川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

「黙祷」 漢詩七篇

2012-11-21 09:29:01 | 中国残留日本人孤児

11月20日(火)晴れ

疲れが出たのか妻は風邪でダウン。僕も咳が出るので日差しの暖かい部屋に閉じこもり。

幼少青壮年期を中国で過ごした山野文雄さんが「きいちご移動教室」で生まれた詩を届けてくれました。(第2弾)。漢詩を読む力がない僕でも場面場面を思い出して山野さんの感慨をいくらかは想像することができます。

 

 

旅は道連れ 世は情け
 
 
秋色のいわき海岸
東日本大震災 鎮魂の旅
移動教室 2011.11.17-18
 
 
雑詩一組
 
 
    『化石館』
 
 
逾越億万年 遠古不得見
幸有化石在 略微知端睨
 
 
 
 
    『誠実』
 
 
古海首長龍 発現高中生
権威不剽窃 青史留英名
 
 
 
    『礦山』
 
 
常磐有炭田 地下六百米
模擬坑道中 体験歴史辛
 
  
 
 
 
    『ゆったり館』
 
 
磐城湯元之地 健康温泉設施
研修宿泊交流 寛敞悠舒適
人与自然融和 風呂管理厳謹
看山望海観覧 癒慰旅者身心
 
 
 
           『脚印』
 
薄磯浜灘留脚印 潮来海浪又抹平
津波爪痕今猶在 家屋残基留至今
 
 
    『黙祷』
 
 
うすいその   
はまべに むらは 
むじょうつなみ
 
 薄磯浜海地
 和寧村落頃劾消 
 無情大津波
 
 
 
 
 
    『三崎潮見台』
 
登台遠眺太平洋 波涛滾滾無邊際
陽光潾潾沐海風 祷念世間求太平
 
 
 
        2012.11.19

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