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新・科捜研の女 密室の秘密! 消えた殺人アイスマジック

2006-01-08 20:52:56 | 新・科捜研の女

京都府警の科学捜査研究所に勤める、主人公・榊マリコ(沢口靖子)が難事件に立ち向かい、持ち前の「粘り腰」と「科学的見地」で犯罪を浮かびあげていく、というシリーズ。
きびきびした動きで男性捜査官を指揮し、理詰めで物事を処理する、猛烈な仕事ぶりは、女優、沢口靖子の新境地を見る清清しさがあり、ドラマの終了時点では、すべての疑問が解けているので、安心して眠れ、充実感と爽快感が味わえる内容となっています。
もともとは映画女優で、二時間ドラマ以外はあまりテレビシリーズに顔を出さない「沢口靖子」さんですが、この役は、はまり役だとか。

新・科捜研の女 第2シリーズ 第五話 
平成17年8月11日放送 テレビ朝日系
制作/テレビ朝日、東映
「新・科捜研の女」公式ページ

傷害事件で服役し、仮釈放になったばかりの、老練な人気マジシャン(桃山)が、劇場の控え室から転落しました。即死。控え室には内鍵がかかっていたことから、初期捜査では、自殺の可能性が高いと判断されます。
転落があった時間、同じ劇場のステージでは桃山の直弟子である、亜呂真(高橋ひとみ)がショーを演じていたことから、マリコは、師匠と弟子の関係が事件に結びつく予感を覚えます。
桃山は、転落直前に、タバコを吸っていました。自分のタバコではなく、控え室におかれたものを吸っていました。これから自殺しようとする人間が、自分のタバコ以外のものを吸うのか? それに内鍵が。これから自殺しようとする人間がわざわざ内鍵を? 何かある? マリコの血は騒ぎます。
「自殺に決まっている。桃山は悩んでいた」と語る、亜呂真。
かっての師匠、桃山は刑務所を出ても仕事に困り、自分を頼ってきたという。
しかし、亜呂真への疑いは晴れなかった。
「控え室の中から、パンと何かが割れる音がした」「桃山の死体からみかんの匂いが……」そして「桃山と亜呂真の師弟関係」。次々と浮かび上がる物証や状況証拠から、弟子の亜呂真が企てた殺人トリックであることがはっきりするも、その手口がまったくわからない状況。
しかし、桃山が死の直前まで待っていた、煙草入れに、風船の破片が入っていたことで事態は急転。転落時、控え室のすみに置かれた「風船」には、催涙ガスがこめられており、さらにその表面にはオレンジオイルが塗られていたことが浮かび上がりました。(オレンジは一定の時間がくると風船を割る作用がある)マリコは、その時突然割れた風船から出たガスを吸って苦しくなった桃山は、窓にとびつき、そのまま転落したものと推測。また内鍵は、ドライアイスを使って(融けたら、がちゃりと装着される仕組み)、外から仕掛けたものだと見破りました。
亜呂真は、師匠が服役しているあいだにそのネタを自分のものにし、女流マジシャンとしての人気を不動のものに。もう師匠は必要なかった。だから消えて欲しかった。
それが動機でした。
しかし……桃山は違いました。捜査官が拾った情報によると。弟子にネタを奪われ、物乞いのように弟子を頼ったが、恨みはなく、自分のネタが受け継がれるならそれも冥利、と、弟子の成長を喜び、転落があったその日には、とっておきのネタを伝授しようとしていたと。

芸の伝承における、師匠と弟子のすれ違いが悲劇を生む結末となりました。

夏休み用、というわけでもないでしょうが? 「科学トリック」と「マジック」を対比させた珍しい内容となっています。マジックの醍醐味と科学の意外性が、ぶつかりあい、舞台劇のような余韻が残る作品です。(ドラマの視点)



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