お盆ですね。お盆は盂蘭盆会(うらぼんえ)といいますが、盂蘭盆とはウランバーナの音訳で、倒懸の苦すなわち逆さづりの苦しみという意味です。
お釈迦さまの御弟子、目蓮尊者の仏法供養によって苦しみの中にあった母親が救われていきますが、救いの喜びを歓喜ということから、浄土真宗では歓喜会ともいいます。
祖先を偲ぶ中に自分自身の恵まれたいのちをともに喜びたいものです。
7月7日、東京は築地本願寺にて、東筑組の関東在住門信徒の集いが行われました。
大都会銀座からすぐ近くに、インド様式のお寺があります。これが築地本願寺です。
本堂内。すばらしい。当日は、仏前結婚式も予定されているらしく、赤いじゅうたんが敷かれていました。
我々の集いの会場は、この本堂横の第二伝道会館2階、瑞鳳の間。
ここです。「重誓偈」のお勤めの後、現在お焼香中です。北九州から約10名の僧侶、寺族、門徒がスタッフとして、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県から約60名の門徒の方々が参加してくださいました。
北九州から東京方面へ住まいをお移しになられ、お寺から距離が離れてしまった方々に、それでもお念仏からは離れてほしくないとの願いから、東筑組としては、初めての取り組みでした。ご法話を聞いて、今度は本堂へお参り。
築地本願寺の職員さんから、築地の歴史、また、仏事の要望や相談、人生や生活の相談などあれば、気軽に連絡がほしい、訪れてほしい旨、お話がありました。
敬行寺の門徒さんも関東地区から8名が参加され、九州のお寺から遠く離れて自分たちの仏事をどうしようかと悩んでいた方もおられましたが、話を聞いて不安がなくなり、喜んでおられました。
さて、その後は瑞鳳の間にもどって懇親会。楽しく話をし、また、いろいろな思いや悩みを語り合う大事な時間でした。お念仏の尊いご縁に出会ったもの同志、初めて会ったお互いもその輪の中にあることを歓び、共感しあえた行事でした。南無阿弥陀仏。