたの?

なんで?どうして?自分のSDカードで撮影してたの?なんでバックアップ取ってなかったの?

ちがう…そんなことを一番に言いたいわけじゃない。

なんで“なくしたことを言ってくれなかったの?”

私はPちゃんに「写真をなくした時点で言って欲しかった。」「他の行事を撮影することで、なくした分をカバーできたかもしれないんだよ?」とLINEを送りました。Pちゃんからは「そうだよね。ごめんね。」と返事がきました。

 

翌日。お母さんたちに写真がなくなってしまった事を報告しました。

みんなショックを受けていました。正直、夏休み明けあたりからクラスの雰囲気があまりよくありませんでした。

夏休み前には引っ越すと言っていたQくん親子の存在

Qくんとクラスの子ども達のトラブルは未だ収まっていませんでした。

そしてもう一人、トラブルをおこしがちなお子さんがいました。

しかし、園長先生は“多様性を認めましょう”と言うばかりで、具体的な解決はしません。

そして、夏休み明け~冬に向けて行事が増えます。保護者のお手伝いも増えます。少ない人数でやりくりしてましたが、どうしても一部の人にしわ寄せがきます。

そこにきて卒対の写真が紛失。。。それも事後報告。。。(てか、こっちから聞かなかったら言わないつもりだったのか?)

幼稚園のために、子ども達のために、一生懸命協力してくれるお母さん達の間でモヤモヤしたものがどんどん積みあがっていきます。

幼稚園、子ども達、保護者が三位一体になれず、歯車がどんどん噛み合わなくなっていきました。

こんな時、会長の私に何ができるだろう。どうしたらクラスのお母さん達のモヤモヤを解消することができるだろう。

そんなことばかり考えていた私は大きな大きなミスをします。その後、取り戻すのに1年以上かかったミスをします。

 

 

 

下の子が幼稚園で問題行動を起こすようになったのです

 

 

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子どもを育ててまだ〇年な私ですが、子育て史上一番きつかったのが、この辺り~約1年後の出来事です

ちなみに紛失した写真についてですが、園長先生にご相談をして幼稚園側が記録として撮っていた写真をいくつか頂くことができました。しかし「幼稚園の記録」ですので個人写真はなく、行事の様子が全体的に写った写真でした。(それでも無いよりかは全然マシです)プールの写真は…ありませんでした。


幼稚園ママの話⑤

2020-12-06 16:23:18 | ママ友付き合いのこと

我が家の下の子と、Pちゃんちの下の子が年長さんになった時のことです。

お互い“幼稚園(年長)経験者”ということで、私はPTAの会長、Pちゃんは卒業対策委員長を引き受けることになりました。

Pちゃんは写真撮影が上手だし、私も卒対を経験してるし、なによりお互い気兼ねなく話し合える仲なので、“人手は少ないけど、身の丈にあった卒対準備ができるかな“と安心してPちゃんにお任せしました。また、同じクラスに卒対を経験してるお母さんがいましたので「人手が足りないときは手伝うよー」と常にPちゃんに声を掛けてくれました。

以前のブログにも書きましたが、我が家の子どもたちが通っていた幼稚園では、卒園アルバム用の写真を卒対の人が撮影します。

近年では個人情報の取り扱いが厳しくなってきましたので、撮影前には園長先生に撮影許可を取り、撮影を記録したSDカードは幼稚園に預ける約束になっていました。

そして、万が一故障などの原因でSDカードの記録が読めなくなった場合の対策として、PTA用のパソコンに写真のバックアップを残しておくことになっていました。

 

ある行事の時。Pちゃん親子が幼稚園をお休みしたため、私が代わりに撮影係を引き受けました。

園長先生に「預けている卒対用のSDカードをお願いします」と言うと「預かっていませんよ?」と。

!?!?!?!?どういうこと!?!?!?!?

