5月3日(祝)晴
松本安貴さんを丸木美術館に案内しました。山吹高校を卒業して9年になるといいます。
高校生のときに授業で聴覚障害者の人びとにダンスを教えて発表会に望んだ体験を報告してくれました。卒業後浅草で製靴業についたと聞きました。見学を思い立ったときには転職したばかりで果たせず、もう再会をあきらめかけていました。思いがけずfacebookのおかげで今日の日が実現したのです。
「原爆の図」をゆっくり観てもらったあと新緑の美しい流流庵で昼食としました。
靴作りにはのめりこんで19時間労働!の日々が続いたといいます。今は国立病院の医療現場で医師を補助する仕事。障害や難病の子どもたちと接する日々の中であれこれと考えさせられ、近く一つのプロジェクトを立ち上げる心積もりのようです。
高校生のときから恵まれた資質を100%生かして活動する姿に感心したものですが、その後の9年も挑戦の連続でますます魅力的な女性になりました。
京都に住むおばあちゃんは90歳を過ぎてフィットネスボクシングに精を出す人だといいます。お母さんは現役のダンス・インストラクター。血につながる人びとの感化を受けながら、今頃の人びとが避ける道にあえて挑んでいるように見えます。
都幾川の流れの近くを歩いて浄空院まで散歩しました。小鳥の声が聞こえます。心が和む雰囲気を喜んでくれました。案内する僕も夢心地。
5月5日は丸木美術館の開館記念日でさまざまな行事があります。今日は当日のパーティーの準備でボランティアの方々が筍(たけのこ)掘りに精を出しています。わたしたちはいい思いだけをさせてもらいました。
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