イエス・キリスト、マザー・テレサ、マハトマ・ガンディーの3人がリラックスした雰囲気で、人々のために、貧しい人たちのために自らを捧げたお互いの人生をたたえ合っている。なぜだかそこにふつ~の男性が。「で、君は何をしたんだい?」と聞かれたその男性「バナーをクリックしました」と。
長いバージョンはこちらにあります。
で、君は何をしたんだい?と聞かれて、普通の男性が説明を始める。「ストックホルム郊外に生まれた3人兄弟の真ん中、学校を卒業してオーストラリアでサーフィンやパーティーで数ヶ月すごして、戻ってまだ休職中。ある日ユニセフのバナーを見つけて、子供達を救えると知ってクリックしたらここに」。自己紹介のなかでオーストラリアで人助けをしたと期待した3人を裏切ったものの、最後の一言でみんなを感動させた。ガンディーは「素晴らしい話しじゃないか」、マザー・テレサは「それまでの人生があったからその行動につながったのよ」。「遅咲きなのかな、ボク」と応える男性に、キリストが「遅咲きかもしれないけど、大輪を咲かせるさ」。
ストーリーが終わると、幾ら寄付したらUNICEFが子供達のために何をどれだけ買えるか、という説明が流れる。過酷な思いをしたり、自らの人生を捧げなくても、人を救えるのだという、そして、それは遅すぎることはないのだという素敵なメッセージ。キリストがグラスに注いだお水が、途中で赤ワインに変わる小ネタも潜んでる、ご注目あれ。は、さておき、とっても完成度の高いスウェーデンUNICEF協会のCM。
キリストにインターネットの使い方を教えるお茶目バージョンもある。正しいバナーをクリックしないと、子供の命は救えないんだよって(笑)
ちなみに、年賀状大国日本では、日本人なりの協力の仕方がある。日本UNICEF協会のパートナー企業が書き損じの年賀状・未使用切手をユニセフに寄付する手伝いをしてくれるという(詳細はこちら)。現物がバラバラに届くのは協会にとっても仕分け作業で大変。そこを「代行」してくれるこういうプロジェクトがあることも素晴らしいなと思った。2月7日までの期限つきだけど、今年の書き損じは、ここに送ってみようかな。(あ、期限にまにあわなかったって場合は、こちらへどうぞ)
他の2人は分かるけど、キリストを引っ張り出してくるのが。
イエス様もクリックするんだったら私も、て思いますよね。
いいCMです。
曲がりなりにもクリスマスを祝える自分をありがたいと思い、
そうではなかもしれないひとたちのことを思う、
クリスマスの正しい過ごし方、と、勝手に思ってます。