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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

子ぐまの歓迎 田老の悲劇 

2012-08-02 08:07:47 | 出会いの旅

8月2日(木)晴れ

 宮古の休暇村にいます。快晴。

昨日は黒崎の定置網漁師さんたちとの交流のあと、鵜の巣断崖展望台駐車場で子熊の歓迎を受けました。

 妻の車が近づくまでこちらを向いていました。写真撮影は残念ながら間に合わず。

8月1日は44回目の「結婚記念日」。よい思い出になりました。

夕方になって宮古市田老の惨状を見ました。街がすっかり消えています。

 

二重三重に防潮堤を張り巡らせたのが逆効果になったといいます。高い堤防のため海の様子がわからず、送られてきた信号をキャッチすることもできなかったのです。また、堤防への信頼が避難を躊躇させた面もあったようです。

「安全神話」がここでも悲劇を大きくしました。ガイドの女性がのどを詰まらせながら話をしてくれました。

ここをたずねるのは40年ぶりです。昭和8年の大津波の被害を受け「万里の長城」とまで言われる立派な堤防を築くなど津波対策で有名な町でした。その堤防が逆効果をもたらした事実を全国民が検証すべきです。

田老では街を高台に移転するようですがどういうわけか14mもある高い堤防を築く計画もあるとか。

今日はこれから宮古・釜石・高田などを経て気仙沼に向かいます。三陸海岸のすばらしい景観と地震津波被害の現実を交互に体験しています。