kebaneco日記

日々の出来事、考えたこと、行った場所、見たもの、なんかを記録してます

パトロールのルート

2024年01月15日 | お友達&近所&散歩
日曜日はお天気に誘われて、目白の角栄邸がどうなったか気になる主人と一緒に、久々に近所をパトロール(?)。
 
 
 
目白坂を登る
 
 
ここは今の清瀬付近から江戸に主として農作物を運ぶ清戸道が、目白台地の背を通ってこのあたりから音羽谷の低地へ急傾斜するあたり。この坂の南にあった新長谷寺に三代将軍家光が目白の号を授けたことに由来して、この坂を目白坂と呼ぶらしい。ちなみにうちのあたり音羽の町名は、五代将軍綱吉が護国寺を建立して護国寺領となったあたりを、奥女中の音羽に家作を与えたため町名が音羽になったとか、護国寺を京都の清水寺に模して、門前を音羽町と名付けたとかいわれている。女中の名前って言われるより清水寺に模したっていわれるほうがいいなぁ〜などと言いつつ坂を登る。
 


 
坂を上り切ったあたりに、幸神社
 
 
猿田彦命・稲荷大神を祀る小さな神社。いつも美しい、不思議なことにお賽銭箱がない。この辺りはかつて江戸と西北近郊の村を結ぶ主要道路の一つがあったので、道の神である猿田彦命を祀って道中の安全を願った祠としたとあった。交通安全、ほんと、お願いしたいです。今年も楽しい旅したいもんね。ここからさらに椿山荘の前を通り目白方面に進む。
 
 

 
和敬塾
 
 
旧細川公爵邸の7,000坪の広大な敷地に、前川製作所の創立者の前川喜作氏が、男子大学生が日常の共同生活を通じて知性と徳性を備えた人材を育成するための学生寮として、1955年に設立した。300人くらいの学生が生活している。知人もここで大学時代を送り、自分が通う大学とは異なる大学の学生たちとの共同生活を懐かしんでいた。旧細川公爵邸は外から見たことしかないけど、毎年5月から12月にかけて月に数回程度ガイド付きの見学会形式で一般公開しているとあるので、今年は日程が合えば行ってみたいなと思う。
 
 
さらに歩くと目白台運動公園。あたしが大学生の頃はここにはテニスコートが何面もあるだけだったと記憶している。当時特許庁に勤務していた友人たちとよくテニスをしていた(ってことは公務員施設だったのかな?)ので、野球のグラウンドくらいははあったかもしれないけど、一般市民が自由に入れる広場ではなかった。その後田中家が相続税として物納したスペースが加わり、文京区がフットサルコートやドッグランなどを整備し、いい感じに活用されている。昨日はコーヒーを売るバンが停まっていて、ベンチもたくさんあり芝生の上に座るためのシートの貸し出しもあり、子供たちが元気に走り回るのを親たちが見つめる、老夫婦がコーヒーを飲みつつベンチでおしゃべりする、日曜の昼下がりは静かに賑わっていた。
 
 
政治家としての田中一族にはいろんなことを思う人がいるだろうけど、例えば真紀子氏は近畿財務局勤務で自死された赤木さんの妻を支援していたり、子供達が一人も政治の道に足を踏み入れていなかったり、今の政治家とは違うものを感じる。そういえば岸田首相のことを、下手な手品師のように失敗してお客が席を立とうとしているのに’次はうまくやりますから’って言ってると称したのには笑った、言い得て妙である。
 
 

周囲はまだちょっと焦げ臭い
 
 
ちょっと戻って和敬塾の脇から神田川沿いに降りると、肥後細川庭園。細川家の下屋敷の庭園跡地をそのまま公園にした池泉回遊式庭園。いつもは神田川沿いの入り口から入るけど、今回は坂を下って松聲閣の裏側の入り口から入った。
 
 

 
細川家の学問所だった大正時代の建物
 
 

 
雪吊りが施された松
 

 
 
