共同作業(姉と妹)で作品を作り続ける「脚本家」の葛藤と嫉妬が描かれた作品。松嶋菜々子が、うす暗い仕事場にこもって執筆活動を続ける「姉」と、社交上手で自在にマスコミを泳ぐ「妹」役をひとりでこなし、古畑を最後までてこずらせてくれました。
新春ドラマスペシャル 古畑任三郎ファイナル 「ラストダンス」
古畑任三郎/田村正和 今泉慎太郎/西村雅彦 西園寺守/石井正則 脚本家双子の姉・大野もみじ/松嶋菜々子 脚本家双子の妹・大野かえで/松島菜々子
「姉・もみじ」が仕事場で殺されました。最後の電話を受けたのが「妹・かえで」。短銃を使った自殺。自筆の遺書もあって……。
仕事に行き詰まっての衝動か?と思われましたが、「もみじとかえで」が脚本を書いた刑事ドラマの相談役(監修)をしていた古畑が皮肉にもこの事件を担当することになり、「もみじの自殺」がしくまれたものであることを暴いていきます。
「もみじ」は自殺か? 他殺か? それはいまひとつはっきりしない状況でしたが、古畑は、「妹・かえで」の行動を見ることによって、事件の背景を知ることになります。
ひきこもりぎみの姉と、社交家の妹は、対照的だからこそぶつかりあって刺激ある作品を生み出していました。「姉・もみじ」の死後、古畑は、「妹・かえで」といつものように打ち合わせのような擬似デートのようなコーヒータイムを続けていましたが、「いつも自分の車で移動するのに、この日はタクシーを使うこと」や「いつもグラスに口紅がつくとそれを拭き取る癖があるのに、その日はしなかった」ことなどから、早々と、
「もみじ」と「かえで」は入れ替わり、死んだのは「妹」の方で、生きて妹のふりで仕事を仕切っているのは、「実は姉」であることに気がつきます。
いまひとつ決め手がない中、古畑は「ダンスを誘うこと……」を試みます。「妹・かえで」はダンスが得意で、古畑は誘われたものの、ステップが踏めず悔しい思いをしたことがありましたが、もしいま目の前にいる「かえで」が本物ならば一緒に踊れ、もしいま目の前にいる「かえで」がニセモノであれば、ダンスは崩れてしまう、と考えました。
目の前にいる「かえで」は、ダンスを踊り切ることができませんでした。古畑の推測通り、死んだのは「妹」の方で、妹のふりをしていたのは「姉」でした。
「姉」は自宅にこもって作品を書きながら、いつまでも超えられない「妹の存在」に嫉妬を燃やし、妹が古畑と親しいことを知ると「現役の刑事さんがどの程度注意力があるか試してみよう」と、二人が入れ替わって古畑と会うことを提案。衣装を着替え終わった後に犯行が行われました。
双子の登場で、ストーリーがある程度読めてしまうところがあり、それ以外のところでいかに楽しませてくれるかというところが腕の見せ所なのでしょうが、田村正和と松島菜々子の「ダンスシーン」をトリックの終着にするという意表をつくラストは、見ごたえのある場面となり、テレビドラマ史上に燦然と輝く結末となりそう。(ドラマの視点)
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「姉・もみじ」が仕事場で殺されました。最後の電話を受けたのが「妹・かえで」。短銃を使った自殺。自筆の遺書もあって……。
仕事に行き詰まっての衝動か?と思われましたが、「もみじとかえで」が脚本を書いた刑事ドラマの相談役(監修)をしていた古畑が皮肉にもこの事件を担当することになり、「もみじの自殺」がしくまれたものであることを暴いていきます。
「もみじ」は自殺か? 他殺か? それはいまひとつはっきりしない状況でしたが、古畑は、「妹・かえで」の行動を見ることによって、事件の背景を知ることになります。
ひきこもりぎみの姉と、社交家の妹は、対照的だからこそぶつかりあって刺激ある作品を生み出していました。「姉・もみじ」の死後、古畑は、「妹・かえで」といつものように打ち合わせのような擬似デートのようなコーヒータイムを続けていましたが、「いつも自分の車で移動するのに、この日はタクシーを使うこと」や「いつもグラスに口紅がつくとそれを拭き取る癖があるのに、その日はしなかった」ことなどから、早々と、
「もみじ」と「かえで」は入れ替わり、死んだのは「妹」の方で、生きて妹のふりで仕事を仕切っているのは、「実は姉」であることに気がつきます。
いまひとつ決め手がない中、古畑は「ダンスを誘うこと……」を試みます。「妹・かえで」はダンスが得意で、古畑は誘われたものの、ステップが踏めず悔しい思いをしたことがありましたが、もしいま目の前にいる「かえで」が本物ならば一緒に踊れ、もしいま目の前にいる「かえで」がニセモノであれば、ダンスは崩れてしまう、と考えました。
目の前にいる「かえで」は、ダンスを踊り切ることができませんでした。古畑の推測通り、死んだのは「妹」の方で、妹のふりをしていたのは「姉」でした。
「姉」は自宅にこもって作品を書きながら、いつまでも超えられない「妹の存在」に嫉妬を燃やし、妹が古畑と親しいことを知ると「現役の刑事さんがどの程度注意力があるか試してみよう」と、二人が入れ替わって古畑と会うことを提案。衣装を着替え終わった後に犯行が行われました。
双子の登場で、ストーリーがある程度読めてしまうところがあり、それ以外のところでいかに楽しませてくれるかというところが腕の見せ所なのでしょうが、田村正和と松島菜々子の「ダンスシーン」をトリックの終着にするという意表をつくラストは、見ごたえのある場面となり、テレビドラマ史上に燦然と輝く結末となりそう。(ドラマの視点)
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