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鶏口舎(けいこうしゃ)な日々

木彫りとレジンで招き猫やお地蔵さんなどを制作している「鶏口舎」です

自己紹介 その3

2017年04月28日 | 鶏口舎について
私は、人の痛みがわかる人間でありたいと、思って
生きています

私は、今も自分自身が痛みを抱えながら、生きています
辛いとき、やさしい言葉をかけてくれたり、
助けてくれた人たちがいます
だから、私はそういう人間になりたいと思っています

母親は、私が10歳の時に、精神の病気にかかり、
良くなったり、悪くなったりを繰り返し、
最後は自死しました
良いときは、旅行に行ったり、いろいろな
ところに連れていってくれました

本人は本当に、辛かったのでしょう
いつも「私が20歳になるまでは生きるから」
と言って、なんとか生き延びていました

壮絶な大変な辛い記憶です
なるべく、思いださないようにしていました
人にも、言わないようにしていました
同情されたくない、という気持ちもありました
同情ほど、みじめなものは、ありません

最近、カウンセリングにいって、やっと
何かもう言っても良いかと、思えるように
なりました
人を助けたいと思って生きていましたが、
助けてもらっても良いのだと、思えるようになりました

私は6月が怖いです
6月に、母が発病したのも、再発を繰り返したのも、
亡くなったのも、6月です

だから皆さん、6月は私を助けてください


お地蔵さんを作りはじめてから、お客様に私の作品は
必要とされていると、確信いたしました
そして、母の事、今の自分の痛み、それがあるから
作れるのだと、思っています



一位の木に巡り会えたのも、何かの運命だと思っています
ただただ、感謝です
あなたが私にしてくれた、善意は一生忘れません
私は大丈夫です


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自己紹介 その2

2017年04月27日 | 鶏口舎について
その2は、書くかどうか迷いましたが、
サラっと書きますね
いつかまた、詳しく書くかもしれません

28歳の時にひどい頭痛が始まりました
いろいろな病院に行きましたが、まったく良くなりませんでした

30歳で頭痛のため、会社をやめました
1年くらい休めば、頭痛は治ると思っていました
治るどころか、ひどくなる一方でした
ほとんど、家で寝ていました

30歳で結婚もしました 相手は、画家でした(売れない画家ではない)

35歳の時に、ひろし君が亡くなりました

いろいろあって、離婚しようと思いました
お金を稼ぐために、自分が売れるものは、絵か木彫りしかありませんでした
2013年5月22日に、iichiに鶏口舎をopenしました

37歳の時に、離婚しました
その時には、頭痛以外にも不調が出て、何件もの病院に通っていました

彼の名誉のために、書きますが、彼は別れるときに、
彼の持っている全てのお金を、私にくれました

そして、私が持っている、彼の絵(ファンの方々も見たことない絵など、いろいろ)を
お金に困ったら、銀座の◯◯◯という所に持っていけば、必ず買ってくれるから
そうしろと言い、去っていきました

いろいろありましたが、彼なりの「別れの美学」みたいなものを感じました
終わりよければ、全てよしです

私は、彼の成功を祈っています
とてもとても有名になった時に、絵を売ります(笑)
そのお金で、親戚一同をハワイにでも連れて行こうかと、
思っています
楽しみにしています


38歳になった昨年の年末あたりから、かなり具合が悪くなりました
家族がやっとその時に、もう非常事態だと感じたようです
今までにないほど、必死になって、動いてくれました
私も、もしかしたら死ぬかもと、思いました…

今年は、仕事のペースも落として、なんとか身体を治そうと
思いました
いろいろな縁で、良い先生に巡り会えました
そして、希望の光がやっと見えたと、思いました


その矢先、仕事でトラブルを起こしてしまいました
何年も寝ていたせいか、すっかり仕事の勘が鈍っていました
私の、ミスです

ただ、少し時間が経ち、この時に、この時点で良かったと思いました
もっともっと、この先だったら、今の損失どころでは
なかったと思います

今後は、気をつけたいと思います
仕事は仕事です

また、次のブログで今後の鶏口舎について書きます










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自己紹介 その1

2017年04月22日 | 鶏口舎について
今日はふと、自分の自己紹介などをしてみようかと思い、
ブログを描きます

小さい頃の話です

小学生になるまでは、かなり田舎に住んでいました
家の庭を掘ったり、人の家の畑に入って怒られたり、
夏は近くでホタルが見れる場所がありました

両親は共働きでした
おばあちゃんがよく、世話をしてくれました

日曜日は、必ず家族で電車に乗って、図書館にいきました
お昼は、レストランみたいなところで食事ができたのが
嬉しかったです

毎日、寝る前に母親が本を読んでくれました
それで、本が好きになりました

小学生に上がるときに、わりと都会に引っ越しました
小学校のときも、土日は一人で図書館に行って
本を借りて読んでいました
一日3冊、土日で6冊読んでいました
あまり、友達とつるむタイプではなかったです
たぶん、「変わり者」だと思われていたのでは、ないでしょうか

