「待つ」ことは、「信じる」ことだ。そして、「信じる」ことは、「愛する」ことだ。『会いたい』にはいくつかのキーワードがあるのだが、そのひとつが「待つ」ことだ。
15のスヨンの日記の言葉に、こんなものがある。「ジョンウは雨を待ってる。私は初雪を待ってる。一度も何かを待ったことはないし、逃げる方法ばかり考えていた。でも、待つことが好きになった」
スヨンはジョンウに恋をして、「逃げる」のではなく「待つ」ようになった。だが、「待つ」ことはたやすいことではない。数年後、悲しい事件で引き裂かれた2人が再会したとき、スヨンを14年間待ち続けたジョンウに、「待ってもこないなら、見捨てられたのよ」と吐き捨てるスヨン。だが、そんなスヨンにジョンウはこう言うのだ。
「来ないのは見捨てたんじゃない。来る途中だったんだ」
人は、信じたい気持ちがありながらも傷つくのが怖くて、待っても来ないものを諦めてしまいがちだ。例えば、誰かの返事を、あるいは、何かとの出会いを。だが、そこで「待てる」ことが、未来を切り拓く。それが、ハン・ジョンウという男だった。
思えば、ハン・ジョンウというキャラクターは、摩訶不思議な魅力を持っていた。それが、このドラマのもうひとつのキーワードでもある「魔法」だ。15のジョンウは公園でスヨンに初めて会ったとき、こんな風に声を掛けた。
「イ・スヨン! おい、赤い制服!」
それまで、「殺人者の娘」、あるいは「27番」としか呼ばれたことのなかったスヨンを、初めて名前で呼んだ友達、ジョンウ。
「イ・スヨン、人殺しの娘、イ・スヨン。友達になろう」
人は名前を呼ばれて、愛を感じる生き物だ。15才のときも、29才になったときも、ジョンウは「イ・スヨン」と呼び続けた。自分の名前を知っていてくれた喜び、名前を忘れずにいてくれた喜び。ジョンウが呼んだ「イ・スヨン」という言葉は、スヨンの心を開き、恋という名の魔法を掛けたのだ。そういう意味でジョンウは、イソップ童話『北風と太陽』の太陽だった。
心の傷を「ジョイ」という名のコートを着て、固く隠していたスヨン。ハリーが彼女のコートを脱がせようとしても、「ジョイ」であることを強要し続ける限り、北風がそうだったように難しいことだ。
一方、ジョンウは太陽だった。ジョイのコートを脱がせるため、彼女をイ・スヨンと信じ、待ち続けた。そのやり方はいつも、見ているだけで思わず笑みがこぼれてしまうような、明るく温かものだった。
「悪い記憶は消えろ、すわ~っ」という魔法も、誰の目にも見えなくなる魔法のコートも、15才のスヨンの心を温かにする魔法だった。だからこそ、14年もの間、彼女の心にはハン・ジョンウが住み続けたのだ。スヨンがまだ「ジョイ」だと言い張っていた頃、ジョンウが彼女に電話で伝えた言葉がある。
「生きていてくれて、ありがとう。待たせてくれて、ありがとう」
韓国ドラマによく出てくるセリフに、「ごめん、愛してる」というものがある。愛してるのに、愛してるから、相手に申し訳なく思う気持ち。だが、ジョンウは違った。「ありがとう、愛してる」だった。
謝ることはある意味、自己満足でもある。謝ることで気が済むのは謝った当人だけで、謝られた方には何の解決にもなっていない。だからこそ、「ありがとう」なのだ。「ごめん」よりずっと大きな救い、大きな愛を、相手に与える言葉。「ありがとう」は、ジョンウというキャラクターを端的に表した言葉だ。
「待つ」こと、「魔法」「ありがとう」── それらの力で、スヨンだけでなく周囲の人達皆を照らし、包み込むジョンウ。この摩訶不思議な力を持つキャラクターを懐深い演技で魅せ、人の心にするりと入り込んでしまったパク・ユチョンという俳優の柔軟性、太陽のような存在感に、ただただ脱帽する。
『会いたい』は扱っている素材のため、重苦しく感じる人もいるようだが、決してそうではない。「待つ」ことや「信じる」ことが、人の心を救う物語になっている。そして、何度も観ているうちに、「ありがとう」という言葉のような、些細だけれど穏やかで優しいシーン、互いをいたわり合う部分に心掴まれていく(些細なシーンが心に染みるというのは、高度な演技力ゆえだろう)。
だから、このドラマは二度三度と観てみて欲しい。太陽の明るさ、温かさに思わずコートを脱いで、笑顔になってしまうような、そんな魅力に触れられるはずだ。
文:ライター 高橋尚子
「会いたい」放送情報
「会いたい」テレビ東京 2014年3月31日(月) より放送スタート
毎週月曜~金曜日 朝 8:25~9:21放送
「会いたい」Blu-ray&DVD好評発売中
Blu-ray SET1&SET2 / DVD SET1&SET2
Blu-ray 各¥21,000+税 / DVD各¥19,000+税
「もういちど「会いたい」スペシャルメイキング」DVD
Part.1 4月9日(水) / Part.2 5月9日(金)発売 ¥7,500+税
発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
公式サイト:http://kandera.jp/sp/aitai/
「会いたい」LINE@スタート ID:@aitai
元記事配信日時 : 2014年03月05日00時00分記者 : Kstyle編集部
パク・ユチョンとユン・ウネ、2大スターが初共演した2014年度最高のピュア・ラブストーリー「会いたい」が3月31日(月) よりテレビ東京にて放送されることが決定した。