機能を重視した「りんご吊り」と呼ばれる、目的の枝に縄を直接結びつける雪吊り手法が用いられる雪国と異なり、あたたかい地方では支柱の上の一点から放射状に縄が傘のように広がる、雪吊り自体の美しさを鑑賞する。たしかに、外周に沿って美しく結ぶため竹が多用されていた。近くで見ると重さは大丈夫なのかな思えるほどの、立派な「構造物」だった。肥後細川庭園では、雪吊りの頂上の「わらぼっち」と呼ばれる飾りも省略することなく取り付けてあります、とのこと。雪が降らない土地ならでは、の大名の贅沢なのかも。
 
 
と、庭を散策して神田川沿いを水神社まで歩く。ここは猫がいたんだけど、去年の春に亡くなったと張り紙がしてあった。
 

 
立派な銀杏の木
 
 
胸突坂の看板の前に人が立ち止まっていて看板の写真を撮ることも芭蕉庵に入ることも、また次に来た時にねと回避して神田川を渡った。
 
 

 
反対側から見た芭蕉庵
 
 
背後の木々の秋なのか?っていう色合いに戸惑いつつ、川沿いを歩いて休憩場所(笑)へ。
 


 
 
ここで醸造してる地ビール屋さん、持ち帰りもできるし当然ここでも飲める。4時開店の3分前に到着、覗いたら「すぐ開けますからちょっと待っててくださいね」。カウンターで二人で4種類のビールを飲む。Sサイズはワイングラス程度の大きさなのでいろいろな種類を飲むにはよい。おつまみをいくつか注文して、おしゃべりしながら小一時間過ごした。
 
 
では帰りましょう、と再び神田川を渡り江戸川公園へ。橋を渡るあたりから紅白の花が目に入る。梅の開花時期って2月だと思ってたけど、もう満開。今年は本当に暖かいらしい。


 
桜の人気に隠れちゃう梅の皆さん
 
 
今年は梅の満開時期にここに来られてよかったな、と思いつつ桜並木を歩いて帰宅。約7,600歩、坂を登ったり降りたり平地を歩いたり、のお散歩であった。
 

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タカコ)
2024-01-15 14:59:48
暖かいのかなぁ~
満開の梅にビックリ

知人宅がぼやを出したときも仏壇の線香だったと聞きました。
法事で人も沢山いて、仏間も誰かが居たって油断だったのか?
返信する
線香 (みどり)
2024-01-15 15:50:14
火事になるのですね。
ちょっと意外でした。
ご近所、素敵な地域ですね。
梅がもう咲いてるなんて、びっくりです。
返信する
Unknown (tsubone)
2024-01-15 19:02:57
いいですねー、文京区
文化のカホリを感じるわ〜
ムスコが中学の自由研究で井の頭公園の源泉から海に注ぐまで、自転車で神田川を下るレポートを書きました。
その頃から文京区は局家の憧れの地!
東進したいザマス
返信する
タカコさま (keba)
2024-01-15 21:07:56
これから寒くなるみたいなんですけど
東京の初雪は今年はいつもより遅い先週土曜日でしたし、やっぱり暖かいのかな。

線香って温度がかなり高いらしいですね。
うちも義父母の小さい仏壇があるので、
横置きする線香立て(立てないけど)に買い換えようと思っています。
返信する
みどりさま (keba)
2024-01-15 21:09:30
線香って怖いんだと思いました。
目を離す時には消さないと。
うちは、線香を半分に折って使うので、倒れたり火災になる可能性は低いとはお思うのですが
近所であんな大火事があるとやっぱり怖くて、気をつけようと思います。
梅、早いでしょ、ここは日当たりもいいからかもしれません。
返信する
tsuboneさま (keba)
2024-01-15 21:14:51
井の頭公園から自転車で神田川を下る、すごいですね〜
以前神田川クルーズで、日本橋から日本橋側を後楽園の下まで遡って、
水道橋、お茶の水橋、秋葉原から両国橋まで神田川を、
そこから隅田川にでて永代橋前から日本橋に戻るというルートを楽しんだことがあります。
井の頭公園から永代橋くらいまでいったのかな?
かなりの長さだと思います、頑張りましたね。

東進、ウェルカムざます。
環境のいい地区の邸宅は次の世代に任せて、ご夫婦で気楽なマンション暮らしもいいかも〜。
返信する

コメントを投稿