母親が、とても芸術方面に興味があったようで、
美術館にはよくいきました
バレーを見たり、劇もみたりしました
一番印象深いのは、横浜美術館で見た、
ルノワールの絵です「イレーヌ カンダンエール嬢の肖像」(あやふや)
今でも、その絵を見たときの感動を覚えています

両親は、普段忙しいせいか、年に4回は、
2泊3日の旅行に連れていってくれました
それで、旅行が好きになりました

中学生の時は、陸上部でずっと走っていました
本当に休みは、お正月の3日しかありませんでした
その時、スポーツをしすぎたせいか、もうやりたくないと
思いました

中学生の時に、Jリーグが始まり、浦和レッズのファンになり、
QUEEN知り、ものすごく好きになり
吉本ばななさんのエッセイで、村上春樹さんを知り、好きになりました

高校生になったら、部活もせず、自由を満喫しました
勉強は、人生で一度も頑張った記憶がありません
学校では、絵を描いたり、空を見たり、考え事をしていました
今思うと、もう少しやっておけば良かったと、思います

学校はけっこう休んだり、勝手に午後に帰ったりしていました
学校の、あのみんなと同じことをしないといけない雰囲気が
嫌いでした
早く、こういう場所から自由になりたいと、思っていました

高校では、良き友達に出会いました
そこで、親友にも出会いました
高校のときは、友達と買いものに行ったりして、世界が広がりました

16歳から28歳までは、年間200冊以上の本を読んでいました
とにかく、本を読むのが好きでした
今のイラストを描き始めたのも、高校生の時からです

高校生の時くらいから、母親と二人で海外旅行に
けっこう行きました

その後、美術系の専門学校に入りました
授業も頑張りましたが、かなり友達と遊びました
おもしろかったです
とにかく、いろいろめちゃくちゃで、おもしろかったです

私が18歳の時に、猫のひろし君が家にきました
それまでも、ハムスター、亀(まだ生きている)、文鳥などもいました

卒業後は、なんとなく、アルバイトなどをしておりました
本当に何も考えていませんでした
21歳になる少し前に、母親が亡くなりました
兄に、ちゃんと働けと言われ、就職をしました

一つ目の会社は、あまり合わずに、三ヶ月でやめました
その時、家の近くで会った、元陸上部の友達に
「イタリアに行くけど、一緒に行く?」と言われ
バックパッカー的な旅行をしました
イタリアは最高でしたが、バックパッカーはもうやらないと
思いました
ベネチアで、仮面を見てから、異常に仮面やお面などが好きになり
集め始めました
それが、私の収集癖の始まりです

22歳で、また就職しました
その会社には、8年3ヶ月勤めました
めちゃくちゃな会社でしたが、自由でした
泣きながら仕事をした事もありましたが、
おもしろかったです
日曜日の朝6時に電話で、会社に呼び出されたこともあります
変な人がたくさんいました

仕事で、いろいろな人に会いました
業者さんで2人、すごく仕事ができる人がいました
その人たちに、助けてもらい、がんばり
残業もたくさんありましたが、
かなり給料は良かったです

ただ、会社員は向いてないし、一生したくないと思い、
30歳で会社をやめて、お店を開こうと思っていました
「鶏口舎」という名前は、2008年に思いつきました

お店のためのお金をためつつ、旅行と趣味の収集に使いました
収集は、お皿やアジアの民族衣装、多肉植物など
あと、古着や洋服も好きでした
アクセサリーやブランドには興味はありませんでしたが、
髪型を整えるのには、異常に気にしていました
月1で原宿の美容院に行っていました
今でも、髪を切るのは好きです
洋服への情熱は、なくなりました

美術館やギャラリーなどは、土日にかなり行きました
20代のあのパワーがあったから、できました
遠距離恋愛をしていたので、関西にも相当な回数
行きました
兵庫、岡山あたりは詳しいです
3連休があったら、旅行に行きました
五箇山が一番好きです

会社員時代に、武蔵小杉と清澄白河に住んだことがあります


つづく


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鶏口舎について

2013年03月31日 | 鶏口舎について

鶏口舎 2013年5月22日開店

木彫りと絵のお店の鶏口舎(けいこうしゃ)です

***作品は下記のハンドメイドサイトで販売しております***

minne
https://minne.com/keikousha

Creema
http://www.creema.jp/c/keikousha

iichi
https://www.iichi.com/people/Q4175033



作品のテーマは『祈りと希望に、少しのユーモアを』です。
受け継がれてきたぬくもりに、新しい物語を込めて、見た人を笑顔にするような、集めて楽しい、小さな作品を作っております。
民芸品や郷土玩具のように、日々の暮らしに寄り添い季節を感じ、何か幸せが訪れるような、そんな作品が作りたいと思い、制作をしております。