Pちゃんに連絡しますが繋がりません

やばいやばい!!もうすぐ行事が始まってしまう!!まさかSDカードがないなんて園長先生に知られたら色々面倒くさいことになってしまう

私は咄嗟に誤魔化して、自分のカメラに入っているSDカードで撮影しました。

無事に撮影を終え、バックアップ用にPTA用のパソコンを開くと、んん?バックアップ用のフォルダがない。。。

もしかしてPちゃん、バックアップ取ってないんじゃ。。。

後日Pちゃんに確認すると、間違ってSDカードを家に持ち帰ってしまったとのこと。そしてついつい忘れてバックアップを取ってなかったと。

私は「幼稚園側との約束もあるし、万が一写真の記録がなくなったらみんなが悲しむから、バックアップをお願いね」とPちゃんに話しました。まだ夏休み前の出来事です。

 

そして夏休み中。私はPちゃんから寂しいお知らせを聞きました。

Pちゃん「けめちゃん。うちクリスマス前に引っ越すの…」

ガーーーーーーーーーン。。。

しかも前々(下の子が幼稚園に入園する前)から決まっていた引っ越しだったと…

ガガガーーーーーーーン。。。

クラスの中で一番気兼ねなくお付き合いできるお母さんだったのに…

ちょっぴり「秘密主義」だけど(前々から引っ越しが決まっていたなら卒対委員長を引き受けた時に言って欲しかった)、上の子の登校班事件もあったけど、PTAの仕事でアワアワしている私に「けめちゃん!おつかれ!ご苦労様!!」と声を掛けてくれるPちゃんに何度救われたか…

夏休みが明けて…秋は運動会、親子遠足、ハロウィン、お遊戯会と行事が続きます。

PTAの仕事をしながら、卒対の引継ぎ(クラスみんなで細かく分配して引き継ぐことにしました)、Pちゃん親子の送別会、Pちゃんへのメッセージカードの準備…月日はあっという間に過ぎていきました。

バタバタでしたが、私は明るくPちゃん一家を見送りました。

 

しかし、Pちゃんが引っ越して間もなく…大事件がおこります。

 

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この頃わたしは週3で深夜のバイトをしていました。(区立幼稚園は保育時間が短く、またPTAの仕事もあったので日中働く事が難しかったのです)

そしてあまり詳しくは書けませんが、身内に不幸があり何かとドタバタしてました。

そしてそして。今後のブログに書きますが、この頃下の子がちょっと…いろいろ…ありまして

兎にも角にもハードな毎日を過ごしていましたが、母親を探しにパチンコ店を巡ったり、次から次へと湧いてくる借金を返済していた頃に比べればメンタル面は落ち着いていたかもしれません


幼稚園ママの話④

2020-12-06 14:30:09 | ママ友付き合いのこと

上の子が年少さんだった時、運動会が終わって間もなく同じクラスのお母さんから運動会の写真を頂きました。

我が子が頑張っている姿がよく撮れている写真で、クラス全員のお母さんにも配っていました。私を含め、みなさんとても喜んでいました。

写真を撮ってくれたお母さん(Pちゃん)とは上の子、下の子が同い年だったのもあり、またPちゃんの気さくな性格に惹かれ、親子共々仲良くなりました。

どこかに一緒に遊びに行くときも、基本的には現地集合なので気兼ねなく一緒に遊ぶことができました。

また、Pちゃんも私も「他人の噂話」に疎いというか、ジメジメした会話になることがなく、「子育てあるある」を話しては「だよね!そだねー!」と共感しあえたのが嬉しかったです。

ですが、Pちゃんには少し“秘密主義”な部分がありました。私の考えすぎ…毒っけのある母親に育てられた影響もあるのかもしれません。「こういうこと聞いていいのかな?聞いたら嫌われるかな?」とついつい人の顔色を伺ってしまうクセがあります。そういう性格もあって、Pちゃんに突っ込んだことを聞いたことがありませんでいた。

