川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

今昔の感

2013-05-20 09:56:54 | 東京・関東

5月19日(日)晴

きいちご散歩教室への出発です。妻がこの日に間にあうように作務衣(さむえ)を作ってくれました。初夏向きです。3月の故郷訪問には春向きのを着ていきましたから、これが第二弾ですが、東京方面に出向くのは初めてです。

 作業をするためではありません。さらにのんびりゆったり余生を楽しんでほしいという観音さんのプレゼントです。還暦祝いに息子がくれた帽子も初めてかぶっていくことにしました。


 新橋駅出発が一時間近くも遅れてしまいました。駅の変貌で汐留(しおどめ)口がわからなかったようです。

 新橋駅から汐留駅(ゆりかもめの駅)あたりまでの回廊を歩きました。汐留の貨物駅があった辺りです。巨大なビルの林立に圧倒されるばかりです。

10年ほど前に再開発が本格的に始まったとは聞いていましたが…。大島高校に勤めるようになってから妻と初デートの地に選んだの「浜離宮」です。その頃のことを思うと正に「今昔の感」があります。想像もつかなかった光景です。


某TV局。TV局を操る電通本社のビルも近いようです。日本を牛耳る電波網の巨大本社ビルがいまや東京の名所になっていますが、僕には魔物のように感じられます。こんなビルにたむろする種族によって日本人の心が操作されているのです。恐ろしいことだと思います。

11時ごろにやっと浜離宮庭園の芳梅亭について自己紹介とお勉強。江戸時代末期の江戸の古地図を広げて160年ほど昔にタイムスリップしてもらいました。

これほどに変貌の激しい都市もそうはないでしょう。それでもこの街の後背部に深く江戸の歴史は潜んでいます。それを知ることが今を相対化して知ることにつながります。

 今の「繁栄」がどれほどのものなのか、ここままこの道を進んで良いのか?想像力をたくましくする力を若い人には身につけてほしいものです。

このあと木陰の芝生でゆっくり昼食会。持ち寄ったご馳走の相伴にあずかっておしゃべりはいつまでも続きました。


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