ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

えぇぇい!ビッビッビール!持ってこいぃぃぃ!

2007-05-10 07:15:49 | ビール会社の切磋琢磨
きゅうぅぅぅ!れんぱいぃぃ!ですかぁ!

えぇぇぇい!自棄酒やぁ!ビッビッビール!持ってこいぃ!
31℃!ですかぁ!
えぇぇい!くそ暑いわい!ビッビッビール!持ってこいぃ!

広告宣伝の講義でよく使うお話があります。
夏場のシーズンになるとビール会社がよくやるキャンペーンがあります。
「今シールを貼って応募するとTシャツ10万枚プレゼント!!」です。

それなら100人に1枚当たる!というびっくりのお話です。
キャンペーンの対象はお酒が飲める日本人ですよねぇ。
今日本の人口は2006年で約12700万人

日本人は体質的に約半分くらいしかお酒が飲めませんからその半分で6350万人
もちろんお酒は二十歳になってからですし、寝たきりのお年寄りも無理かも知れません。
んで、仮に約60%とすると対象は3800万人になります。

某Aビールと某Kビールの2大巨頭の激突のシェアはともに38%くらい。
すると両ビールのファンは3800万人の38%で1500万人となります。
そのうちわざわざ缶ビールを買ってシールを集めてちゃらちゃらと応募するのは何%?

仮に6割のひとが応募するという大アマの計算をすると1000万人
1000万人に10万枚のTシャツですから
100人に1人という計算になるわけです。ちゃんちゃん。

と、いうわけで各ビール会社はものすごい無駄使いをしているわけです。
なにを目的にこんなキャンペーンをやっているのでしょうかね?
まっ!キャンペーンをやること自体が営業上の目的かもしれませんね。

Tシャツ1枚500円と計算して10万枚はたったの5000万円ですが
そのキャンペーンの告知のCMが4000GRPで仮にGRP単価を
仮に10万円とみると4億円でそれを何局放映するか?

新聞の全国紙にカラー全面広告を6000万円で掲載すると何誌に何本打つか?
雑誌広告ももちろん抜かりなく掲載しますよね?いくらかけますか?
交通広告ももちろんやりますよね?駅張りは?社内吊りは?

その他景品の運送代やキャンペーン管理など気の遠くなるような莫大なお金がかかります。
この経費はすべて消費者である購入者がじぇーんぶ負担しているわけです。
えぇぇい!もう!どうでもええわぁ!

ビッビッビール!持ってこいぃぃぃ!

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「①~④」です。

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