東京に決定

本当は「真のグローバル社会」を模索する世界にあって、西と東をつなぐ結節点にあるイスタンブールで開催してほしかったのだけど、G20でシリア問題に何も進展をみず、残念な結果に終わってしまった。

せめて、これを機に、東北の復興が進みますように。福島の問題に永田町も霞ヶ関も本腰を入れますように。東京のユニバーサルデザイン化が進みますように。一部の人たち、一部の産業だけが潤う、そういうプロジェクトになりませんように。そして、オリンピックだけじゃなくパラリンピックにも同じように注目が集まり、すべての人にスポーツを、が実現されますように。

人は誰でも人生の途中で身体障害者になる可能性を持っている。絶望の縁にあってもそれでもスポーツをやりたいと思える強さ、彼らにとってのスポーツがどんなに支えになっているかその重要性を、健常者である我々はどんなにがんばっても完全に理解することは出来ないと思う。人生の途中でとてつもない不幸に教われた東北の被災者に、同じことを感じる。

できることは、そういう人たちに心から尊敬の念を持ち、彼らのニーズを理解するようつとめ、必要な手助けをすることだけだ。日本がそういう国であってほしいし、一個人としてもそうありたいとkebaは思うのでありました。人間って幸せになるために生まれてきたんだもんね。こうなったらオリンピック・パラリンピックの準備も東北の復興も原発も、集中的に片付けてしまう以外に、日本に与えられた選択肢はあるまいて。

写真は先日見学した国立競技場の、東京オリンピックのゴールドメダリストの名前が刻まれた壁。