鶏口舎の鶏口は「鶏口牛後」ということわざから、もらいました。
○○舍というお店の名前をつけたいと思っていましたので、鶏口舍にしました。

木彫りと絵では、それぞれ作家名を変えています。

木彫り *翠* (読み:みどり)
イラスト *janpino* (読み:ジャンピノ)

では、木彫りと絵のそれぞれについて自己紹介させて頂きます。まずは木彫りから。

【木彫り*翠*】について
木材は木曽ヒノキで、アクリルガッシュで色をつけています。日本は古来から大事なものをヒノキで作ってきた文化があります。
木彫りの良さは、数百回のタッチが必要で時間が掛かりますが心を籠める事が出来る事です。

猫が好きなので、猫を題材にしたものが多いです。

最初は親戚や友人などにあげるために、いろいろなものを作っていましたが、招きねこを一度作ってから民芸品を作るおもしろさに魅了されました。
完成されたシンプルな形、色使いやその素朴な顔は、古いものとは思えなく、私にはとても新しい魅力に感じ、自分でも作ってみたいと思うようになりました。

本などを見ながら、郷土玩具をモチーフ、オマージュしたものを作っています。
日々の暮らしの中から生まれた、祈りの思いなどを託した郷土玩具に、私自身が強く惹かれます。
もう作り手がいなくなってしまった、郷土玩具を大変残念に思います。
本家本元のものには到底かないませんが、こんな素晴らしいものがあるのだと、知ってもらうきっかけになれば良いと、僭越ながら思っています。

動物や建物など、和風洋風どちらも作ります。
季節のものを作るのが好きで、クリスマス、お正月、五月人形などの作品に特に力を入れています。
基本的には5センチ以下の小さいものが多いですが、たまに大きい作品も作ります。


「良い材料が良い作品を作る」という、信念があります

長く生きてきた木は、小さく製材されても、生きています。
天然木曽檜(樹齢300年以上)や、更に樹齢の長い木は、彫っていると中に誰かいるような、魂を感じます。
「木は二度生きる」という言葉がありますが、第二の人生を”誰かの大事なものとして”生きて欲しいと願っております。
一点ものの作品などは、特別な材の良さも感じていただけましたら、幸いです。
以上、木彫りについて。


【イラスト*janpino*】について
HI-TEC-Cで下書きしたものを入力して、フォトショップで色を付けています。
頭の中のイメージを描いています。
色つけは、アジアの民族衣装と山の紅葉、海の中の世界などが好きなので、そこらへんの色使いを参考にしています。
自宅で手作りしたものと、印刷屋さんで印刷したものがあります。

───────────────────────────
【その他関連情報】

神奈川県在住
1978年生まれ
30歳まで会社員をしていましたが、退職を機にずっと興味のあった木彫りを趣味で習い始めました
2013年5月に鶏口舎をはじめました
日本郷土玩具の会 会員

*****************************
2012年7月からうなぎを飼育しています
2011年に産まれて、四万十川で捕獲され、東京の某大学で飼育
されていたのを、譲り受けました
名前はウナさんです

2012/7 シラスウナギのころのウナさん
*****************************

*追記*

たまに日記に出てくるひろし君というのは、2013年に亡くなった猫です
15歳7ヶ月、腎不全でした
本当に素晴らしい日々と、私にたくさんのものをくれた猫でした

*2015/2*
クリスマスの世界というものに、木彫りをはじめてから興味を持ち、
クリスマスの置物をたくさん作り始めました
クリスマスは木彫りとかだけではなく、いろいろな素材を使って、自分の頭の中に
あるイメージをかたちにしていこうと、思っています

*2015/5*
iichiに鶏口舎を開店して、2周年を迎えることができました
多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです
2年たちましたから、制作者としてもっと高いところを目指そうと思います
今までは作らなかった、質の高い一点ものの作品を作ります
どんな時でも、私が向く方向はお客様のほうだという気持ちは変わりません
ツイッターを始めました…

*2015/7*
石塑粘土を使って、木彫りの付属品としての制作をはじめました
木彫りがメインではありますが、より自分の頭の中の世界を表現するために、
石塑粘土を取り入れました

*2015/9*
*クリーマブログで、鶏口舎のインタビューが紹介されています*
作り手インタビューvol.8 木彫りと絵のお店・鶏口舎(けいこうしゃ)さん | Creema
↑クリック

*2015/12*
みんげいクッキー: かわいくてなごむ47都道府県のほのぼの郷土玩具アイシング 誠文堂新光社
↑クリック
『全国郷土玩具リスト 山口県 大漁人形』のところに鶏口舎が掲載されました

*2015/11*
ルミネ新宿2『クリーマストア』2015/11/16~30「ほっこりアイテム」に出展

*2019/2/21*
「ひのき」女子 推定7ヶ月
ニャンコとまた暮らす事になりました

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