川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

良心の抵抗を押しつぶしてどうするつもりか 土肥元校長裁判

2013-02-08 06:40:34 | こどもたち 学校 教育

2月7日(木)曇り

高校の職員会議での採決を禁止した都教育委員会の通知を「不当」と訴えていた元・三鷹高校長の主張が再び棄却された。

生徒や教員の自由な言論が保障されなければ学校は死んでしまう。「採決禁止」は「学校の死」につながると僕は考える。

 退職して11年になるので学校の現実は何一つわからないが、石原都政下で進んだ教職員への管理統制の強化を裁判所も公認激励しているのである。無気力といじめを容認する雰囲気が職員室に蔓延してきているのではないか。

 心ある校長の問題提起をも「反逆」としか捉えられない行政と司法の硬直は日本の民主主義の脆弱さを示していて、危うい。


 

職員会議での採決禁止、都立高元校長の控訴棄却 TBS

都立高校の元校長が「職員会議での採決を禁止した教育委員会の通知は不当」と訴えていた裁判で、東京高裁は1審と同じく訴えを退けました。

 この裁判は、東京都教育委員会が2006年に出した「職員会議で教職員に挙手や採決をさせてはならない」との通知について、都立三鷹高校の土肥信雄元校長(64)が「教育への不当な支配にあたる」として1850万円の損害賠償を求めたものです。

 7日の控訴審判決で、東京高裁は「学校運営に責任を負う立場にない職員会議が重要事項を多数決で決定する実態があった」としたうえで、「通知には校長の学校経営を支援する目的があり、不当ではない」として、1審と同じく元校長の訴えを退けました。元校長が退職後、非常勤教員に採用されなかったことについても、「組織への協力も採用基準の重要な要素で、不合理ではない」としました。

 「全く他の意見を認めないとなれば、それは子どもにとって最大の不幸。『教育の主体は誰だ』と問いかけるのがこの裁判だと思う。最高裁で判断してもらいたい」(都立三鷹高校 土肥信雄元校長)
(07日17:41)

 

出典●http://www.labornetjp.org/news/2013/0207dohi

土肥さんを支援する人たちのHPを見ると「体罰」にかかわる土肥さんの見解を読むことができる。体罰を実行する同僚に手紙を書いて再考を求めたことがあるとか。実際にはなかなか難しい。尊敬できる人だということが良くわかる。

http://dohi-shien.com/html/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