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特命! 刑事どん亀 第2話

2006-07-02 21:05:46 | 特命!どん亀
第二回は、誘拐された大使館職員とその娘を救い出すため、「外交官特権で捜査権が及ばない」某国大使館の建物の中へ潜入した捜査チームが、主犯格(大使館の責任者/全権大使)を取り押さえるという捕物劇。

亀田呑/西田敏行 柊順平/沢田一樹 速水真理/黒谷友香 八重樫竜介/的場浩司 秋山琢磨/猪野学 更科秀武/金田明夫 今岡由紀夫/高杉 三枝亜利沙/阪田 野崎伊佐夫/野元学 田所小太郎/渡辺いっけい 藤島みどり/余貴美子 宮内徳次郎/柄本明

「この大使館は、覚せい剤密輸の舞台となっている」ひとりの大使館員が警察にその情報をもたらしました。そのことで大使館員は、勤務先である大使館内に監禁されることに。

捜査権が及ばないその建物に侵入するため、亀田や捜査班の面々は、「水芸の一座」に変装。
見事な手さばきを見せ、全権大使や招待客をうならせるあいだ捜査員が館内をまわって、誘拐された大使館員の親子を助け出します。

難攻不落の「お城」にどのように侵入するのか? ドラマの見所となりましたが、リモコンカメラを搭載したロボットを侵入させ、建物のなかを探るという遊び心のある演出。

「子供を誘拐し、母親に悲しい思いをさせる犯人は許せない」「お前のお袋は泣いている……」など、親分肌で、情にもろい亀田の魅力が初回よりはわかりやすく描かれている模様。しかしながら、この捜査チームの存在自体が空想的なだけに、「悪を討つ……」力強さがどこまで説得力があるのかはわからないところ。この程度のストーリーは、「新人シナリオコンテスト」の一次審査も通らないほど陳腐なもの。視聴者はどんな判断をしたのか。(ドラマの視点)



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特命! 刑事どん亀 初回スペシャル

2006-07-02 21:04:38 | 特命!どん亀
警視総監の直属部隊(「極秘捜査課」)を率いる亀田課長(通称、どんカメ)と亀田の下で働く「一芸を持った個性あふれる刑事」が極秘任務を遂行するドラマ。初回スペシャル(二時間)は、「松下グループ」の提供。

亀田呑/西田敏行 柊順平/沢田一樹 速水真理/黒谷友香 八重樫竜介/的場浩司 秋山琢磨/猪野学 更科秀武/金田明夫 今岡由紀夫/高杉 三枝亜利沙/阪田 野崎伊佐夫/野元学 田所小太郎/渡辺いっけい 藤島みどり/余貴美子 宮内徳次郎/柄本明

冒頭、銃器の取引現場において、単独捜査を行なう女性刑事(真理/黒谷友香)が失敗をおこし、責任をとって辞表を提出するという展開。これは真理を極秘捜査課に引き込むための懐柔策ともとれますが、「新入り女性」を迎えた極秘チームはちょっとしたお祭り気分。

極秘チームの仕事部屋は本庁にはなく……。古びた喫茶店をそれなりに改装し、客のふりをしながら仕事を待つという脱力感みなぎる仕事場。しかしながら私服刑事の面々はかなりはじけているような――。「オタク」(田所/渡辺いっけい)。「自称ナンバーワンホスト」(柊順平/沢田一樹)。「監察医で長唄の師匠」(みどり/余貴美子)。など。

今回は、国賓として訪れる石油産出国の国王が日本に寄贈した「ルビー」が盗まれ、国王の来日の時間までそれを取り戻さなければ国交問題になることから、「ルビーを見つけだせ」という任務が下ります。

国王の来日は三日後。事件の鍵を握るのは、「魔術集団」のリーダーであり、そこの看板「美人三姉妹」に狙いをつけたチームは、お得意の潜入捜査で娘たちがなぜリーダーのいいなりになるのかをつきとめ、粘り抜いたあげく、指輪のありかを見つけ出すことに成功。

さらに事件の背景には、ルビー盗難の責任を担当大臣に押し付けようとした「与党の大物」がいることをあぶりだします。

本庁の中では、群を抜く捜査能力を保持するといわれる「警視庁捜査一課」ですが、このドラマの中では、「極秘チームの捜査のじゃまをしたり、問題を起こしたり……」と、少し間の抜けた刑事として取り上げられているところが刑事ドラマとしては新鮮。

遊び心は旺盛なものの筋書きはあまりにも簡素。どこかで見たようなシーンばかり。ラスト、チームの面々が、犯人や大物政治家を殴りつけるという、感情シーンは、あまり誉められたものではない。

毎回脚本家をかえ、内容に刺激を与えるつもりのようであるが(?)、演出に工夫が見られた「時効警察」や刑事の内面を描いた「喰いタン」などを見慣れたあとだけに、このような腰の引けた刑事モノをみせられるとちょっとがっかりではあるが、ドラマはまだ始まったばかり。目の肥えた視聴者はどのように判断するか。回を追って確かめたい。(ドラマの視点)


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