川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

宇出津事件

2011-01-17 13:13:03 | 韓国・北朝鮮

【川越だより】のアクセス・ランキング

過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)

日付閲覧数訪問者数ランキング
2011.01.16(日) 641 PV 225 IP 4827 位  / 1521939ブログ
2011.01.15(土) 643 PV 218 IP 4933 位  / 1521525ブログ
2011.01.14(金) 792 PV 250 IP 3953 位  / 1521134ブログ
2011.01.13(木) 725 PV 248 IP 4265 位  / 1520791ブログ
2011.01.12(水) 612 PV 208 IP 5449 位  / 1520292ブログ
2011.01.11(火) 755 PV 253 IP 3970 位  / 1519892ブログ
2011.01.10(月) 690 PV 245 IP 4433 位  / 1519498ブログ

過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)

日付閲覧数訪問者数ランキング
2011.01.09 ~ 2011.01.15 4908 PV 1646 IP 4524 位  / 1521525ブログ
2011.01.02 ~ 2011.01.08 5767 PV 1733 IP 4072 位  / 1518741ブログ
2010.12.26 ~ 2011.01.01 5143 PV 1605 IP 4119 位  / 1515743ブログ

トータルアクセス数

 

トータル閲覧数(PV) <input name="accesst/accesst_pv_user" type="text" value="451764" /> PV
トータル訪問者数(IP) <input name="accesst/accesst_uu_user" type="text" value="152605" /> IP

 

13日(木)に発熱(38度2分)があり、14日にはホームドクターの診察を受けました。以後静養につとめていましたがおかげさまで大事に至らず、今日あたりから日常生活に復帰します。片肺になって5年、初めて風邪をひいてしまいました。皆さんもどうぞ気をつけてください。

 昨夜、宇出津(うしず)事件の記事を読みました。中日新聞の石川県版の記事です。石川県警は北朝鮮による拉致犯人を逮捕し、そのことによって警察庁長官表彰を受けています。しかし、どういうわけか犯人は不起訴処分となり釈放されています。この事件をきちんと処理していたらすぐ後に起きた横田めぐみさんなどの拉致は防げたかもしれないのです。日本の警察・検察の大失態です。

 どうしてこういうことになったのか、今日に至るまで納得のいく説明を聞いたことはありません。検察の在り方を見直す組織が作られたはずです。どんな検討がおこなわれているのかさっぱりわかりませんが、拉致事件の原点ともいえる宇出津事件の検証もやってほしいものです。

 この国の権力機関のやることには不思議なことが多すぎます。冤罪を作り出して平然としている一方、明々白々たる犯人を釈放して外国の権力に媚び諂うなどということもやってのけます。なぜこういうことになるのかをテッケツしなければ有効な解決策は生まれてくるはずはありません。

 

         記憶薄れる 宇出津事件 北朝鮮拉致から33年

                         (中日新聞 1月16日)

 警視庁と県警連携 容疑者逮捕が望み

 県警が「宇出津事件」として引き継ぐ能登町を舞台にした北朝鮮による拉致事件。東京都三鷹市役所の警備員だった久米裕(ゆたか)さん=失踪当時(52)=が海岸から連れ去られて、三十三年が経過した。昨年十一月に警察庁長官が視察し全容解明への決意を示したが、手掛かりは減る一方。捜査関係者からは、事件の風化を懸念する声が高まっている。(室木泰彦)

 ◇事件の経緯

 一九七七(昭和五十二)年九月十九日、久米さんが宇出津海岸から失踪した。在日朝鮮人の男らに「密貿易でもうけ話がある。北朝鮮に行ってほしい」と誘われたという。県警は失踪直後、当時の能都町(現在は能登町)の遠島山公園前にある旅館で一緒に宿泊した男を出入国管理法と外国人登録法違反の疑いで逮捕した。

 家宅捜索で男が持っていた乱数表などを押収。男は、別の北朝鮮工作員から独身の日本人男性獲得を指示され、久米さんを誘ったことを認めたが、証拠不十分などで出入国管理法違反容疑は不起訴、外国人登録法違反容疑は起訴猶予に。男は釈放され、拉致の捜査は進まなかった。

 男は深夜に久米さんを海岸に連れ出し、工作船で迎えに来た三人に引き渡したとされる。県警捜査関係者は「当時は国家的拉致の認識がなかった。拉致で立件していれば、その後の歴史を変えたかもしれない」と悔やむ。新潟市の横田めぐみさん、東京都の田口八重子さんらの拉致事件は宇出津事件の後に起きたためだ。

久米さんが拉致された宇出津海岸。昨年11月、安藤警察庁長官が視察した=いずれも能登町で

写真

 ◇風化進む現場

 拉致現場は「船隠し」と呼ばれるほど深い入り江。両側に樹木が生い茂り、人目に付きにくい。公園駐車場から遊歩道を七、八分歩くと波が静かに打ち寄せる砂浜に出る。「海側からも見えにくい」と捜査関係者は話す。

 駐車場近くに久米さんが男と泊まった旅館の建物が今も残る。現在は使われていないせいか、玄関先に雑草が生い茂る。地元住民は「拉致事件の現場なんて信じられない。住民の記憶も薄れている」と話す。

 二〇〇二年九月、当時の小泉純一郎首相による日朝首脳会談で北朝鮮が拉致を認め、宇出津事件は注目された。しかし、北朝鮮は「(久米さんの)入国記録はない」と回答。警視庁と県警は捜査を進め、〇三年一月、拉致を指示したとして、国外移送目的誘拐容疑で工作員の金世鎬(キムセホ)容疑者(82)の逮捕状を取り、国際手配した。その後は外務省を通じ北朝鮮に身柄引き渡しを求めるだけで、捜査の進展はない。

 ◇8年ぶりの警察庁長官視察

 「風化させてはならない」。昨年十一月二十六日、警察庁長官として八年ぶりに視察した安藤隆春長官は自らに言い聞かせるように語った。「風光明媚(めいび)な自然の中で拉致が行われたことは、非常に残酷な感じがした。許すことができない重大犯罪だとあらためて感じた」とも。

 県警幹部も「警視庁と連携して捜査を進めたい」と語ったが、口調は重かった。金容疑者の逮捕が、解明へのわずかな望みとなっている。

 ◇後記◇ 遠島山公園を歩くと、近くの湾の眺めが美しく、穏やかな内浦の岩浜が絶景を織りなしている。ここが拉致事件現場であることを忘れてしまうが、三十三年前、間違いなくここから久米裕さんが連れ去られたのだ。

 久米さんが男と泊まった旅館を見ると、玄関周辺が荒れ果てており、いや応なく月日の経過を感じさせ、事件の全容解明など夢のまた夢と思えてくる。が、二〇〇二年の日朝首脳会談で拉致問題が急展開したように、今後の外交によって宇出津事件もどうなるか分からない。注目し続けたい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