一番最初のちょっとしたトラブルは上の子が小学校に入学した時でした。

登校班に加入するかどうかを決めるとき、Pちゃんのお家は登校班に加入してもしなくてもいい地域に住んでいたので私はPちゃんに尋ねました。

「Pちゃん、登校班に加入するの?もし加入するなら事前申請が必要みたいだよ。」と教えました。加入した際はうちの子と同じ班になる予定でした。

Pちゃんは「うーん」と考え中の様子だったので、私もそれ以上聞きませんでした。

そして、初登校の日の朝。

「保護者同士の顔合わせもしましょう」ということで、私もドキドキしながら上の子と一緒に登校班の待ち合わせ場所に行きました。

班長さんの保護者の方からご挨拶があり、登校時のルールや、見守り当番の説明などを受けていると…遠くからPちゃんのご主人と、Pちゃんのお子さんが歩いてきました。

その時わたしは「あぁ、Pちゃんちは登校班に加入せずパパさんが送っていくんだな」と思いましたが、P親子は登校班の方へ向かってきます。

Pパパ「おはようございます。登校班の集まりはここですか?」

保護者全員( ゚д゚)ポカーン。Pちゃんからなにも聞いていなかった私も( ゚д゚)ポカーン。

Pパパ「…あっ、うちけめこさん家と同じ幼稚園だったんですよ」

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!

みなさんの視線が一気に私に向けられます。

“え?けめこさん、このことを知ってたの!?”と思われたかもしれません。

初めての小学校、初めての登校班、初めての保護者顔合わせ…私だって何も知らない、初めて尽くしです。

私は頭が真っ白になりました。しかし、もう子供たちの登校時間です。

班長さんの保護者の方は「とりあえず登校しましょう。いってらっしゃい。」と子どもたちを送り出してくれました。

「とりあえず、みなさんもこれで解散ということで…」

私は真っ白な頭のまま…初登校する我が子がどんな表情をしていたか思い出せないまま…帰りました。

「えーと…じゃぁ、Pさん、とりあえず連絡先を交換しましょう。」と班長さんの保護者の方の声が後ろから聞こえてきました。

登校班に加入するなら事前申請が必要なこと伝えたのに…

事前申請を忘れていたなら、せめて私に一言連絡してほしかったです。

後日。

Pちゃん家が加入したことにより、地域名簿と見守り当番が再作成されたものが配布されました。(登校班に関わるPTAのお仕事を経験された方ならご存じだと思いますが…大変なお仕事ですよね

 

いつもこのような下手っぴブログにお付き合い頂きありがとうございます!

本日我が家は…夫→外出、上の子→友だちを呼んでプチXmas会、下の子→友だちと公園、私→別室でブログ更新、このような日曜日を過ごしております。

一人時間を満喫しておりますので、もう1つブログを更新したいと思います

Pちゃんについてまだまだたくさんエピソードがあるのです…


幼稚園ママの話③

2020-12-04 16:57:58 | 子育てのこと

新年度になり、転入生(Qくん)が入ってきました。

Qくんはとても…とても…“天真爛漫”なお子さんでした。(ノ´Д<ボソッ 良くも悪くも…

そして、Qくんのお母さんは見た目が華やかで、だけど話すと物腰が柔らかく、ちょっぴりミステリアスな雰囲気がありました。

新年度を迎えて間もない頃、子どもと帰宅途中ふと子どもの名札を見たら、名札をぐいーっと引っ張ったのかTシャツの安全ピンを止めているところにやや大きめの穴が2つ開いていました。子どもに「シャツに穴が開いてるよ。名札引っ張っちゃったの?」と尋ねると「Qくんに引っ張られてきれちゃったの。」と。

詳しく話を聞くと、園庭の遊具の順番待ちをしていたところ、Qくんが割り込んできたらしくそれをうちの子が指摘したところ口論となり、Qくんがうちの子の名札をぐいっと引っ張ったそうです。