超人気グループ“JYJ”のメンバーでありながら、「屋根部屋のプリンス」などの主演作で俳優としても揺るぎない人気と実績を得たパク・ユチョン。本作では、初恋相手を一途に想い続けるタフでカリスマ溢れる刑事ハン・ジョンウ役で純粋さを表情豊かに熱演。
ヒロイン、イ・スヨン役には「私に嘘をついてみて」「コーヒープリンス1号店」のユン・ウネ。少女時代に負った傷を抱え、別人となってジョンウの前に現れるスヨンの複雑な心情を繊細な演技で体現し、“ラブコメの女王”から“涙の女王”へと見事な変身を遂げた。
「MBC演技大賞」6冠の快挙を成し遂げ、日本でも“見たい韓国ドラマ”1位となり、2014年度最高のピュア・ラブストーリーとして、期待が高まっている「会いたい」は、テレビ東京で3月31日(月) より、毎週月曜~金曜日 朝8:25~9:21放送される。
【放送情報】
「会いたい」テレビ東京 2014年3月31日(月) より放送スタート
毎週月曜~金曜日 朝 8:25~9:21放送
「会いたい」Blu-ray&DVD好評発売中
Blu-ray SET1&SET2 / DVD SET1&SET2
Blu-ray 各¥21,000+税 / DVD各¥19,000+税
「もういちど「会いたい」スペシャルメイキング」DVD
Part.1 4月9日(水) / Part.2 5月9日(金)発売 ¥7,500+税
発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
公式サイト:http://kandera.jp/sp/aitai/
「会いたい」LINE@スタート ID:@aitai
元記事配信日時 : 2014年03月05日00時00分記者 : Kstyle編集部
公演日 | 2014年3月16日(日) |
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公演時間 | 【昼の部】 開場:13:00 開演:14:00 【夜の部】 開場:17:00 開演:18:00 |
出演 | ソン・スンホン パク・ミニョン チン・イハン ※出演者は事情により変更になる可能性があります。 |
場所 | パシフィコ横浜 国立大ホール [ アクセスマップ ] |
チケット代金 | 9,800円(全席指定・税込み) ※別途システム手数料等がかかります。 ※未就学児童の入場は不可となります。 |
主催 | DATV |
制作 | デジタルアドベンチャー |
協力 | 集英社 |
チケット販売 | 【DATV視聴者先行受付】 2/18(火)15:00~2/23(日)23:59まで ※DATV視聴者先行チケットのお申し込みには、DATVの番組間に流れるキーワードが必要となります。 [ DATV視聴者先行 チケットのお申し込みはこちらから ] 受付終了しました 【ソン・スンホン ファンクラブ受付】 2/18(火)15:00~2/23(日)23:59まで ソン・スンホン ジャパンオフィシャルファンクラブ(http://www.songsh.jp/)よりお申し込みください 受付終了しました 【ソン・スンホンモバイル受付】 2/21(金)15:00~2/25(火)23:59まで 受付終了しました 【ローソンチケット先行受付】 2/26(水)12:00~3/3(月)23:59まで [ ローソンチケット先行受付 ] 【一般発売】 3月8日(土)10:00~ <キョードー東京> 0570-550-799 <チケットぴあ> 0570-02-9999 (Pコード:626-140) <ローソンチケット> 0570-084-003 (Lコード:33347) <イープラス> パソコン・ケータイ http://eplus.jp/sys/main.jsp ※0570で始まる番号は、一部携帯電話・PHS・インター ネット電話からのご利用はできません。 |
イベントお問合せ | キョードー東京 0570-550-799 【営業時間】 平日:11:00~18:00 / 土日祝:10:00~18:00 |
大ヒット韓国ドラマ「Dr.JIN」のドラマイベントがDATVの主催で3月16日にパシフィコ横浜にて開催される。
日本でも放送前から非常に大きな話題となっていた韓国ドラマ「Dr.JIN」は、韓国を代表するトップスターソン・スンホンと日本でも熱狂的な人気を誇るJYJのジェジュンが競演した超話題作。日本のベストセラー漫画「JIN-仁-」(原作:村上もとか)を原作とした大ヒットタイムスリップ時代劇だ。
DATVでは、本編放送は終了しているが、多くの視聴者からの熱狂的なご意見とご要望を受け、「Dr.JINスペシャルメイキング」を日本初放送することが決定した。そして今回、番組放送を記念して「Dr.JIN」ドラマイベントの開催が決定した。出演者であるソン・スンホン、パク・ミニョンがドラマの世界へ誘う。
■開催日時
2014年3月16日(日)
昼公演 開場13:00/開演14:00
夜公演 開場17:00/開演18:00
※昼公演と夜公演は一部イベント内容が違います
開催場所:パシフィコ横浜 国立大ホール
料金:9,800円(全席指定・税込み)
出演者:ソン・スンホン、パク・ミニョン
司会:Yumi
主催/制作:DATV/デジタルアドベンチャー
協力:集英社
イベントページ:http://datv.jp/campaign/drjin-event2014/
※イベントページ内で『あなたの心に残る「Dr.JIN」の名シーン、名セリフ』募集中!
