川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

検察庁は犯罪者の巣窟か

2012-03-07 09:56:08 | 政治・社会

09年3月3日に小沢一郎民主党代表の秘書を「西松建設事件」をでっち上げて逮捕して以来、3年が経った。検察庁は西松建設事件が雲散霧消するや政治資金報告書に虚偽記載があったなどと言って今度は「陸山会事件」を創作し、得体のしれない検察審査会まで動員して無理やり強制起訴に持ち込んだ。

この裁判で田代検事の「捜査報告書」の捏造が明らかになり、証拠として採用されなかった。最近になってこの捏造が特捜部の組織ぐるみだったことを「読売」などが報道した。上司たちも捏造であることを知りながら小沢一郎「謀殺」裁判の指揮をとってきたのだ。

村木さんのでっち上げ事件では前田という検事が証拠の改ざんをして逮捕された。今度は「捜査報告書」の捏造だという。何をやってもバレないとタカをくくっていたのか。被疑者の国会議員が取り調べをこっそり録音しておいたところから馬脚をあらわした。

検察庁というところは自己に不利な証拠を開示しない。なぜ、そんなことが許されるのか、僕には今もってわからない。しかし、それだけではない。彼らは証拠の「改竄」や「捏造」も平気でやる。お人好しには想像もできなかったことである。

田代という検事の一人相撲ではないらしい。小沢一郎を何としても「犯罪者」に仕立てようとする 検察のボスたちの思惑が透けて見えてきた。

田代検事はなぜ逮捕されないのか?大鶴・佐久間元検事、笠間検事総長‥それらの人の事情聴取は行われているのか?

検察庁に調べろというのは馬鹿げている。どうしたら検察庁という犯罪者の巣窟に手を入れることが出来るのだろう?

国権の最高機関である国会の出番ではないのか。法務委員会に検事総長をはじめ関係者を証人として呼びつけるぐらいから始めたらどうだろう。

「日刊ゲンダイ」の関連記事。

 

捏造調書を“主導”検察の元大ボス 優雅なアルバイト生活
(日刊ゲンダイ2012/3/5)

コンプライアンスを講演してボロ儲け

民主党の小沢一郎元代表(69)が強制起訴された「陸山会」事件では、「捜査報告書」の捏造が地検特捜部の組織ぐるみだったことが分かってきた。東京地検は発覚の1年前に報告書にウソの記述があるのを把握しながら放置していたし、その間、田代政弘検事(45)が法廷でいい加減なことを言っているのを野放しにしてきた。こうなったら、捏造の当事者、田代検事にとどまらず、当時の上層部を聴取する必要があるが、彼らはさっさと弁護士に転身し、カネを稼ぎまくっているのだから、フザケた話だ。

「西松事件」や「陸山会事件」を主導したのは元最高検検事の大鶴基成氏(57)で、当時の佐久間達哉特捜部長(55)=国連アジア極東犯罪防止研修所所長=とコンビを組み、司法権力を振り回した。その大鶴氏は昨年8月に検事を辞め、都内の「サン綜合法律事務所」で弁護士として第二の人生をスタートさせた。

「大鶴弁護士は昨年末ごろから、セミナー講師としてアチコチに顔を出すようになりました。1月下旬に都内で開いたセミナーでは、企業の法務担当者約100人を前に企業のコンプライアンス(法令順守)について3時間ほど熱弁を振るっています。弁護士が講師をやる場合の“授業料”相場はおおむね1人当たり5000~1万円。でも、大鶴氏は1万5000円でした。オリンパス問題を取り上げた2月のセミナーにも来ていて、こちらの受講料は1人3万円。今月7日に予定されているセミナーも、1人3万円の受講料を取っています」(都内の弁護士)

単純計算だと、100人参加で300万円。毎回、講師は1人か2人で、もちろん、主催者側の取り分もあるだろうから、正確なところは分からないが、“おいしいバイト”であるのは間違いない。

かつての部下が捏造報告書で告発され、ピンチに立たされているのに、筋書きを書いた“司令官”が講演料でウハウハ。これじゃあ、後輩は貧乏クジだ。元東京地検検事の弁護士はこう言った。

「小沢裁判の公判に証人出廷した元検事の前田恒彦受刑者は、土地購入原資の4億円について、次席検事の大鶴氏や佐久間特捜部長ら当時の上層部が妄想を抱いていた、と証言している。つまり、一連の『陸山会事件』のデタラメは一部の幹部検事の妄想で始まったのです。その説明責任も果たさず、よりによってコンプライアンスをテーマに講師とはマンガですよ」
証拠や事件をデッチ上げる上司がいたら、現場のヒラ検事はどう対応するべきなのか――。検察は大鶴弁護士を講師に招き、コンプライアンスを聞いたらどうか。


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