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甘いものと政治の話

千葉県って…

2021-03-16 23:03:54 | 日記

千葉県知事選挙まであとわずか…前回、個人的に候補者8人から4人に絞ったんだけど、今日はさらに絞りこんで…投票日当日を迎えたいなーと思う。

千葉県の財政力は(予算規模は1兆8千億円)、全国4位と…いがいと?規模が大きい。ところが社会福祉費は全国46位、児童福祉費は全国41位、老人福祉費は47位と…あまり住民に優しい政治にはなっていないように思う。「福祉」に金を回しても「経済」は良くならないという人もいるけど、例えば、保育園の整備や特養ホームの整備が進めば、そういったところで地域密着型の雇用が創出できる。パパ・ママも子どもを預けられる場所があれば、安心して仕事にでることができる。親の介護もきちんとしたヘルプがあれば、仕事もできるし、精神的な負担も軽減する。安心して暮らせるということは「経済」を支える大元だと思う。

んなわけで、そんなことも考えつつ…前回絞った候補者の中心公約をもう少しみていこー

関まさゆきさんは、今回の公約で「北千葉道路」「圏央道」「銚子連絡道路」「長生グリーンライン」「千葉北西連絡道路」「第二東京湾岸道路」など大型道路の建設計画(建設中のものもある)を打ち出している。しかしこういった大型道路建設はこれまで行ってきた県政の続きであって、全国4位の財政力がありながら、住民に優しくない政治をつくりあげてきたその温床をさらに進めていくことになるのではないだろーか。ボクの住んでいるところもそうだけど、大雨に見舞われるとそこら中で、道路の冠水がおきる。むしろ今優先すべきなのは大型道路建設ではなく、生活に密着した道路の整備(排水能力の向上など)ではないかなと思う。関さんは「給食費ゼロ」なども掲げているが、果たしてこういうところに手がまわるのだろうか…というわけで今回はナシで。

唯一の女性候補、かなみつ理恵さんは、給食費の無償化、高校卒業までの医療費無償化、教材費の無償化を掲げている。さらにコロナ渦のなかで子どもの5人に1人が生理用品を買えない状況にあることを取り上げ、生理用品の無償配布を選挙期間中に公約として加えている。公約としてはどれも実現してほしいものばかりなんだけど…これを実現していくには「議会」とのたたかいがまっている。議会で多数をしめているのは自民党で共産党は少数。共産党員が市町村のトップになった前例はいくつかあるけど、ひとつひとつの公約を実現していくには「市民」を味方につけ、一緒に進んでいかなければ成功しない。議会の力に押し返されてしまうからだ。一緒に進んでいける信頼感を築けるかがカギ…そこまで考えて選挙に望んでいるのか…どーなんだろーか…というわけで公約はアリ…だけど投票するかは…キープで!

一番、知事に近いと言われている、くまがい俊人さん。その中心公約に、産業用地整備を進め企業立地に力をいれ、雇用を広く創出するというものがある。確かに千葉は恵まれた立地があり大企業を呼び込めば、大きな雇用を創出することもできるし、大きな税収も望める。しかし…経営不振に見舞われたとき…全国でこれまで行われてきたのが『派遣切り』などにみられる大量解雇だ。地域住民が解雇され、企業自体も撤退して、雇用も経済も空洞化してしまう…もちろんそうなれば税収も大幅に下がってしまう。「ハイリターン」「ハイリスク」といったところだろーか。地道な人間としてはあまり感心しない。それよりもちょっと注目したのが、魚の漁獲高全国1位(銚子)、米の生産量9位、海苔の生産量4位、生姜の生産量3位などを生かした『すし県宣言』がちょっと楽しそう。地元に密着したブランド化は地域経済を支える核になるんじゃないかなーと。その他にもジェンダーの問題などにもふれていて、総合的にはやはり市長経験者だけあるな…と。まあ、賛成できない政策もあるけど…おもしろい政策もある…というわけで…投票するかは…これまたキープで!

皆川真一郎さんは、残念ながら情報収集ができず…おもしろそーな政策もあったので…ちょっと残念ですね。

まあ、こんなそんなで、2人まで絞りました。あとは投票日当日に決めますわー。

千葉県人は21日投票にいきましょーーーよ

 



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