元記事配信日時 : 2014年02月18日00時00分記者 : Kstyle編集部
パク・ユチョンとユン・ウネが共演した「会いたい」のスペシャルメイキングDVDである「もういちど「会いたい」スペシャルメイキング」DVD Part.1が4月9日(水)に、Part.2が5月9日(金)に発売されることが決定した。
淡い初恋からはじまる切ないラブロマンスと、幾重にも張り巡らされた謎が観る者を惹きつけて離さない、珠玉の純愛ストーリー「会いたい」のオープニング撮影から、衝撃の“ジョンウ・カラオケシーン”、ユチョンとユ・スンホの未公開共演シーン、キス談義が白熱するキスシーン撮影現場など、このDVDでしか見られない貴重映像とキャストの素顔を盛り込んだメイキングDVDは、ファン必須アイテムとなりそうだ。
■DVD情報
「もういちど「会いたい」スペシャルメイキング」DVD
Part.1 4月9日(水)&Part.2 5月9日(金)発売
各巻共通:アウターケース付き/¥7,500+税/本編200分/2枚組
各巻共通初回限定特典:フォトブックレット(8P)
発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
※「会いたい」Blu-ray&DVD SET1発売中、SET2 3月4日(火)発売
■関連サイト
「会いたい」DVD公式サイト
元記事配信日時 : 2014年02月17日00時00分記者 : Kstyle編集部
アウトドアブランドの「エムリミテッド(M-LIMITED)」が、専属モデルJYJによる2014年春夏シーズンのグラビアを公開し、スタイリッシュで実用的なアウトドアルックを提案した。今回のグラビアは秋冬シーズンに続きエムリミテッドが専属モデルJYJを起用した2回目のグラビアだ。音楽活動はもちろんミュージカル・映画・ドラマと縦横無尽に才能を発揮しているグループであるだけに、グラビア撮影中はずっと明るい雰囲気を作ってアクティブなポーズを演出し好評を得ていたと関係者は伝えた。
エムリミテッドは今シーズン、大胆なカラーとカッティングを前面に出した革新的なデザインはもちろん、ミレー(MILLET)の自主開発素材であるエッジテック(Edge-Tech)シリーズを代表素材に使用、価格競争力まで確保した製品を数多く提供する。その中でも写真作家イ・チャンスがヒマラヤ8000メートル以上の高峰14座に直接登って撮影した雪山のイメージをプリントした「ハイストジャージコンビジャケット」(30万8000ウォン、約3万円)は独特の感性のデザインで目を引く。このほかにも60年ぶりの青馬(チョンマ)の年を迎えて青色の彩度と明るさを多彩におり交ぜた商品の発売を控えている。
昨年5月に立ち上げたエムリミテッドは昨年250億ウォンを売り上げて気持ちの良いスタートを切った。現在、全国のミレー売り場内にショップインショップ形態で入店しているほか30店の単独店舗をオープンしている。2014年には単独店舗を90店に拡大し、500億ウォンの売り上げを目標に韓国内を代表するアーバンアウトドアブランドとしての地位を固める予定だ。
アイドルグループJYJのユチョンとジェジュンがそれぞれ出演した韓国ドラマ「会いたい」と「Dr.JIN」が日本で同じ日に発売され、オリコンで3位と5位、6位にランクインした。
5日、オリコンランキングによると「会いたいDVD SET1」はリリース初日にDVD総合デイリーランキング3位を獲得した。
また、同じ日にリリースされた「Dr.JIN 完全版 メイキング1」と「Dr.JIN 完全版 DVD BOX1」は、同ランキングでそれぞれ5位と6位にランクインした。
ユチョン、ユン・ウネ、ユ・スンホらが出演した「会いたい」は、2012年11月から2013年1月まで韓国のMBCで放送されたドラマで、日本でDVD発売前から予約ランキング1位を記録するなど大きな反響を呼んだ。
「Dr.JIN」は、俳優ソン・スンホン、パク・ミニョン、ジェジュン、イ・ボムス、イ・ソヨンなどが出演したタイムスリップドラマで、日本の原作をリメイクして2012年5月~8月にMBCで放送された。また今月26日からはテレビ東京での放送が予定されている。
また、DVD総合デイリーランキングには「会いたい」「Dr.JIN」のDVDに続き、29日にリリースされたSUPER JUNIORのワールドツアーDVD「SUPER JUNIOR WORLD TOUR SUPER SHOW 5 IN JAPAN」が7位に入った。
元記事配信日時 : 2014年02月05日08時36分記者 : パク・ヒョンミン