ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

上がったぁ、下ったぁってガタガタ騒ぐんじゃねぇ!

2006-11-24 07:08:57 | ビール会社の切磋琢磨
ビールの出荷の数量はごまかしようのない仕組みになっています。

我が国のアルコール飲料には酒税という税金がかかっています。
アルコール飲料がもともと贅沢だからなのか酒販店を保護する名目なのかは
よく分かりませんが私たち消費者は世界に類を見ないほどの高額の税金を払っています。

酒税は国税です。ちなみにタバコも税金がかかっていますがこれは地方税。
蔵出し税とも言われメーカーが出荷時に売り渡し価格に定められた税金額を
上乗せして卸店に渡し、その税金が小売店、消費者と連鎖課税されていきます。

ですからビールメーカーの売上には約半分弱の税金分が含まれており
単純に1兆円企業というわけにはなりません。
最近では酒税に加えて販売時点で消費税が課税され二重の課税になっています。

ですから国に申告する課税数量はオフィシャルのデータであり
ごまかしや、隠しとうせるわけにはいかない明確なデータになります。
その結果小数点以下二桁でのシェアで勝った、負けたの騒ぎになります。

飲酒運転やら健康志向やらで全体には市場は縮小傾向で
たしかに今時の若者がべろんべろんに酔っ払っているのを見かけることがありません。
みんなあまりお酒を飲まなくなっています。

その中で2001年にキリンを抜いてトップにたったアサヒですが
どうやらそのトップは5年天下で終わりそうです。
シェアの差はわずかですが今年はキリンが5年ぶりにトップを取りそうです。

そしてサントリーがビール事業参入以来43年を経て
どうやら始めて黒字になりそうという情報もあります。
ひょっとしたら3位のサッポロと入れ替わりもあるかも。

でもねぇ。
ぼくたちノンベーにはおいしいビールを飲めればいいのであって
シェアが上がった、下ったっていうのはあんまりカンケーないですけどねぇ。

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「12月6日発売の新製品」です。

最新の画像もっと見る