kebaneco日記

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メキシコ&キューバ旅行記 最終日8月31日

2015年09月19日 | 旅行記&その他
この日は朝8時の便でハバナを発ってトロントへ、そこから羽田行きに乗り換える、という移動に次ぐ移動の日。しかも、国際線は3時間前には空港に到着することになっている、とホテルの受付のおばさんに言われ、なんと4時半にタクシーを予約した。

それにしても4時半って真っ暗(苦笑)。最初の写真は、5時頃空港に到着した時の出発便の案内ディスプレイ。6時半のフライトをまだ「チェックイン中」とディスプレイしてるってことは、出発1時間前でもいいんじゃないかぁ~と、ちょっと恨めしい。クバーナとアエロガビオタというキューバの航空会社が2社、カナダのエアカナダ、パナマのコパ航空、メキシコのアエロメヒコなどが就航しているようだった。

ガイドブックによると「チェックインの後、ひとり25ペソの空港税の支払いがあるのでボーディングパスを持って支払いカウンターへ」と書いてあった。航空会社のシステムはサクサク動いても、お上が関わることは効率よく処理されないかもしれないから、まあ3時間前は妥当な線かな?なんて納得していた。が、行ってみたら航空会社のチェックインカウンターに誰もいない(苦笑)。仕方ないので空港のインフォメーションデスクに行って情報収集。「そのうち現在使用していないカウンターのどこかでチェックインが始まるから、待ってたら」などと言われた。なので開店作業中の(苦笑)売店を冷やかしつつ待っていた。しばらくすると集まってきたエアカナダにのる予定の乗客が「ここだと言われた」と1番、16番、18番の窓口に行列を作り始めた。情報源によって入手する情報が異なるラテンな美しさ。統制のとれた社会主義は、カストロ議長とともに去ったのかもしれない(苦笑)。

結果的には16番がビジネスクラス、17番と18番がエコノミークラスとWebチェックインした人のためにバゲッジドロップ、となった。我が家は最初16番に並び、途中1番に浮気し、16番に出戻っていたのでほぼ正解。最初から「あたしはここにかけてたのよ」って16番に居座っていたおばさんとは、妙な連帯感が生まれたりして、カオスも楽し、なチェックイン風景となった。

ちなみにあたしたちは今年の5月以降にチケットを購入しているので、チケット代金に空港使用税も含まれていた。そのため支払いのため手元に残しておいた一人当たり25ペソ、合計50ペソ(約6,000円)が余ってしまい、急にお金持ちになった気分になりTシャツを何枚も買ったり、キューバ製のお菓子などを買ったりして余裕で過ごした。

チェックインと出国を済ませ身軽になったら、お腹がすいてきた


Tシャツとお菓子を買って余った小銭で何が買えるんだろうとドキドキしながら、両手に小銭を広げて「コーヒーとサンドイッチ2つずつ買える?」って聞いてみたところ、カウンターのおばちゃんたちがちょいちょいっとさわって計算して「大丈夫よ」。でお金を払って待ってたらもらえるのかと思ったら「あっちでこのチケットを渡してコーヒーを淹れてもらいなさい」といわれ、サンドイッチはこのおばちゃんたちから、コーヒーはちょっと先のカウンターから、バラバラに調達して朝食。

おばちゃ~ん、写真とらせて~って声かけたらこのポーズ、いいわ~


社会主義が無愛想って、嘘だね


よかったね~っておしゃべりしているうちに外が明るくなってきた



いよいよ、本当にキューバとお別れ。この角を曲がったらどういう景色なのだろうってワクワクした旧市街、外国人から見たキューバ人的ポージングでうっかり写真を撮ったらモデル料を請求されそうな人々や、葉巻やタクシーの押し売り(笑)はちょっと鬱陶しかったけど、それももうおしまいと思うと寂しい気持ち。ぎっくり腰の主人が無事再発することなく旅行を終えられ、教えられたことも多く、へ~って感心して考えさせられることがあり、お~とびっくりして思わず買ってしまったお土産があったり、一瞬一瞬が本当に楽しかった。



この旅行記を書き終えるちょっと前に、駐米キューバ利益代表部のトップがキューバ大使として赴任したという記事を目にした。今日19日は、米国とキューバの国交回復の立役者の一人とされる法王がキューバを訪問する。この国が今後どうなっていくのか、いいところを残してあの気のいいおじさんや働き者のおばさんたちが、ニコニコして過ごせる国であってほしいなと願うばかり。憲法改正の適正手続きを無視した政治で国の形が変わってしまいそうな日本も、法律はできたけど使う前に廃止になるべく憲法の範囲内で出来ることはなんでもやって意思表示しなきゃ、と心に誓ったを2015年秋であった。

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