川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

漢詩 『南無』

2012-11-20 06:19:48 | 中国残留日本人孤児

 11月19日(月)曇

 急な寒さで体がついていけません。暖房を入れた部屋のコタツで一日を過ごしました。あれこれと移動教室の残務整理をしていると入院中の勝義さんから電話があり、旅の報告をして喜んでもらいました。

 移動教室の「生徒」である山野文雄さんが早速「感想文」を送ってくれました。僕とは同(おな)い年の「中国残留日本人孤児」です。毎回、機関誌『きいちご』に漢詩や俳句を寄せてくれます。今回からは今までのようには『きいちご』を出せないので、とりあえず、皆さんに紹介させてもらいます。

 

鈴木先生 こんにちは
 
 
元気的なお姿を見られて、本当に嬉しいです。でも、移動教室の担任として、実にお疲れ様でした。心から感謝致します。
今回の旅につきまして、簡単的な感想文もできました。粗末のうたなのに、差し上げます。宜しくお願いいたします。
 
 
移動教室は、今回こそ最終回になりましたけど、参加者たちに対し、相当的な意義が持つ活動なので、皆さんとともに、続けて欲しいと存じております。理念の趣意を保っている先生たちの努力を期待しております。
 
 
           2012.11.19
 
 
 
 
 
     感想文
 
 
 
漢詩   『南無』
 
 
白水阿弥陀堂 福島建築国宝
源泉敬造供奉 閲世已近千載
 
 
本尊阿弥陀像 観音勢至菩薩
持国多聞天王 極楽浄土庭園
 
 
木莓移動教室 終回磐城旅行
鎮魂震災犠牲 礪志復興精神
 
 
細雨滌塵紅葉艶 堂前禅境心霊清
双手合掌誠祈祷 蒙難逝者昇蓮浄
 
 
       2012.11.17
 
 
 
 
俳句 『うみ』      漢俳 『海』
 
 
しおやさき   (空間)  塩屋崎灯台
いくとしつきや (時間)  悲喜歳月幾春秋
みだれがみ   (人間)  髮乱情意濃
 
 
       2012.11.18
 
移動教室は最終回となりましたが一日目のHRで「きいちご散歩教室」「きいちご温泉旅行」などを来年から工夫しながら行うことを決めました。
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