ハマギク;浜菊(キク科)花言葉は、優美、栄草、環境に立向かう。本州北の浜辺に自生する多年草で、高さ50㎝ほど。野の花とは思えない美しさで、江戸時代すでに観賞用として栽培されていた。花はマーガレットやシャスタ―デージーとよく似ているが、葉を見るとちがいは一目瞭然です。マーガレットは羽状の深い切れこみがある繊細な葉。ジャスターデージー葉が披針形で、葉柄がないのが特。ハマギクも葉柄がないのが特徴。浜菊も葉柄はなく、葉が肉厚で、茎に蜜生する海岸植物らしさをそなえている。「浜菊に海嘯は古き語り草 富安風生」「黄菊白菊其の外の名はなくもがな 嵐 風」「菊の香やならには古き仏達 芭蕉」「有る程の菊なげ入れよ棺の中 夏目漱石」。(次の世のしずけさにある栄草 ケイスケ)