つながる・つたえる・ささえあう

2015年3月の大法要テーマがブログタイトルです。
北九州市八幡東区 浄土真宗 敬行寺住職(ごいんげ)のブログです。

ナマステ~9・・・祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり

2012-10-23 21:28:24 | インポート

さあ、一行はスラバスティーに向かって走る、走る(バスが)走る。夜、ドライブインへ。お菓子とチャイをいただきます。

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ずい分気温が下がっています。チャイからの湯気に注目。深夜、ようやくホテルに到着しました。車窓から見る星空がきれいで、ホテルに着いてすぐに表にでたごいんげ、しばし夜空を見上げました。写真に撮れなかったのが残念。見に行ってくださいね。

翌朝、いよいよ祇園精舎へ。

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これです。

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そしてこれです。レンガだらけで、どこがメインなのか・・・。分からないときは、金箔を探します。タイやミャンマーの仏教徒たちが、大切な聖地に金箔を貼っていくのです。

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お勤めをしました。もちろん『仏説阿弥陀経』。この祇園精舎で説かれたお説法です。伊藤副住職が、お釈迦さまが実在の方であったことをあらためて感じたこと、そして阿弥陀さまが「今現在説法」なさっているそのお説法をここで聞かせていただいている感動をお話し下さいました。ナモアミダブツ。

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サルがいました。かわいい。しかし、インドの猿は狂犬病をもっている可能性が高いそうです(諏訪さん情報)。サルなのに狂猿病ではなく・・・。

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ここでも遺跡整備の仕事をされている方がいました。インドでも女性が就ける仕事は限られているらしく、肉体労働をしている女性も多いのだとか。この後、素敵な笑顔を返してくれました。ありがとう。

祇園精舎から少し行ったところに、アングリマーラの家がありました。殺人鬼のアヒンサーが、殺した相手の指を切り取って首飾りを作っていましたが、お釈迦さまに出会ってやがて仏弟子になるのです。

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あれ、スダッタ長者の家だったでしょうか。1月から随分時間が経ったので記憶が曖昧に。

祇園精舎は、「祇樹給孤独園」と『阿弥陀経』には出てきます。コーサラ国(舎衛城)の王子、祇陀太子(ジェータ王子)と孤独な人に施しを重ねていた給孤独長者(スダッタ長者)との協力で、お釈迦さまと仏教教団に寄贈されたお寺です。(これは諏訪さん情報ではなく、中央仏教学院の仏教学の講師、北畠晃融先生情報)

さらに行くと、あったあった。祇園精舎の鐘。「日本国祇園精舎の鐘の会」より吉沢の梵鐘が寄贈された旨、書いてありました。

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祇園精舎の鐘を撞くごいんげ。もっと腰を入れて!さすがにいい響きでした。これが「諸行無常の響き」でしょうか。

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4年前にはインド人が鐘を撞いていました(左は4年前の諏訪さん)。鐘の響きは全世界共通なのでしょうか。ナモアミダブツ。(まだまだつづく)


ごいんげ、表彰される

2012-10-18 16:39:24 | インポート

本日、八幡市民会館にて「第49回北九州市環境衛生大会」が行われました。大会趣旨「北九州市では、世界の環境首都を目指して地球環境保全のために、循環型社会のまちづくりや低炭素社会・自然共生社会の実現に向けた様々な取り組みを進めています。 また、少子高齢化社会に対応する地域保健対策と健康生活の拡充も進めています。 今後も、私達は広い視野に立って、環境・保健事業に取り組んでいかなくてはなりません。 ここに全市の環境保健衛生に携わる関係者が一堂に会し、お互いの連携を深め、活動の推進を確認するとともに、今後の事業発展を期して、大会を開催するものです。」

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大会式典での主催者挨拶。北橋健治北九州市長。来賓祝辞に続いて市長による表彰と感謝状授与です。「環境衛生優良地区」7地区、「環境衛生地区組織育成功労者」13名、「まち美化協力功労団体」10団体、「まち美化協力功労者」9名。

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ごいんげが登壇しました。「まち美化協力功労者」の代表です。

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市長「ありがとうございました。これからも・・・・。」、ごいんげ「ありがとうございます。おかげで・・・・。」という会話が壇上でこっそり行われました。感謝状をいただくなんて、何年ぶり?いえ、今まであったでしょうか。やっぱり嬉しいものですね。

ところで、何故ごいんげが表彰を?敬行寺では、昭和28年ごろから毎朝境内とお寺周辺の清掃を行ってきました。それを見ていただいていた地域の方々や福祉センターの方が市の環境センターに推薦して下さり、特に周辺の道路などの清掃が環境ボランティアにあたるからだそうです。

ごいんげが代表で登壇したのですが、実はこれは、これまで60年間、真面目に毎朝清掃に取り組んで来られた歴代のお寺の法務員さん方の功労です。感謝状は、まず本堂の如来さまに報告した後、法務員さんの部屋にもしばらく飾らせていただきます。ナモアミダブツ。