「先生は知ってるの?」と聞くと「知らない」と。

う~ん…まぁ…そういうトラブルもあるかぁ…Qくん、集団生活が初めてだって言ってたし。

「そっかー。嫌な思いをしたね。もしお友達と喧嘩をして嫌な思いをしたら先生に言いなね。」

私はそう子どもに諭し、“穴が開いた部分に子どもの好きなアップリケでもつけてあげよう”と思いながら家に帰りました。

ところが…

名札を引っ張られることがその後も2回続き、しかも2回とも「先生は知らない」と。

これはさすがに先生に報告した方がいいかな…と思い、担任の先生に伝えました。先生は「気づきませんでしたすみません」と言ってくれました。

実はこの時点で、クラスの子ども達とQくんとの間にトラブルがちらほら起きていて、私の耳にも入っていました。

私は「他のお子さんとの間でもトラブルがおきているようです。Qくんのお母さんはご存じなのですか?」と尋ねると「私(先生)がその場で発見したトラブルに関してはQくんのお母さんにもお伝えしています」と。

 

次の日の朝、幼稚園に登園すると園長先生から呼び止められ、「Tシャツを引っ張ってしまった件、担任から聞きました。気づかなくて申し訳ございません」と謝罪がありました。

そこで私は思い切って「ちょっとトラブルが続いているようですし、Qくんに“補助の先生”をお願いしてみてはどうですか?」と言いました。

“補助の先生”とは、発達の様子でフォローが必要なお子さんの傍にいつもついていてくださる先生のことです。

しかし園長先生は「補助は必要なし」と判断をしているようでした。そして「次またQくんがシャツを破いた時はQくんのお母さんに伝えます」と言いました。

なぜ???次???いまじゃなくて???

園長先生の応えに少しモヤっとしましたが、PTAでの立場もありますし、幼稚園側と波風を立てたくないな…と思い、それ以上言うのはやめました。

それに、Qくんは家庭の都合で「短期入園」だと聞いていました。夏休み前にはこの街を離れると。Qくんのお母さんが言っていたのです。

ところが…夏休みが開けてもQくんは登園します。

Qくんママ「いま私、〇〇の資格を取る勉強をしてるんだけどまだ合格できなくて…。」「主人が“クリスマスは家族で過ごしたい”って言ってるからクリスマスまでには引っ越すの。」

。。。クリスマスが過ぎてもQくんは登園します。

Qくんママ「まだ資格が取れなくて…」「3月の頭に家族で海外旅行を計画してて、それは絶対に行く!って主人が言ってるから卒園式には出席しないで幼稚園をやめるの」

。。。Qくんは卒園式に出席しました。

 

他人様がいつまで幼稚園にいるかいないか、そんなのどうでもいいじゃん。と思われる方もいるかもしれません。

しかし、区立幼稚園は何かと親の出番が多いのです

例えば運動会。保護者も「運動会係」としてお手伝いします。園庭に白線を引いたり、園児の着替えを手伝ったり。

講演会や研修会への参加もあります。子どもを幼稚園に送った後、電車に乗って講演会などに行くこともあります。

その他にも行事があれば何かとお手伝いをします。定員割れの幼稚園で、少ない家庭数で、それらをみんなで協力し合って回していかなければいけません。

Qくんママに「講演会に参加してくれる人がいなくてQくんママ、参加できるかな?」とお願いしたことがあります。するとQくんママは「う~ん。。。その頃には引っ越しちゃうかも」と言いました。でも、結局Qくんは卒園式までいました。

Qくんと子ども達との間でのトラブルもあり、お母さんたちの間で(もちろん私も)モヤモヤしたものが蓄積されていきます。(つづく)

 

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Qくんママについてモヤモヤする人達がいる一方、Qくんママのミステリアスな部分に惹かれたのか、Qくんママを巡って“一番の仲良しは私よ!”みたいな女の争い?が起こっていました

Qくんママ、フェロモン駄々洩れだったからなぁ…