鶏口舎(けいこうしゃ)な日々

木彫りとレジンで招き猫やお地蔵さんなどを制作している「鶏口舎」です

自己紹介 その3

2017年04月28日 | 鶏口舎について
私は、人の痛みがわかる人間でありたいと、思って
生きています

私は、今も自分自身が痛みを抱えながら、生きています
辛いとき、やさしい言葉をかけてくれたり、
助けてくれた人たちがいます
だから、私はそういう人間になりたいと思っています

母親は、私が10歳の時に、精神の病気にかかり、
良くなったり、悪くなったりを繰り返し、
最後は自死しました
良いときは、旅行に行ったり、いろいろな
ところに連れていってくれました

本人は本当に、辛かったのでしょう
いつも「私が20歳になるまでは生きるから」
と言って、なんとか生き延びていました

壮絶な大変な辛い記憶です
なるべく、思いださないようにしていました
人にも、言わないようにしていました
同情されたくない、という気持ちもありました
同情ほど、みじめなものは、ありません

最近、カウンセリングにいって、やっと
何かもう言っても良いかと、思えるように
なりました
人を助けたいと思って生きていましたが、
助けてもらっても良いのだと、思えるようになりました

私は6月が怖いです
6月に、母が発病したのも、再発を繰り返したのも、
亡くなったのも、6月です

だから皆さん、6月は私を助けてください


お地蔵さんを作りはじめてから、お客様に私の作品は
必要とされていると、確信いたしました
そして、母の事、今の自分の痛み、それがあるから
作れるのだと、思っています



一位の木に巡り会えたのも、何かの運命だと思っています
ただただ、感謝です
あなたが私にしてくれた、善意は一生忘れません
私は大丈夫です


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