今年の春休み。
私は自分が通院している心療内科の先生から紹介をしていただいた「小児専門の心療内科」に診察の予約を入れました。
3月に電話予約をしたところ、診察していただけるのは6月の後半とのこと。「診察当日は問診票に記入して持参してください」と言われたのでA4用紙5枚分の問診票を取り寄せました。
問診票には家族構成、妊娠出産時のこと、これまでの発育・検診でなにか問題はあったか、集団場面での様子、学習・運動面で問題はあるか…など細かく記入するようになっていました。また他の医療機関、相談窓口に相談・検査をしたことがありますか?という項目もあったので、私は今まで出向いた相談窓口でいただいた資料、言語聴覚士さんに診て頂いた時の検査結果などをコピーして用意しました。
担任の先生にも「6月〇日に小児専門の心療内科を受診する予定です。」とお手紙を書きました。
そして息子には「(カレンダーに印をつけた日付を見せながら)この日にね、お医者さんにいくよ。」
「〇〇(息子)はついつい忘れ物しちゃうでしょ?自分でも忘れ物したくないって言ってたでしょ?どうしたら忘れ物しなかったり、うっかりミスをしないようにできるのか、お母さんと一緒にお医者さんのお話を聞きに行こうよ。」
と伝え、診察に向けて心の準備も進めていきました。
そして診察当日。
夫も一緒に親子3人で病院を訪れました。
名前を呼ばれて診察室に入ると、目元に笑いジワを寄せた先生がいらっしゃいました。
先生「お父さんも来てくれたんですね。ありがとうございます。」
「わたしはね、これからお付き合いしていくみなさんのお顔がみたいんです。ちょっとマスクを外してみましょうか。(息子に向かって)マスクを外したらおしゃべりはしちゃだめだよ。」
先生と私たち親子3人マスクを外してお互いの顔を見合いっこました。みんな自然と笑みがこぼれました
「お顔を見せてくれてありがとございました。問診票も、お母さんたくさん書き込んでくれてありがとうございます。色々な相談先に行かれたんですね。」
穏やかそうな雰囲気を漂わせ、目元に優しい笑いジワを寄せ、柔らかな声色で話す先生。
緊張の糸がほぐれ…ほぐれすぎて泣きそうになりました。“ここに辿り着いてよかった”と思いました。
初診では問診票を見ながら息子の性格・特性について気になるところを詳しく話していきました。ADHDの診断をする際に「MSPA」という検査をしてみましょうとのことで、専用の用紙をいただき、その日の診察は終わりました。
この「MSPA」という検査。集団生活での様子も必要なため学校の先生の協力も必要です。
詳しくはこちらをご覧ください
病院からいただいた用紙のコピーを取り、担任の先生にお渡ししました。
本当なら学校に持参し、先生と対面しながら検査項目にチェックを入れたかったのですが、コロナの影響もあり(何より先生方毎日忙しいにきまってる!)電話での擦り合わせとなりました。担任の先生も快く引き受けてくださり本当に助かりましたし、良くも悪くも私の知らない息子の様子を聞くことができました。そして、担任の先生と話してみて感じたのが、成績表の生活面にオール「できない」と評価したけど、息子のことを悲観的、ネガティブに捉えているわけではなさそうだな…と。「まだまだこれからですよ」「(良い意味で)意外な場面も見てます」と仰ってくれましたε-(´∀`*)ホッ
そしてMSPA検査を持参して向かった2回目の診察で息子は
ADHD(注意欠陥・衝動性の混合型)と診断されました。
ブログをご覧いただきありがとうございます
診察中、先生は時々息子に向かって「学校好き?」「今日の給食はなんだったの?」と時より優しい声で声掛けをしてくださったおかげで息子も「あまり緊張しなかったよ。」「優しい先生だった。」と言っていました。
息子の性格・特性が「男の子あるある」なのか「あるあるではないのか」
モヤモヤグルグル考えている時、ネットで小児専門の心療内科を少し調べたことがありました。
検索して上から何軒か病院のサイトを見た時「初診の予約は先着順」「初診までお時間をいただきます」などの説明が書かれていました。
初診予約ってこんなに大変なんだ…
でもうちはスクールカウンセラーさんが「もう少し様子を見てみましょう」って言ってたし…
教育相談の相談員さんも「できたことをほめてあげましょう」って言ってたし…
対人関係ではトラブルをおこしていないから(病院に行かなくても)大丈夫かな…
今考えると、こういう時こそ私の「石橋を叩いて渡る(叩きすぎて壊して渡れなくなる時もある)」性格が発動すれば、もう少し早く息子に対する子育ての指針も見えてきたのに遠回りしちゃったな…と思います
今日まで本当に、ご苦労さまでした。
良きドクターとご縁があって何よりと存じます。
そのご縁を生み出したのはkemekosanさんのご尽力の賜物。
これからも、ゆるゆる時々ヒュンでいけたら良いですね。
お優しいコメントありがとうございます(*^^*)
我が家の2人の子どもたちに色々あった夏。
親子共々成長できたかな…と感じております。
これからも“ゆるゆる時々ヒュン”(響きが可愛いですね♪)で子供の成長を見守ります!