kebaneco日記

日々の出来事、考えたこと、行った場所、見たもの、なんかを記録してます

音楽にできること

2009年04月15日 | チェロ&アート
先日ネットサーフィンしていてたどり着いたhideoさんのブログの「すべての山に登れ」のエントリー。そこにはextreme celloという3人のチェリストの活動を納めたとっても素敵な動画が紹介されていた。カテドラルの屋根や英国の山の頂上などにチェロを抱えて登り演奏をして、山岳救助活動や脊髄損傷リハビリ活動のための寄付を募っているのだそうだ。

この動画は2008年7月に彼らが行ったFour Peaks Challengeというキャンペーンで、イングランド・ウェールズ・スコットランド・アイルランドの最高峰に登り、山頂でチェロを演奏したときの、スコットランド最高峰Ben Nevis山頂での演奏。演奏が始まってすぐに、山の頂上での「すべての山に登れ(サウンド・オブ・ミュージック挿入曲のひとつ)」だと気付いた周囲の人から、暖かい笑いが漏れるのがいい。
Extreme Cellists on Ben Nevis

優しい気持ちになれた動画だった。こいうのに出会えることが、ネットの凄いところだなぁと思う。

Ben Nevis山の時ではないけれど、楽器を背負って登山するのがいかに大変かはBBCの取材映像から垣間見ることができる。ビデオの中で「(チェロ装備の)重さは2stonesくらい、巨大な石くらいだよ」という会話があり、イギリス独特の度量衡であるstone(=6Kgちょっと)が出てきて、懐かしくて笑った。

ドイツ語の先生・宗教学の先生・統計学者からなり、うち二人はシェフィールド・ウェンズデーFCというサッカーチームのサポ(よって、我が家的にはポイント高いです、へへ)から成るチェリストたち。2003年ごろ「Extreme Ironing」という(凄い場所でアイロン掛けて募金を募ってたのかな?)番組を見て、ビデオの中で喋ってるRees氏は「ボクはあれでも充分大変と思った」んだけど、「あとの二人は簡単じゃんって思っちゃったんだよね」って。で、「もうちょっと音楽っぽいことを」ってことで、こうなっちまったらしい(苦笑)。

ホームページによると、今年は4月26日のシェフィールド・ハーフ・マラソンにチェロを背負って参加し、途中で演奏もしてしまう予定だそう。

ウォークラリー、山登り、教会の屋根登り、ハーフマラソンでの浄財集め。音楽の力って・・・!

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (クラリス)
2009-04-15 10:36:16
ステキですね~。ちょっとウルウルしました。
あの山頂にいた人たち、もっと感動されたでしょうね。

次回はハーフマラソンですか・・。これもハードですね。

ほっこりとした気持ちにさせていただきましたよ~~♪
返信する
そうだったんですね。 (hideo)
2009-04-15 19:04:02
あの動画、その活動の背景とか全然しらないで、「これ面白い!」ってアップしてしまったです(汗)。
音楽の力ってすごいですね。自分も最終的には、がん患者さんのために、チェロを弾いて、少しでも元気づけたい、って思ってますが(←あれ、こんなことばらしちゃっていいのかな)、やっぱり彼らみたいに行動しないと駄目ですね。
返信する
Unknown (keba)
2009-04-15 22:14:14
>クラリスさま

>ほっこりとした気持ちにさせていただきましたよ~~♪
でしょ~~~
わたし、Sound of Music大好きで、映画で使われた場所を巡るために友人とオーストリアを旅したくらいなんです。
そういう意味もあり、チェロだったってこともあり、いろいろなことを考えさせられ、なおかつ「いいな~、こういうの~」ってほんわかして、とにかく感動したんですよね。
返信する
そうだったようです (keba)
2009-04-15 22:25:10
>hideoさま
全然知らないでもアップしたくなる魅力こそ、音楽のパワーですよね~~。
も~。見つけてくださって感謝・感謝です!
思わず彼らのホームページに飛んじゃってました。

hideoさんのブログにTBしたかったのですが、それが叶わず、今日帰ってきたら「パクっちゃいました」ってコメントしようと思ってたんですが、先を越されてしまいました。
ごめんなさい・・・

そうですか、hideoさんはチェロを通じて誰かの役に立てることを考えていらっしゃるんですね。私は自分の今の仕事の延長線上でなにかできることがあるのでは?と思ってるところでした。
そういう共通項まで見つかって、なんだんかうれしいです。
「恩返しorおすそ分け」の方法やタイミングは、その人の置かれた状況や歴史的背景や社会的環境によって異なると思うので、自分の中で準備が整い、受け入れる素地が見つかったときが「タイミング」だと思います。
自分をせきたてることなく、すんなりと「そのとき」が来ればいいですよね。

hideoさんと出会えたことも音楽の力、ですね!
返信する
Unknown (コプク)
2009-04-27 17:29:08
すごく大変なことなのに、楽しんでボランティアしているところが素晴らしいですね。こういう楽隊に遭遇したら寄付弾んじゃうと思います。

タイミングのお話もすごく納得です。

返信する
Unknown (keba)
2009-04-27 22:03:38
>コプクさま
「楽しんで」っていうのがポイントですよね。
三人とも決して楽々山に登ってるわけでもなく、紅一点のチェリストは46歳で体力的にも大変だと思うんだけど。
「自分にもなにかできることがあるはず」って思わせてくれる、不思議な魅力があります。
返信する

コメントを投稿